「俺のチョー電磁波で、ここらの通信を封じてやったぜ。金ピカ携帯は絶対、この街から逃がさないぜ!」
概要
Quest 9「双子が微笑む」に登場。
邪気が携帯電話に宿り、身体を作り出した事で誕生したオルグ魔人。
全体的に機械的な姿を持ち、両肩が赤と青の携帯電話が交差した形となっている他、右腕は折り畳んだ黄色いガラケーとなっている。頭部は赤く、2本の角が生えており、目は一つ目。
バリサンアンテナを立てた状態で「超電磁波」を発生させる能力を持ち、これによって広範囲の通信を遮断できる他、ガオレンジャーの変身を解除することまで可能。
戦闘では「メールパンチ」「着信チョップ」「着メロキック」といった技を使用する。
活躍
携帯電話の電波に割り込み、通話口から発する超音波で人々を驚かし、彼等の落とした携帯電話で気に入ったデザインを見つけると自分の体内に取り込む形でコレクションとして収集していた。
駆け付けたイエローのGフォンを「金ピカ携帯」と気に入り、何としても入手するためにイエローを街の一部に隔離する。
他の4人からもGフォンを強奪しようと襲い掛かるが、4人の作戦でバリサンアンテナを破壊され、超電磁波の能力を潰されてしまう。
負けじと4人を上記の3つの技で圧倒するも、イエローが駆けつけたことで形勢が逆転し、破邪百獣剣を喰らって倒される。
直後にツエツエが放ったオルグシードによって再生巨大化。その際にバリサンアンテナも修復された。
巨大戦ではガオキングを超電磁波で苦戦させるが、イエローが出会った双子の兄弟から正体を現したガオベアーとガオポーラーの連携に怯む。そして2体を百獣武装したガオキングダブルナックルに強化版の「超超電磁波」を繰り出すも通用せず、精密機械には大敵となる温度差攻撃を叩き込まれ、最期は「氷牙炎滅・ベアーストライク」を喰らい「圏外~~~~~ッ!!」という断末魔と共に爆散した。
だが戦いの後、ガオライオンはパワーの強い2匹との合体でガオソウルを著しく消耗し、大ダメージを負ってしまう……
『VSスーパー戦隊』でも幻影オルグの一体として登場。
単独での戦いを強いられたガオレッドを苦しめたが、イエローの空中殺法を思い出したレッドが猛禽類よろしく携帯電話オルグを掻っ攫い、壁や地面に叩きつける戦法を繰り出した事で逆転される。
最後はウェディングドレスオルグ、帆船オルグもろともガオメインバスターで倒された。
余談
モチーフは言うまでも無く携帯電話だが、時代が時代である為元になったのはガラケー。あれから時代を経てスマートフォンが誕生したが、もしスマホの時代に誕生していたらと思うと興味が尽きない。
バリサンアンテナのバリサンとは、現在ではすっかり死語となってしまった、ガラケーの電波のアイコンが3本立って通信状態が極めて良好な状態を指す俗語「バリ3」に由来する。
彼が登場したQuest9はガオベアー、ガオポーラーの初登場回となった。
声を演じた津久井氏は『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の格闘技サイマ獣スパルタン以来、2年ぶりのスーパー戦隊シリーズ出演となり、続く2年後の『爆竜戦隊アバレンジャー』でもヤツデンワニと言う電話繋がりの怪人の声で準レギュラーとして出演する事となる。
関連タグ
百獣戦隊ガオレンジャー オルグ(百獣戦隊ガオレンジャー) オルグ魔人 携帯電話
電話仮面、デンワラー、電話先生:電話モチーフの先輩達。電話仮面は中の人がナレーションと同じ、デンワラーは登場回が第9話という共通点がある。
スマホモンガー、クニマスマホガニー:12年後の番外作品に登場したスマホモチーフの怪人。