概要
『僕のヒーローアカデミア』の非公式男女CPの一つ。切島鋭児郎と芦戸三奈のカップリングである。
両者の関係
同じ結田付(むすたふ)中学校出身で、雄英高校ではクラスメートとなった2人の組み合わせ。
お互いにクラス内の賑やかし担当としてよく一緒に盛り上がっている。また、二人共実技の成績に反し勉学の方はあまりよろしくなく、一学期の期末試験では四苦八苦していた。そして筆記は何とか乗り越えたものの、実技試験では仲良く赤点を取ってしまい、合宿先で補習をやる羽目になった。
CPとしてはそれなりに前から存在していたが、同中出身の割には(2人にスポットライトを当てたエピソードが少ないこともあるが)この2人が絡んでいるシーンはそれほど多くなかった。
以下、16巻ネタバレ
(同中設定はデータ資料集で先に明かされていたこともあって)中学時代は面識が無かったのでは、とも言われていた2人だったが、切島の回想にて過去にエピソードがあったことが判明。
中学校では2人は別のクラスであったが、明るく人当たりのいい性格、優れた運動神経、派手な個性を兼ね備えた芦戸三奈は学内でも目立つ存在だった。
そんな芦戸に対し、自身の個性や臆病さにコンプレックスを抱いていた切島鋭児郎は複雑な感情を抱いていた。
さらに町中でヴィラン?と遭遇してしまった際、とっさに動けなかった切島は友人を守るため飛び出した芦戸の姿を見てその差を痛感し、一度は雄英進学という希望を諦めかける。
だが、憧れのヒーローの言葉で切島は決意を新たにし、上述の事件の際に「ビビって動けなかった」事を芦戸の友人に謝罪。
なお、この時に芦戸も切島を見ており、また後述の約束を交わす際に「あの時のこと 辛かったんだねェ」と発言していることから、芦戸も切島のことを気にかけていたようである。
そして2人とも努力の末に雄英高校に合格し、切島は過去の自分と決別するために髪型を変える。
そんな切島を見た芦戸は驚きながらも、「いつか切島が(過去の自分を)ちゃんと乗り越えられたとき」まで彼の高校デビューを秘密にすることを約束していた。
つまり彼らは「二人だけの秘密の約束」を抱えているのである。
これは特に切島にとって、心に深く刻み込まれた出来事となっている。
また、インターン先での死穢八斎會の事件から帰還した切島に対し、芦戸は「大丈夫?」と他の面々とは少し異なる表情で声をかけている。それに対する切島の「まだまだだわ」という言葉の意味を理解しているあたり、両者は現在も例の約束を覚えているようだ。
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