時透柚貴
ときとうゆうき
CV:伊藤タカユキ
来歴
戒炎滅亡後、空白地帯となった仙台は半グレ組織が乱立。
仙台の老舗極道組織、岡口組が粛清を行っていたが、そんな岡口組長と幹部の吉本の前に突如現れ、組長を殺害、吉本にも右目と腹に重傷を負わせた。
元はエルペタスの殺し屋であった(何故離脱したのかは不明だが、おそらく後述の高齢者に対する差別意識が関係していると思われる)が、高齢者への差別的な思想の下、「ゼウス」という組織を率い、高齢者へのテロ行為を行っていた。
岡口組を狙ったのも、東北を手っ取り早く掌握するのに都合が良かった為だと考えられる。
その後、東京を訪れた吉本が大金と引き換えに、懇意にしていた天羽組組長の天羽桂司や若頭の野田一と会見し直々に時透の暗殺を依頼。
天羽は須永陽咲也・小峠華太・工藤亘清を仙台に派遣する事になった。
しかし、その動きは時透に筒抜けで、小峠らが仙台入りしたその夜、岡口組のアジトに襲撃を掛ける。
猶も吉本と若頭の水鳥を狙い、時透が吉本に放った銃弾を水鳥が庇い、死亡する。
その後、現場に追い付いた須永と交戦。
最初はリードしていたが、須永のカウンターを恐れた直後に右腕を切断され、戦意を喪失。
須永のお膳立てにより、吉本に組長達の仇を討たれる形で強烈な横薙ぎで左腕ごと切られ、絶命した。
人物
元々、高齢者への差別意識があったのか、エルペタスの鍛錬によって、高齢者の殲滅計画を実行に移すという自信が生まれたのか不明だが、敵と見なした者は、自身の暗殺技術を存分に振るい屠る。
高齢者を敵と見なしているが、古い伝統を重視する極道も同様に「老害」と見なしている節がある。
その徹底ぶりは冷酷無比そのものであり、老人ホームを襲撃した上で、無抵抗な車椅子の高齢者を2人同時に殺害していた。
このように、一般市民にも容赦なく仮に警察に捕まればほぼ間違いなく死刑であり思想なども相まって伊集院シリーズに登場した護国蒼天会に近い性質を持つ。
一方、祇園織文や世良蓮二郎など現役のエルペタス幹部に比べると随所で甘さが見られた。岡口組の組長を襲撃した際は自信からか吉本に留めを刺さなかったことで、天羽組の援軍を呼ばれ吉本によって組長達の仇を討たれる形で死ぬ事になった。
また、須永に対しても容赦なく襲い掛かるほど好戦的だが、須永の実力を見誤った事が命を縮める理由にもなった。
五条組若頭の佐久間義景や裏神トップの香坂慎太郎と同じく慇懃無礼が服を着たような男で、敵に対しても「さん付け」で敬語を話し、どこぞの悪の帝王に似ている。