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『どんだけ恐くても、自分は大丈夫だっつって笑うんだ。世の中笑ってるやつが一番強いからな!』

『俊典。限界だーって感じたら思い出せ。何の為に拳を握るのか。』

『原点・・・オリジンってやつさ。そいつがお前を限界の少し先まで連れてってくれる!』


プロフィール編集

全てを投げ打ち巨悪に挑んだ ワン・フォー・オール7代目継承者!!

ピンチの時でも笑顔を絶やさぬオールマイトの師

―――僕のヒーローアカデミア 公式キャラクターブック2 Ultra Analysisより

名前志村菜奈(しむら なな)
個性浮遊
受け継いだ個性ワン・フォー・オール
性格明るく笑顔を絶やさない
CV園崎未恵

概要編集

オールマイトの先代である七代目『ワン・フォー・オール』継承者。

オールマイトの師匠でありグラントリノの盟友。

既に故人であり、オールマイトが18歳の頃にオール・フォー・ワンとの戦いに敗れ、AFOに殺害されている。

作中で彼女の事を知っている人は少ないように描写され、彼女の活躍自体は本編に置いて描かれたことが殆ど無いが、物語においてその存在は大きなもので、AFO、オールマイト、そして彼女の孫といった作中の重要人物の行動やその理念に大きな影響を与えており、いわば『歴史を陰で動かした女傑』と言える。


人物編集

聡明な性格をした女性で、笑顔が絶えない人物であった。

オールマイトからは『お師匠』と呼ばれるほど非常に敬愛されており、彼が緑谷に与えた言葉の中には、オールマイトが彼女から言われた言葉がいくつかある。逆にオールマイトに対しては、本名の『俊典』、グラントリノに対しても、『空彦』と彼らを下の名前で呼ぶなど人間性、社交性にも優れていた。

またオールマイトは家庭訪問で緑谷の家に訪れた際、彼の母の母性的な強さから菜奈を連想していた。


実は既婚者であるが、彼女の夫は何者かに殺害されており、一人息子の弧太朗をヒーローの世界から遠ざけるため里子へと出した上で、オールマイトやグラントリノには「私にもしもの事があっても、あの子には関わらないでほしい」と釘を刺していた。

だが、結果的に彼女のこの思いと行動は、最悪の形で裏目に出てしまう事となる

そして紆余曲折の末に、彼女が予想していなかった形で外れ、自分の孫にあたる人物がAFOに取り込まれ、ヴィランの中心を担う後継者として育てられてしまった。


本誌での初登場時は笑顔以外の顔をハッキリと映していなかったが、アニメでは最初から明確に顔を映している。

映画版第1作の特典コミックでは彼女の最期の戦いについて描かれている。


『弧太朗大好き。これからどうか笑って暮らせるように幸せに。お母さんはずっとお空から弧太朗のこと見守っているからね。』




個性編集

本来の個性編集

本来の個性は『浮遊』。

空中に浮遊できる。しかし緑谷曰く浮遊のみではスムーズな移動は難しいらしい。

上記の息子への「お空から見守っている」発言はこの個性の伏線だった思われる。

また、グラントリノとの付き合いも同じ飛行系の個性を持っていたことがきっかけだと思われる。


受け継いだ個性編集

受け継いだ個性は『ワン・フォー・オール』。


余談編集

名前の由来が個性に関わるキャラが多いヒロアカで、彼女名前のどこに個性の由来が来るのかと言うと、『』である。別の読み方だと『からなし』と読みになり、漢字を変えて『空なし』か?


関連イラスト編集

志村菜奈20170120_らくがき

ofa師弟nana shimura


関連タグ編集

僕のヒーローアカデミア OFA組 悲劇のヒロイン

ワン・フォー・オール オールマイト グラントリノ 緑谷出久

オール・フォー・ワン 死柄木弔 志村弧太朗

エンデヴァー:こちらも自らの良かれと思った行為が元で家族の中に蒼炎の怪物を出してしまった、所謂ヒーロー社会が生んだ作中世界の闇繋がり。






















ネタバレ注意















「死して再び会うとはな、オール・フォー・ワン」

「私たちが何とかする」


超常解放戦線との全面戦争のさなか、出久は弔によるオール・フォー・ワン:個性奪取を受けて絶体絶命に陥る。

しかし、ワン・フォー・オールを守るべく、意識体として出久と弔の前に顕現。

流石の弔も今まで分からなかった祖母の登場に戸惑うも、最早憎しみの対象でしかなってなく、出久と共に意識を飲み込まれそうになる。


しかし、初代ワン・フォー・オールと共にオール・フォー・ワンの意識を跳ね除け、出久に一体化。今回もワン・フォーオールを守り切る事に成功したのだった。












戦いの後、重傷を負い、昏睡状態の出久の意識の中に与一をはじめとした歴代継承者と共に再びその姿を現す。

四代目継承者である四ノ森避影の事例を主軸にオールマイトが調査したことで、OFAの継承を推奨とされる器は元来、無個性であることが発覚し、個性所持者がOFAを継承すると体の個性に対する容量がオーバーし確実に寿命を削る、そのため四ノ森は40歳という若さでありながら、老衰ということでこの世を去っていたのだ。そして、現在、OFAは個性所持者が持つには力が大きくなりすぎたこと、現在では無個性が絶滅危惧種な存在から、出久が最後の継承者になるかもしれないことを告げられる。その話がひと段落着いた時、七代目継承者である菜奈が閉じていた口をそっと開く。


「そこが本題だ。出久くん 君、死柄木弔を殺せるか?」


と問う。今一度、自身が犯してしまった失敗を話し、遺した負債を16歳の子供に託すことは、彼女自身もみっともない事をしている自覚はあったが、出久はこれまで戦ってきたヴィランとの戦いを通して、「出自がどうであれ、ワン・フォー・オールは殺すための力ではなく、誰かを助けるための力。それを僕はオールマイトから教わりました」という思いの丈を歴代継承者の前でぶつける。そして、出久は


「僕は、あの子を救けたい!」


9代目継承者である出久の覚悟に、初代OFA与一は「だから、君についてゆくんだ」と改めて出久のサポートを承諾。続けて、菜奈から「試すようなことをして、ごめんな。安心してくれ、グラントリノは生きてる。目が覚めたら、よろしく伝えてくれ」と謝罪、グラントリノの安否確認を伝えた。


(空彦、私達は選択を誤った。だが、私達はに恵まれた)


と、グラントリノとのかつてのやり取りを偲びながら、涙していた。

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