曖昧さ回避
- 1989年にアメリカのチャールズ・バンドによって制作された、キャラ立ちした殺人人形が登場するホラー映画シリーズ。『パペット・マスター』表記もある。※この項で説明
- 『悪魔城ドラキュラ蒼月の十字架』の「妖魔迎賓館」および『Harmony of Despair』の第2章「傀儡の王」のボス。 →パペットマスター(悪魔城ドラキュラ)
- MARVELの漫画作品に登場するキャラクター。本名：フィリップ・マスターズ。「ファンタスティックフォー」誌でヴィランとして登場したが、後に改心した。「デッドプール・キルズ・ザ・マーベル・ユニバース」でとんでもない活躍をした事でも有名。
- 『魔法少女・オブ・ジ・エンド』に登場するキャラクター。 →亜種魔法少女
- 『トライガン』に登場するキャラクター。 →レオノフ・ザ・パペットマスター
- 『ニンジャスレイヤー』のアマクダリ・セクト所属のニンジャ。
- 『遊戯王』のカード。 →死霊操りしパペットマスター/闇バクラ
1.の概要
大戦中のドイツ出身のパペットマスタートゥーロンによって造られた、生きた人形達によって引き起こされる惨劇を描いたB級ホラー映画シリーズで現在11作目（7作目は総集編）まで制作されている。
初期シリーズの人形たちは悪役として殺人を犯していたが、過去の誕生編である『パペットマスター3 ナチス大決闘』において必ずしも邪悪な存在ではないという設定になり、悪人や悪の人形と戦う展開の作品も制作されている。言葉はしゃべれないがそれぞれ特徴的な唸り声を持つ。
登場人形たちの造形が非常にユニークで、90年代末のフィギュアブーム時に製品化され人気を博した。また一般公募による人形デザインコンテストなども開かれた。
なお初期作の日本版ビデオでは各人形に面白いが、あんまりな名前が付けられている。
シリーズ一覧
| タイトル | 公開 | 監督 |
|---|---|---|
| パペット・マスター | 1989年 | デヴィッド・シュモーラー |
| パペット・マスター2 | 1991年 | デイヴ・アレン |
| パペット・マスター3 ナチス大決闘 | 1991年 | デヴィッド・デコトー |
| パペット・マスター4 最強の敵 | 1993年 | ジェフ・バー |
| パペット・マスター5 最終戦争 | 1994年 | ジェフ・バー |
| パペット・マスター 惨劇のパーティー | 1998年 | ヴィクトリア・スローン |
| パペット・マスター 悪魔の人形伝説 | 2003年 | チャールズ・バンド |
| パペット・マスターと悪魔のオモチャ工場 | 2004年 | テッド・ニコラウー |
| パペット・マスターⅨ:アクシス・オブ・イーヴィル | 2010年 | チャールズ・バンド |
| パペット・マスターⅩ:アクシス・ライジング | 2012年 | チャールズ・バンド |
| パペット・マスターⅪ:アクシス・ターミネーション | 2017年 | チャールズ・バンド |
| パペット・マスター:The Littlest Reich | 2018年 | ソニー・ラグーナ、トミー・ウィクランド |
| レトロ・パペット・マスター | 1999年 | ジョセフ・テナント |
登場人形
※（ ）内は日本での名前
ブレイド（ガリガリ博士）
![BLADE［パペットマスター]](https://i.pximg.net/c/150x150/img-master/img/2007/12/18/02/53/16/255470_p0_master1200.jpg)
人形たちのリーダー格で、ドクロのような顔に黒づくめのコート姿。ナイフとフックとなった手を武器にする。pixivでの映画『パペットマスター』タグはほとんどが彼のイラストである。
3作目は彼の誕生編でもある。
ジェスター（ピエロ･ザ･キッド）
顔が三段に分かれており表情をコロコロ変えることができる道化師人形。もっぱら監視役で目立った武器を持たなかったが、シリーズが進むとトゲ付鉄球を繰り出せるようになった。
ピンヘッド（ジャイアント･コテツ）
セノバイトではない。人形たちの中では一番大きいが頭は小さい。大きな手から繰り出される怪力が武器。日本版の名前は鬼軍曹と呼ばれたプロレスラー「山本小鉄」から。
リーチウーマン（ディープスローター）
セクシーな女性型人形だが口から蛭型人形を吐き血を吸う。2作目では反撃されてストーブで燃やされてしまったが以後のシリーズでは復活している。
トネラー（ドリラー将軍）
名は体を表す頭のてっぺんがドリルになった軍人型人形。
トーチ（鉄人バーベQ）
2作目より登場。ピッケルハウベがかっこいい鉄仮面の人形で、腕が火炎放射器。
シックスシューター
3作目より登場した六本の腕を持つ銃が得意なカウボーイ人形。銃撃するときにはスカーフが口を覆う。
トーテム
4、5作目に登場。人形に命を与える秘術の主である魔王スーテックからの刺客の木彫り風人形。人間が秘術を使うのを良しとせず研究施設を襲撃する。後に魔王と融合し外見が変わる。
デキャピトロン (レーザーフェイス)
5作目に登場。人形たちの生みの親であるトゥーロンの魂と、現代科学の融合である最強人形。頭身が他の人形より高く頭部をピンヘッドに交換してもらうことで、様々な属性攻撃が可能のチートキャラ。初期の外道なキャラ設定はどうなったの!?
その他
メフィスト、ホムンクルス、ヒトラー、カーン
3作目でトゥーロンが秘術を知る前の普通の人形師だったときに登場した人形。カーンは生きた人形の試作型のようでアクシストリロジーにも登場。
タンク
6作目『惨劇のパーティー』に登場するパペットマスターマグルー博士と助手となったタンクによって造られた下半身が戦車のロボットのような人形。顔はモニターで素体にされてしまったタンクの顔が写っている。
ドールズ
8作目『パペットマスターと悪魔のオモチャ工場』で敵対することになった、別なホラー映画シリーズの人形たち。シャープトイズ社の女社長エリカと手を結んだ悪魔バエルによって使役される下品な赤ちゃん人形ベイビー・ウプシー。びっくり箱ピエロジャック・イン・ザ・ボックス。クマの人形・・・が登場。
アクシストリロジー
シリーズ9,10,11作目。味方に名前そのままのニンジャ。悪の枢軸人形にナチス爆乳悪女ボムシェル、爆弾日本兵カミカゼ、狼男ヴェーアマハト、対空戦車人間ブリッツクレイグが登場する。
レトロ・パペットマスター
外伝的作品。パペットマスターの人形の原型だというドクター・デス、サイクロプス、ドリル・サージェント、レトロ・ブレイド、レトロ・ピンヘッド、レトロ・シックスシューターが登場する。
ザ・リトレスト・ライヒ
2018年に制作された一作目のリブート作品。人形師トゥーロン（演：ウド・キア）はナチス出身の悪人に設定変更されている。殺人人形たちのデザインもリブートされておりブレイド、ピンヘッド、トネラーの他カイザー（トーチのリブートキャラ）、そして新顔としてカエル頭のハッピー・アンフィビアン、チャリオット兵メヒャーニカー、人間バッタグラースヒュップファー、アコーディオン給油器ミスター・プンパー、赤ちゃん総統ジュニア・フューラー、片手で空飛ぶオートジロ、偏見有り過ぎ金貸業者マネー・レンダーが登場。
