「貴様達がチェンジマンである限り、その考えと技は俺の頭脳で全て分析してあるんだ!」
「またヒドラー兵か!ヒドラー兵なんか相手にせん!」
登場話:第37話「消えたドラゴン!」
データ
身長/227cm (巨大化時/53.1m)
体重/301kg (巨大化時/1204t)
概要
巨大な頭脳と菱形に窪んだ眼窩をもつ宇宙獣士。口癖は「バルル~」。
巨大頭脳で相手の攻撃パターンを分析することで、攻撃を一切寄せつけずに敵を倒す強敵である。
眼から黄色の破壊光線を放ち、瞬間移動や空間歪曲といった多彩な特殊能力を駆使して敵を追い詰め、情報を分析する際は両目を光らせ、頭部の電極のようなパーツから火花と煙を放ち、胸部のパーツが発光する。
活躍
女王アハメスの投影した映像を見てチェンジマンの戦闘パターンを分析した上で地球へ出撃。副官ブーバやヒドラー兵と共に地球守備隊基地を襲撃してチェンジマンをおびき寄せ、まずチェンジペガサスの攻撃を瞬間移動でかわし、背後から破壊光線を放ってダメージを与える。次いでチェンジグリフォンのグリフォンアタックを空間歪曲で無効化し、チェンジドラゴンのドラゴンアタックも難なく回避、反撃する。撤退しようとするチェンジマンはアハメスの杖からの光線を受けて負傷、さらに仲間を退避させたドラゴンが光線を受けて爆発と共に姿を消した。
ゴズマードに帰還し、アハメスが星王バズーにドラゴン撃破を報告した後、再度地球に出撃して地上を蹂躙する。ヒドラー兵を倒す剣以外の4人を迎撃し、空間歪曲、瞬間移動、目からの破壊光線で彼等を圧倒する。しかしそこに白い仮面をつけた謎の黒マントの男が出現、それを光線で始末するも、幾度となく倒しても次々現れるそれは変装させられたヒドラー兵。またも黒マントが出現するが、ヒドラー兵につき合っていられないとこれを無視。しかしそれは変装した剣であり、彼が投げつけたヒドラー兵の剣が頭部に当たり、自慢の頭脳を負傷。記憶喪失に陥ると同時に自分が何者かすら分からなくるほど錯乱し、戦闘でも敵味方構わずでたらめに光線を放つ始末。もはやチェンジマンの敵ではなく、そのままパワーバズーカの前に散る。
眼からの光線でチェンジロボを攻撃するも、最期は電撃剣スーパーサンダーボルトによって爆散した。
余談
デザイン担当の出渕裕氏曰く、『ウルトラマン』シリーズでおなじみ成田亨氏と池谷仙克氏がデザインした宇宙人のオマージュ、集合体的なイメージでデザインしたとのこと。
また、デザイン画には「ズレーン」という名前が書かれている。英語で「脳」を意味する「brain」に由来か。
またこの話が放送された1985年10月12日は『ゲゲゲの鬼太郎』(第3期)の第1話が放送された日でもある。