優しくしたつもりなのに...みんな死んでしまった
CV:西村隆主
公式サイトでの解説
裏神の武闘派構成員で香坂の側近。
光を吸収する黒い剣を得物に持つ武闘派構成員。
千葉県の一部の極道組織を1人で壊滅まで追い込んだ。
概要
裏神のトップであり、マッド・カルテルの元日本支部長の香坂慎太郎の側近でもある。
人物
容姿
室屋柊斗の黒ジャケット版のような服装で、黒髪に銀髪メッシュを入れた短髪の男性。
性格
口癖は「優しい」であり、戦略上の理由があるとはいえ敵対組織のトップを殺さずに逃がしてくれるくらいには温情のある性格である。クールな性格でもあるが、「優しい」というモットーも、辰巳自身の理性と冷静沈着さに裏打ちされており、例え激怒しても感情を表に出す事はない。
また、ダヴィッツとの戦闘に敗れた際に助ける代わりに仲間を売れと持ち掛けられるが「香坂さんを死んでも裏切らん」と言って拒否するどころかダヴィッツの顔に血を吹きかけるなど香坂への忠誠心は幹部の中でも一段と高い。
また、香坂への忠誠が優先されはするものの他の幹部や協力者への仲間意識も高いことが窺え、他の幹部よりも救援に向かったり感謝を口にしたりする様子が多くみられる。
人間関係
マッド・カルテル在籍時からの上司。
詳細な理由は不明だが前述のとおり辰巳は彼に対して高い忠誠心を抱いており、ダヴィッツによって瀕死の重体に追い込まれてもなお彼への忠義を貫いた。また、組織内に内通者がいると疑った香坂が、真っ先にその旨を伝えた事から、香坂の方も辰巳にかなりの信頼を持っている事がうかがえる。
- ベロニカ
メキシコで出会ったと思われる辰巳の元交際相手。長髪で赤い服を着た女性で恐らくメスティーソだと思われる。
マッド・カルテルによって元交際相手という関係性がバレてしまったらしく、辰巳の居場所を聞き出すため拷問された末に殺害されてしまう。
ダヴィッツ曰く香水に擬態させた小型爆弾を自宅に保管していたようだが、これを本当に辰巳に送り付けるつもりだったのかは不明(という以前に、この話自体がダヴィッツによる嘘の可能性もある)。
余談だが、この拷問シーンからマッド・カルテルの残忍性を知らしめると同時に、ある女性の死亡フラグではないかとの考察の声も挙がってしまった。(剣豪の元恋人と言う共通点に加え、ビジュアルも肌の色を除けばどことなく彼女に似ている)
能力
光を吸収する真っ黒の小太刀を獲物としており、馬渕春斗と同じく暗い場所での戦闘で真価を発揮する。
そもそもの剣技やスピードも一流である他、小太刀を背中にしまいながらあたかも斬撃を振るったように見せるフェイント技も持つ。
これによりフェイントなのかどうか、相手を疑心暗鬼に陥らせる狙いもあると思われる。
戒炎トップだった我妻京也が「面白い」と評するだけに敵対組織のトップを張る武闘派を一瞬で撃破できるだけの戦闘力を誇り、戒炎との同盟締結前に千葉県北部の極道組織を制圧した張本人でもある。
紹介写真ではシースナイフと思われる近接戦闘用刃物を持っており、サブウェポンで使ってくる可能性がある。
活躍
初登場。マッド・カルテル日本支部トップである香坂慎太郎の護衛役として戒炎との交渉に臨む。
「半グレ風情が・・・」
マッド・カルテル日本支部から戒炎に派遣されたことと、戒炎との同盟締結前に千葉県北部の極道組織を制圧した張本人であることが明かされた。
また、本編終盤では出向後の初仕事として我妻と共に麻薬組織「ビリジアン」の粛正に行き、ボスの海野と対峙する。海野を一瞬で戦闘不能に追い込んだ後、彼にビリジアンの顧客名簿を持ってこさせてシノギを奪い取ることに成功した。
「声を掛けてくれるなんて・・・優しいな、我妻さん」
- 2024年2月3日の動画(久我虎徹)
香坂に従う形でマッド・カルテルから脱退し、裏神に移籍したことが明かされた。
- 2024年3月24日の動画(久我虎徹)
話すシーンはないが、裏神創設メンバーのミーティングに参加していた。
- 2024年4月26日の動画(久我虎徹)
終盤に登場。
香坂に改めてどこまでもついていくことを誓った。
「どこまでもついていきます、香坂さん」
- 2024年5月4日の動画(久我虎徹)
香坂に挑発的なことを質問した鳳崎桔平を牽制した。
「悪いことは言わん・・・動くな」
- 2024年5月10日の動画(久我虎徹)
香坂に久遠町の半グレが鳳崎と深瀬大也によってほぼ制圧されたことを報告した。
その後、残る敵対組織である船山組の粛清を香坂に依頼されてタンタンと共に向かうのであった。
「仕事をくれるなんてお優しい」
- 2024年5月29日の動画(久我虎徹)
香坂にマッド・カルテル本部からダヴィッツが刺客として送られてきたことを報告した。
動画の終盤に再登場。裏神の下部組織である栄峰武の構成員から鳳崎とダヴィッツが戦闘になっているとの報告を受け、深瀬と共に救援に向かった。人数不利を悟ったダヴィッツは即座に撤退した。
「貴様…ダヴィッツかぁああ!」
- 2024年6月21日の動画(久我虎徹)
巡回中に香坂から裏切り者がいる可能性があるため巡回ルートを変更するようにという旨の連絡を受ける。しかし、電話の最中にダヴィッツが現れたため、香坂との通話を切り臨戦態勢に入った。
「俺は優しい…綺麗に死なせてやろう…」
裏神 漆黒の剣士vsマッドカルテル 一匹狼 闇夜の死闘
- 2024年6月24日の動画(久我虎徹)
ダヴィッツに襲撃され、戦闘となる。戦闘前にダヴィッツに元彼女の贈り物だという香水を投げられるが罠だと見抜き空中に打ち返す。その後、ダヴィッツから元彼女が拷問死したと聞き、怒気を放ちながら突進したことで戦闘が始まった。戦闘はダヴィッツの凄まじい速射とナイフを変幻自在に織り交ぜた攻撃で深傷をいくつか喰らい、痛みは精神力で抑えたものの早くも劣勢になる。しかし、漆黒の黒刀を闇に紛れ込ませて振ったと見せかけ背中に隠し、ダヴィッツに起死回生の不意打ちで深傷を負わせる。この斬撃をモロに喰らったダヴィッツは仰向けに倒れ決着が着いた…
かに見えたがこれは自らの血が狂気のトリガーだったダヴィッツを逆に強くさせてしまった。そして、ダヴィッツの投げナイフを弾き飛ばす間に自身の懐に潜り込まれる。無論、迎撃するが完璧に躱される。これを読んでいた辰巳は燕返しを仕掛けるがダヴィッツには読まれており、浅く斬られながらも半足引いていたダヴィッツによりお返しとばかりに二発の凶弾を撃たれ、肩と腹を抉られる。そして、ついに限界が来たことにより地面に倒れ込む。立ち上がれない辰巳はダヴィッツから助ける代わりに仲間を売れと持ち掛けられるが、「香坂さんを死んでも裏切らん」と言ってこれを拒否し血をダヴィッツに噴きかける。そして、ダヴィッツにいよいよ止めを刺されようとするが、その直前に、ダヴィッツの前に京極組の一条康明が現れたことで、間一髪命を繋いだ。
「勝ちを得たと思い込んだな…最高の位置だ…その命脈を断たせてもらう!」
「生かす気などないくせに…殺せ…俺は裏神を…香坂さんを死んでも裏切らん…」
- 2024年7月6日の動画(久我虎徹)
ダヴィッツと一条の戦いが一条の勝利(ダヴィッツは葉巻のブラフで一条の隙をつき撤退した。)で幕を閉じた後、ギリギリ生きていることを見抜いた一条により、情報を得るために闇医者に担ぎ込まれた。
「やさ…しいな…」
- 2024年7月19日の動画(久我虎徹)
一条と久我により闇医者の氷室一真のところへ担ぎ込まれ氷室のオペを受け蘇生。その後、久我と高砂明夫からの尋問を受け、話しても裏神に支障がなさそうなマッド・カルテルからの独立の経緯、これに我妻が深く絡んでいたこと、本国からダヴィッツらが来日した目的などを語った。一通り話した後は黒焉街と花宝町からの撤退と引き換えという交渉を受けた香坂により解放された。
「香坂さん、おんぶなんて優しいな…」
※因みに久我は、裏神独立の背景に我妻の存在があった事を知った時に、「あの野郎・・・死んでも尚イラつかせんのかよ」と死して尚も、京極組を追い込んでいる事に憤っていた。
- 2024年10月2日の動画(久我虎徹→香坂慎太郎→久我虎徹)
この回から戦線復帰。
まだ本調子ではないため香坂の計らいでマッド・カルテル本隊への攻撃作戦には参加しなかったものの、マッド・カルテル傘下の半グレをたやすく撃破できるくらいには回復した模様。
「ならば貴様は見せしめとなる」
- 2024年10月16日の動画(久我虎徹)
ダヴィッツから撤退するという連絡を受けた香坂やタンタンと共に交渉に臨む。タンタンと共に一切気を許すことなく護衛をした後、交渉は何事もなく終了した。
なおこの際、自身の恋人を殺したことに対しては一切言及していなかった。
「ダヴィッツ…1ミリでも動いたら叩き切る」
- 2024年10月28日の動画(久我虎徹)
裏神の会議に参加する。しかし、ここで幹部同士で仲間割れが起き、香坂に対し反町がナイフを抜いたため辰巳も黒刀を抜いて臨戦態勢に入った。衝突直前で、香坂の仲裁により一旦その場は解散したが、別日の会議にも反町や鳳崎、烏丸が現れることはなく裏神を離反した…かに見えたが一連の流れは全て京獅子連合の目を裏神から逸らすために行った香坂の策略であり、1週間後、とあるビルの一室ではバーベキューをする裏神幹部たちの姿があった。これにより、裏神は以前よりも結束力を高めることに成功した。
「反町…お前こそが判断ミスだ。なぜならばここで死ぬのだから」
- 2024年11月1日の動画(久我虎徹)
裏神の会議に参加した。香坂から今後の方針を告げられた後、新たに幹部に昇格した山名龍平を紹介された。
「さすが香坂さん。部下にもお優しい」
関連項目
タンタン - マッド・カルテル時代からの同僚。こちらは拳銃を用いた遠距離戦を得意としている。
馬渕春斗 - 同じく、暗所での戦闘が大得意な剣豪。ただし彼は剣に仕掛けを用意しているのではなく、発達した聴覚を使う。
犬亥鳳太郎 - 獅子王組の剣豪。苗字が方角の辰巳⇔戌亥と対の関係になっているが…?