『注意すべきは異能じゃあない』
『授かったものを何の為に行使するのか 誰の為に行使するのか その強い"意志"に力は宿るのだ』
『だから 人はそれを "個性"と呼ぶのだろう』
プロフィール
本名 | 不明 |
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個性 | 変速 |
受け継いだ個性 | ワン・フォー・オール |
CV | 小野大輔 |
概要
二代目『ワン・フォー・オール』継承者。故人。
オレンジレッドの髪に、顔に斜め傷のある青年。両腕にガントレットのような物を装着している。オール・フォー・ワン対抗勢力の組織の仲間(後のOFA三代目継承者)からは『リーダー』と呼ばれていた。
纏うオーラやOFAの光は青色。
人物
過去
AFOの肉体的全盛期で支配が進んでいた最も苛烈な時代に、未来を危惧してAFOに対抗する組織を立ち上げ、リーダーとなり三代目と共に戦っていた。AFOを討つために多くの仲間たちを失ってきたことから、戦いの果てにあるのは勝つか負けるか(生きるか死ぬか)だけという考えに至った。
AFOに幽閉されていた与一を三代目と共に見つけた際には、与一がAFOの弟と知りながら手を差し伸べ救助した。この時点では顔の傷は無かった。
現代
蛇腔市での戦いの後、出久が精神世界で告げた「死柄木を救いたい」という想いに歴代継承者たちが協力的な姿勢を見せる中、出久を拒むかのように三代目と共に背を向けていた。
与一にOFAの力を全開放するための協力を求められ口を開くも、出久の考えを「イカレた幻想」と一蹴し、かつてAFOとの戦いで犠牲となった多くの仲間たちの命や、自分たち歴代継承者が積み重ねて来た歩みを出久に委ねるのかと終始懐疑的であった。
しかし、与一にそれならば何故宿敵の弟と知りながら自身を助け出したのかと問いかけられ、続けて「君が手を差しのべてくれたからOFAは始まったんだよ」との説得も受け、最終的には三代目と共に出久に協力することを決めた。
AFOから狙いが自分だと聞かされた出久が周りの制止を振り切って孤立し、いつにも増して自分を顧みず無理な行動を繰り返す様を他の継承者達が案じる中で、出久の行動を唯一「正しい」とし、OFA保持者であるからこそ今の状況で立ち止まることは許されないと言いつつも、今の出久を補完できるものを示唆した。
個性
本来の個性は『変速』。
触れたモノの速度を慣性に関係なく変えることができる。
生前は拳程度の大きさにしか作用出来ず、AFOからは「ちんけな個性」「足掻きと呼ぶことすら烏滸がましい」と酷評されていた。
超常解放戦線との第二次決戦で、奥渡島から死柄木のいる「天空の棺」に向かっていた出久に二代目が語り掛けた内容によると、『変速』はOFAの強化と共に成長した結果極めて特異な力へと変貌しており、かつての使い方ではもう扱いきれない、二代目が使っていた頃とはワケが違うとのことで、移動中の使用も諫めていた。(実際、一番長くOFAの中で蓄えられていた個性であることから、その個性の変化は随一である)
強化された『変速』は細胞一つ一つにまで作用するに至り、力の結晶であるOFAとの組み合わせは世の理を歪ませるほどの力を発揮する。
ただし使うと反動があり、5分経つと細胞を休ませなければ酸素を取り込めなくなり、体もしばらく動かなくなってしまう。そのため、おそらく個性の制御方法が動作無しから腕をシフトレバーのように動かすことに変わったのだろうか。
受け継いだ個性
受け継いだ個性は『ワン・フォー・オール』。
与一と共に撤退している最中、AFOによって彼がバラバラにされた際顔に血を浴びており、その時目や口に入った事で偶発的に譲渡された模様。
譲渡直後に体の異変を感じ、ブルースによる血液検査によってOFAの存在を検知。その後彼と検証を重ね、譲渡条件を解明しつつブルースへ個性を渡した。
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※ネタバレ注意!!
長らく不明だった二代目の本名が、苗字のみだがオール・フォー・ワンの口から明かされた。
「おまえのせいだ 駆藤!!」
「ボケが来たかよ!!
俺ァ爆豪のかっちゃんだ
バァアカ!!」
死の淵から復活し、個性の副作用で更に成長した爆豪との戦いにおいて、AFOは彼へ自身から実弟を奪った駆藤と同じような憎しみと畏怖の念を抱き、AFO自身の過去の記憶が呼び起されたためだった。
爆豪と駆藤は顔が似ているが、生前の駆藤の血縁者や近しい者達は全てAFOによって絶やされてしまっている。よって、爆豪との関係はただの他人の空似に過ぎない。
ちなみに、OFA継承者には継承者に応じた数字が入っているが、駆藤という苗字に2という数字は一見見当たらないが、藤を「ふじ」と読むことが出来るためと思われる。
または志村菜奈のように下の名前が2に関連するパターンの可能性も。