出茶
いずちゃ
本作の主人公×ヒロインの組み合わせ。原作で片方からの恋愛感情が描写されている半公式カップリングである。
半公式ではあるが「僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysis」からもほぼ公式カプと言えるだろう。
出久にとってお茶子は中学時代までいじめられっ子だった自分に初めてできた友達であり、初対面の高校入試で救けられたこと、蔑称であった「デク」の意味を好転させたことなどから、特別な存在のうちの一人となっている。
お茶子も入試時に出久に救けられたことをはじめとし、あらゆる場面で見られる出久のヒーロー性を尊敬しており、お互いに好影響を与え合う良い友人関係を築いている。
出久は友達だと言っているが、お茶子は出久を恋愛対象として意識している描写が徐々に顕著になっていく。
主人公とヒロインの宿命でもあるが、二人の関係が良好で会話が安定していることもあり、アニメやドラマCDでのオリジナルシーンやグッズ展開でもセットで出ることが多い。
原作単行本1巻の書き下ろしページでは、麗日お茶子のキャラ設計について「出久と映ることが多くなる予定」と言及されているため、相性が良いのは必然かもしれない。
また、ナレーションは出久が主であるが、出久が不在のときはお茶子が務めることがある(漫画第306話及びアニメ130話、131話)。
出久とお茶子の個性は「接近戦」を主体にする。
出久が黒鞭を習得してからはお茶子もワイヤーを導入してお互い遠距離戦を獲ている他、逆に七代目の個性 浮遊の覚醒後は空中での姿勢制御のコーチもした。どちらもフワフワ浮かぶ個性なので彼女は打ってつけである。
以下、原作本編のネタバレを含みます。閲覧は自己責任でお願いします。
入試
原作1巻。
雄英高校入試当日の朝、会場で緊張から転倒しそうになる出久を通りすがりのお茶子が「転んじゃったら縁起悪いもんね」と助けるところから二人の出会いは始まる。
この時はろくに会話も出来なかった出久だが、今度は実技試験の会場で彼女を発見する。
会場内に出現するロボットを倒してポイントを稼ぐ争奪戦形式の実技試験にて他の受験者に後れを取る出久だったが、試験の妨害ギミックに巻き込まれて転倒したお茶子に気付いた瞬間朝の出来事を思い出し、お茶子を助けるために試験そっちのけで妨害ギミックを破壊した。
その後、個性の反動で死にかけた出久を今度はお茶子が助けたところで試験は終了。
ポイントを稼げなかった出久は試験に落ちたと思い込んでいたが、実はお茶子を助けたことが評価されて見事合格する。更に同様の理由でお茶子も合格していた。
二人は互いが互いを助け合ったおかげで合格が叶ったのである。
(また、お茶子は試験後に雄英へ「助けてくれた人に私のポイントを分けたい」と直談判していたことも発覚する)
"個性"把握テスト〜戦闘訓練
原作1〜2巻。
雄英高校に入学して教室で再会した二人。
出久の幼馴染である勝己が出久のことをデクと呼ぶのを聞いていたお茶子は、出久の名前を「デク」だと思い込みそう呼んでしまう。
出久が「デク」は勝己がバカにして名付けた蔑称であることを説明すると、お茶子は謝りつつもあっけらからんと笑って答える。
でも「デク」って…
"頑張れ!!"って感じで
なんか好きだ私
この発言に大いに感銘を受けた出久は自分から「デクです」と名乗るようになる。
翌日、授業の一環として2対2の屋内対人戦闘訓練を行うことになった出久は、奇しくも因縁の幼馴染・勝己と対峙する。
中学までは言い返すことすらろくにできなかった出久だったが、ついに勝己に反撃して宣戦布告する。
いつまでも"雑魚で出来損ないのデク"じゃないぞ…かっちゃん僕は…
"「頑張れ!!」って感じのデク"だ!!
その後6巻にて、ヒーローとして活動するためのコードネームを考案する際、出久は悩みながらも自身のヒーロー名を「デク」に決めるのであった。
雄英体育祭
原作3〜5巻。
第一種目を1位で通過した出久は多すぎる持ち点を付与されたせいで狙いの的になり、第二種目の騎馬戦ではチームを組んでくれる人がおらず孤立してしまう。
そんな中でお茶子は真っ先に「仲良い人とやった方が良い!」と出久に声を掛け、出久を感涙させた。
その騎馬戦試合では、同チームになった発目の発明品を出久が褒めた際にお茶子が嫉妬のような発言をしている。
最終種目に進出した出久たち。一対一の対人トーナメントでお茶子の初戦の相手は勝己。
出久はお茶子のために対策を教えようとするが、一連の競技の中で出久たちの真剣さを目の当たりにしたお茶子は自分の甘さを恥じ入り、手助けを丁重に断る。
そしてお茶子は勝己との真剣勝負の中、ここぞという大一番で「私もデクくんみたいに」と自分を奮い立たせて奮戦した。
敗北したお茶子は、本当は泣くほど悔しいはずなのにそれを見せず笑って出久を応援する。
見送られた後、お茶子の悔し泣きが聞こえてしまった出久は涙ぐみながら次戦に向かった。
職場体験
原作6〜7巻。
ステインとの交戦によって負傷し、飯田、轟と共に入院していた出久のもとに、心配したお茶子から電話が入る。
通話時は状況報告などの何気ない会話をしていたが、通話終了後に出久は
女子との通話って……、すごい…!
と、一人顔を火照らせていた。
一方お茶子は出久との通話を聞いていたガンヘッドに「コイバナ?」と指摘され赤面しながらも否定していた。
期末テスト
原作7〜8巻。
プロヒーローである教師を相手に二人一組で戦う実技試験にて、お茶子は青山とチームになる。
対戦相手である13号先生に追い詰められたお茶子は、必死に「こういう時デクくんなら」と頭を回すが、その隣で青山が爆弾発言を投下する。
ねえ 「緑谷出久ならーー…」って考えてたろ
君 彼のこと好きなの?
お茶子は図星を突かれたと言わんばかりの勢いで「はあ!?」と赤面し動揺した。
その後のお茶子は、偶然出久と二人きりになった際に上記の発言を思い出し、奇声を上げて逃げ出してしまうなどの異変を見せる。
入学当初は出久の方がお茶子に照れ通しでお茶子はまったく意識する様子も無かったのに、ここにきて逆転するとは誰が予想しただろうか。
林間合宿
原作9巻。
肝試し中に敵に襲撃されたヒーロー科生徒たち。お茶子と梅雨はトガヒミコと遭遇し、一時はお茶子の体術で拘束するも構わず話しかけられる。
好きな人がいますよね
そしてその人みたくなりたいって思ってますよね
お茶子はトガのただならない空気に困惑しつつ、内心では図星を突かれた様子であった。
仮免許取得試験
原作12〜13巻。
コスチューム改良のために発目と絡んでいる出久を見てショックを受けるお茶子。
クラスの女子にここ最近の心のざわつきを吐露するが、芦戸に「恋だ」と指摘された際には赤面しつつも否定していた。
続くヒーロー仮免許取得試験において、試験中不審な行動をとるお茶子のような人物に向かって出久は
「僕の知ってる麗日さんじゃない」と別人の変装であることを看破する。
また、この時(中身は別人だが)お茶子を出久がお姫様抱っこしている絵面を堪能できる。
そして二次試験。他校の女子と絡む出久を見たお茶子は胸がざわついて平静を欠きそうになるも、一生懸命試験に臨む出久を見て心を入れ替える。
私は何をしとるんだ
この気持ちはしまっておこう
デクくんの 目標の為にいっぱいいっぱいで
余裕のない姿をかっこいいと思ったから
あんな風に頑張らなきゃって思うから
しまっておこう
出久への憧れを認めて決意を新たにしたお茶子は自分の心を律し、その後は色恋沙汰で動揺することはほとんどなくなった。
AB対抗戦
原作21〜23巻。
冒頭から発目の名を聞いただけでモヤモヤがぶり返しそうになり自分を殴るお茶子。しまっておこうは継続中の模様。
4〜5人でのチームを組んでクラス対抗の戦闘訓練を行うことになった出久たち。同チームになった出久とお茶子たちは出久を囮役にして据えた作戦を取るが、試合中に出久から未知の"個性"が溢れ出して暴走してしまう。
工夫により新技を編み出すことが多かった出久の戦闘スタイルを見慣れていたクラスメイトたちは異常事態に気付くのが遅れる中、お茶子だけは遠目に見た出久の異変を察知して駆け付け、身体を張って出久を押さえ込んだ。
ヒーローが辛い時
誰がヒーローを守ってあげられるだろう
誰かを救けるためにいつも必死な出久を見ていたからこそ、ヒーローとしてのお茶子が辿り着いた境地である。
尚、暴走を止めるためとはいえお茶子が出久に抱きついたことを講評にて突っ込まれた際には二人して赤面していた。
クリスマス会〜年始
原作25〜26巻。
1年A組のクリスマス会、クラスメイト全員で持ち寄ったプレゼント交換にて出久とお茶子がお互いのプレゼントを引き当てるという奇跡を起こす。
出久には切りモチ、お茶子にはオールマイト型の根付が渡ることとなったのだが…
年が明け、コスチュームを新調したお茶子の腰パーツのポケットには例の根付がしまってあることが発覚し、これを見つけた芦戸からはすっかり冷やかされていた。
黒いヒーロー
原作31巻〜33巻。
死柄木弔達『超常解放戦線』との全面戦争の果てに、崩壊したヒーロー社会。ヒーロー養成校の敷地が避難所として解放される中、OFA所持者として狙われ続ける出久だけは雄英の皆や家族を巻き込まない為に、雄英を離れることを決断する。一人一人の部屋のドアに出久から手紙が置かれ、お茶子はおでこに手紙を宛てて…
ばかやろう
A組と共に出久を取り戻し、避難所になった雄英に戻る。そこには避難民が死柄木が狙っている出久に対し雄英に入るなと罵声する。お茶子は後ろを向き静かに立ち去ろうとする出久の手を掴む。
大丈夫
飯田くんたちが紡いだ
爆豪くんが紡いだ
私たちはもう君を離さない 離されない
ヒーローが辛い時
誰がヒーローを守ってあげられるだろう
騒動後、出久は夢の中でオール・フォー・ワンの「次は…君だ」と夢に魘され目が覚め黒鞭を向けられるお茶子は「デクくん、おはよう」と迎える。
アニメオリジナル等でも細かい会話が増えることが多い二人だが、派生作品での絡みも多い。
以下、各作品のネタバレを含みます。
雄英白書
公式ノベライズ。
1巻では出久が初々しくお茶子に照れる様子や、お茶子が出久と初めて会ったときのことを思い返す描写などがある。
2巻では林間合宿の夜の女子会で恋バナを振られたお茶子が慌てふためく姿や、出久の話題になった時に周囲の反応に困惑したり一喜一憂する姿がお目にかかれる。
劇場版1・2人の英雄
I・エクスポの会場内にて、お茶子、八百万、耳郎が見知らぬ女性と楽しそうに会話する出久(※実際のところは、テンションの上がったヒーローオタク達による会話だった)を見かけ、冷ややかな笑顔のお茶子が「楽しそうやね。」と声をかける場面も描かれていた(なお、その見知らぬ女性に対しては、すぐに誤解が解けて仲良くなっている)。
劇場版2・HEROES:RISING
作中後半、活真の個性を狙って襲撃に来る敵・ナインと、それを阻止すべく応戦する1年A組生徒たち。
敵の圧倒的な強さの前に仲間は次々に倒れていき、残された出久と勝己も孤軍奮闘しつつ押され気味になっていた頃、既に倒されたはずの瀬呂とお茶子が残された力を振り絞り、少しでも敵の足止めをしようと再度駆け付ける。
しかし蹴りを喰らわそうとした瀬呂は爪弾で撃ち倒され、個性で浮かそうと背後から飛び出したお茶子は使い魔に噛み付かれて空中に放り投げられてしまう。
そして目の前で仲間を倒された主人公たちは更なる闘争心を燃やすのだった。
…という熱いシーンなのだが、空中に放り出されたお茶子が落下しそうになったすんでのところで、出久がお茶子をお姫様抱っこでキャッチ。
心配そうに声を掛ける出久の腕の中で、お茶子は悔しそうに気を失う。その様子を見た出久はそっとお茶子を地面に横たわらせた後、敵に振り返って激昂を露わに「よくも!」と咆哮する。
コメント
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すべて見る- 出茶の夫婦生活with OFA
結婚式前②
いやあ、もうマジで大変やった。 女子のノリがこれであってるのかな、とかお茶子ちゃんこんな事言うっけ、とか色々考えながらやってたら遅くなっちゃったよ!すみませんね!鋭意制作中ですので! ちなみに次回も結婚式本番じゃ無いです! ごめんなさい!ホント待ってください!9,000文字pixiv小説作品 - とある英雄学園譚
とある英雄学園譚〜アウトレイジ・ブレイク〜No.23
※タグを見てお分かりかと思いますが、CP要素が入っております。苦手な方は即閲覧中止を推奨します。 こちらはとあるシリーズ、僕のヒーローアカデミアを主体としたクロスオーバーです。この手の二次創作、オリジナル要素、独自解釈が苦手な方は即閲覧中止を推奨します。(例:麗日お茶子が星空好きなのは公式通りですが、その理由については私のオリジナルです) なんか私が書くデクくんってやっぱ異常者っぽいし、私が書くお茶子ちゃんってヤベぇ感がパナいのは気のせいかしら(スットボケー)? そんなこんなで文化祭編ラストです。やっぱ文化祭って羽目を外すのが醍醐味な感じしません? 私はします。学生ならもっとハッチャケてそんで色恋の一つもあった方がいいかなぁというアホ全開な話になっております。ご容赦ください。 そして次回、この二次小説もひとまずの最終回でごさいます。ずっと前から予告してはいましたが、本当に唐突な終了に申し訳なく思っております。 これから僕アカはもっとプルスウルトラしていくでしょうし、とあるシリーズもどんどん盛り上がっていくでしょうから、これからも一ファンとして両作品を応援していこうと思います。とあセラアニメもまもなく始まりますし、レールガン3期も来るし、僕アカなんて4期ですよ4期。もう幸せすぎて笑うしかありませんw というわけでアニメを楽しみに待ちながら新約の最新刊も楽しみに待つという待機生活を余儀なくされている今日この頃です。 では、どうぞ。 ーーーー ーーーー とあるIFも始まりましたね。やってますよ勿論。 とりま魔法少女化した☆さん実装の予行練習の為に、マイキャラに通常☆さんしてます(狂乱)30,000文字pixiv小説作品 - 私達の青春アルバム 本棚
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一緒に踊ろう よろしければどうぞ。 いつも拙作をお読みいただき、ありがとうございます。いただける反応が毎回とても励みになっております。 今回は世界で最も有名な某眼鏡の魔法使いの映画から、特にお気に入りなシーンを上耳にアレンジしてみました。そのため、某映画とは異なる展開になっています。該当箇所につきましては、「あーここか」とピンときていただけると嬉しいです。16,272文字pixiv小説作品オオカミは誰?
※キャプション必読です! アマイです。 人狼ゲームの亜種の、ワードウルフというアナログゲームを題材にした、轟百、上耳、出茶要素含む、ワチャワチャ会話文となっております。轟百、出茶、かっちゃん、耳郎ちゃんの6人でゲームしてるのに、なぜか上耳です。 本格的な人狼は数回しかしたことがないんですが、ワンナイト人狼とかワードウルフとか、手軽に遊べる人狼系ゲームが好きです。とても面白いので、興味があればぜひ「ワードウルフ」で検索してみてください! プロポーズの日に合わせたわけじゃないんですが、たまたまプロポーズ話も含みます…実は、プロポーズ書いたの初なんですが…これが初でいいのか… 表紙は簡単表紙メーカーさんで作成させていただきました!しかし、本人のセンス…センスが…泣 以下、注意書きです!一つでもダメなものがあったら、回れ右でお願いします。 ※ワードウルフ好きなんですが、書いてる人は激弱なため、戦略的に頭悪そうに見えたらすみません… ※轟くんのIQめっちゃ低そうなので、カッコいい轟さんしか受け付けない方はどうか見ないでください。 ※ここを読んでる時点で大丈夫だとは思いますが、ワードウルフは好きだけど、hrakのNL二次創作が受け付けられない方はどうか見ないでください。9,446文字pixiv小説作品貴方がいてくれたから
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