「助けてくれぇ!ここから出してくれぇ!」
「人間共よ!俺の憎しみの血が染み込んだ呪われたクレヨンを受け取るがいい!」
CV:桑原たけし
登場話: 第28話「呪われたクレヨン」
データ
身長/228cm(巨大化時/53.4m)
体重/259kg(巨大化時/1036t)
概要
岩のような、イボだらけの生物のような姿の、ピクト星出身の宇宙獣士。
かつて故郷が星王バズーに征服されんとした際、仲間を集め、血で描いた絵を現実のものとするというピクト星人の能力を用いてバズーの謀殺を決意。しかし彼を倒すことはできず、そのまま故郷は侵略され、自身は宇宙に浮遊する岩石の中の牢屋に長年投獄された。
自身の血を染み込ませた、愛を憎しみに変える効果を持つ呪いのクレヨンを子供達に配り、ペインウェーブを用いてその絵に不幸を描き加え、その通りの苦痛(炎にまかれる絵なら焼かれたような高熱に苦しむ、といった具合)を与える。
お絵描き好きの少女・リエが愛を込めて描いた、子供達や疾風翔の絵に呪いをかけ、彼等に苦痛を与えた。
活躍
星王バズーに反抗した報いとして獄に閉じ込められていたが、バズーから宇宙獣士になることを条件に解放され、地球侵略に加担させられる。
副官シーマ指揮下で何箱ものクレヨンに血を染み込ませ、シーマが子供達に配って回る。
アトリエのような自身のアジトに置かれた壷から出現し、画用紙に顕現させた絵にペインウェーブで炎や胸に突き立つナイフといった不幸を描き加え、絵に描かれた子供達を苦しめる。その中にはチェンジグリフォン・疾風の絵もあったが、描きかけのため呪いをかけ続けることができず、ギルーク司令官はリエに絵を完成させるようシーマに命ずる。
シーマがリエをさらった後、追って来たチェンジマンに煙幕・ペインスモッグを吐いて逃走。アジトにてリエに疾風の絵を描くよう迫り、見兼ねたシーマはシーバーから放つ光線によってリエを洗脳して絵を描かせる。リエが洗脳に抗って描画をやめて涙を落とす中、ペインの呪いの籠ったクレヨンでさやかが描いた疾風の絵がアジトの画用紙に顕現する。それをチェンジマンの策とも知らずペインウェーブで呪いを掛け、疾風を地面の爆発で攻撃し、崖から落とす。しかし疾風はロープにつかまっていたため無事であり、さやかはペインのエネルギー波を送り返す装置によって彼のアジトを特定した。
4人になったチェンジマンにシーマ、ヒドラー兵と共に挑むも、生きていたチェンジグリフォンが登場。戦闘では岩が連なったような触手でグリフォンを拘束し、電流を流して攻撃。さらに目からの黄色い電撃や、ペインスモッグを展開しての電撃や目を光らせてグリフォンの足下に炎を展開させて攻撃するも、グリフォンマグマギャラクシィに怯み、続け様に放たれたパワーバズーカを喰らって敗北する。
ペインスモッグによるものと思しき技で異空間を展開し、口から岩のような爆弾や触手を吐いてチェンジロボを攻撃するも、最期は電撃剣スーパーサンダーボルトで爆散した。
余談
デザイン担当の出渕裕氏曰く、シルエットを人型から外すべく脚を隠しつつ、悪魔のような顔に髭をつけ、老人にも見える宇宙生物になるようデザインしたとのこと。