「やっぱり男は嫌いだ~…」
概要
Quest6「牛、焦がれる!!」に登場した邪気がウェディングドレスに宿り、身体を作り出したことで誕生したオルグ魔人。
紫色のウェディングドレス(を着せられたマネキン)を思わせる姿をしており、ドレスの首から上に当たる部分には黒い3本の角が生え、ドレスの胸部には爛々と光る黄色い目と牙を覗かせる口があるが、口の部分には口紅が塗られていて気色悪い印象を受ける。
モチーフや外見に反して口調や人格は完全に男性のそれである。
リボンとトーチが合体した様な形状の武器で武装しており、これで女性の生命エネルギーを吸い取り、それによりマネキン人形のようなフィギュアに変える能力を持つ。この武器は生命エネルギーを吸い取る他、戦闘では「誓いの蝋燭攻撃」なる技を繰り出すことも可能な他、「ウェディングビーム」という光線技も併せ持つ。
劇中では女性を次々とフィギュアに変えてはアジトに持ち帰り、コレクションしていたが、何を隠そうこれこそが彼の趣味なのだ。
こうした能力や嗜好から分かる通り、まさしく女の敵を地で行くオルグだが、上記の台詞から男は嫌いな模様。
活躍
自信を失い、若さを求める着付け係の女性である島田佐織を利用し、女性を次々と結婚式場「大安宴」のある部屋に攫っては人形に変えて行く。そして島田が協力の見返りに若さを要求するなり彼女を赤ん坊に変えてしまった。だが、そこへ彼女に恋する草太郎が囮として女装、潜入を果たしていた。そして、草太郎の乱入もあって、場外へ追い出される。
そのままガオレンジャーとの戦闘に突入すると、「誓いの蝋燭攻撃」で5人を攻撃するも、ブラックに噴水の水でトーチの火を消されると何も出来ずに圧倒され、破邪百獣剣を受けて上記の台詞と共に倒される。それと同時に武器もブラックに回収された。
巨大戦ではガオキングをウェディングビームで攻撃するもダブルバイソンキックを叩き込まれ、怯んだところに止めのガオキングソード&シールドの豪力両断・イビルクラッシャーを喰らって爆散した。
ウェディングドレスオルグの死後、島田を含む女性達はブラックの活躍で元に戻った。
『VSスーパー戦隊』でははぐれハイネス・ラクシャーサが作り出した幻影世界の怪人として登場。
再生オルグ軍団から逃げ果せた獅子走ことガオレッドを発見すると戦いに突入。
攻撃方法は前回と全く同じであり、一度はガオレッドを苦戦させるが、ブラックの戦法を真似された事でトーチの火を消され、ガオメインバスターで帆船オルグ、携帯電話オルグ共々倒された。
余談
モチーフはそのままウェディングドレス。
なお、「誓いの蝋燭攻撃」でトーチに付いている炎は本物である。
彼が登場したQuest6では、OPを歌う山形ユキオ氏が矢島綾乃介、EDを歌うSalia女史が花嫁、更には『鳥人戦隊ジェットマン』のブルースワロー/早坂アコを演じた内田さゆり女史が島田佐織としてそれぞれゲスト出演している。
演じる江川氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の爆発弾サイマ獣ガスガイル以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となった。次の出演は3年後の『特捜戦隊デカレンジャー』のクリスト星人ファーリーである。
また、ウェディングドレスオルグ登場回のQuest6放送日(2001年3月25日)には、同じく東映制作のTVアニメ『デジモンアドベンチャー02』の最終話が放送されていた。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人
クウォータ星人ダゴネール:こちらもフィギュアに変える繫がりの怪人
ザクロバキューム:2年後に登場する怪人で、こちらも女性から若さを吸い取る能力を持つ。
ハチモズー、ドーララドゥーン、モルグモルグ:同じく若さを奪う能力を司る先輩達。
PPチープリ、幼化サイマ獣ザイレン、バックトゥ忍者オクト入道、臨獣クレーン拳ルーツ、エンビィ・チルダ:こちらは逆に人間を若返らせる能力を持った先輩と後輩達。
ウエディングドレスグルマー:23年後の戦隊のウェディングドレスモチーフの後輩。モチーフとは裏腹にこちらも男性。