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バタリアン

ばたりあん

バタリアン(原題:Return of the Living Dead)とは、1985年に公開されたホラー映画。または同作の登場キャラクター。
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【概要】

ホラー映画に於けるゾンビ”像を確立すると共に世界中にゾンビブームを巻き起こしたジョージ・A・ロメロの『ゾンビ(Dawn of the Dead)』から続く、世界的なゾンビ&スプラッターホラームーヴメントの中で制作された傑作の1つ。

監督・脚本は『エイリアン』や『スペースバンパイア』の脚本担当として知られるダン・オバノン


大量に出現したゾンビによりパニックに陥った人々の姿を描くという構図はロメロ版ゾンビと同じであるが、こちらは妙に明るいBGM(70年代~80年代ロック)に乗ったスピーディーな展開等、シリアスかつ閉塞感漂う黙示的な世界を描いたロメロ版とも違うポップな雰囲気を持つのも本作独自の特徴。


本作のヒットを受け、後に『バタリアン』を冠する続編が制作されている。


あらすじ

片田舎の医療品保管庫で働く青年フレディは、興味本位で地下室にある死体の容器を開ける。

すると突然ガスが吹き出し、倉庫内の死体達が激しく動き出した。

事の発覚を恐れたフレディと上司は、何とか死体たちを捕えて火葬場で燃やすことに成功。

一件落着かと思われたが、死体から出た煙は、雨にのって町の墓地へと降り注いでいた。

そうとは知らず、遊びに来たフレディの友人たちが墓場で酒盛りを始め……。


バタリアン

本作におけるゾンビの名称。

「トライオキシン245」という薬品で蘇生した死体であり、死の痛みから逃れるため脳を食したい欲求を持ち人を襲う。

一般的なゾンビと違って知能が高く喋ることもでき、対話も可能であるが、脳を破壊しても切り刻んでも動き続ける。死体の状態によっては非常に活動的なため厄介な存在である。


日本公開の際に上半身のみの老女ゾンビオバンバ、禿頭でタフなハーゲンタフ、小柄なチビバタなど、独自の名前が付けられ宣伝された。

因みに肉体がタール状に腐敗したタールマンも日本公開時に配給会社につけられたとおもわれがちだが、元からその名前がつけられており日本独自の名前ではない

※英語で『大隊』や『大群』を意味するバタリオン(Battalion)を元にした造語(邦題)である。

シリーズ一覧

タイトル公開監督
1バタリアン1985年ダン・オバノン
2バタリアン21987年ケン・ウィーダーホーン
3バタリアン リターンズ1993年ブライアン・ユズナ
4バタリアン42005年エロリー・エルカイェム
5バタリアン52006年エロリー・エルカイェム

  • 2はスリラーのパロディなど、コメディ色が強いジョブナイル風な子供向け作品である。
  • リターンズはシリアスな作品で、事故死した恋人を蘇生させようとした結果誕生した女バタリアンジュリー・ウォーカーが悲しくも人気である。
  • 4はルーマニアウクライナで撮影されたバタリアンの兵器化を描いたバイオホラー。
  • 5は大学で蔓延し始めた新型ドラッグの原料が4のラストで持ち去られた「トライオキシン5」で...

関連動画


関連タグ

ホラー映画 ゾンビ ゾンビ映画

ジュリー・ウォーカー みんなのトラウマ

オバタリアン:厚かましいおばさんをテーマにした4コマギャグ漫画。この言葉は流行語にもなった。

銃夢:トライオキシンが過去のテラフォーミング戦争で用いられたという裏設定がある。

相原コージ:氏が描いたゾンビ漫画『Z~ゼット~』のゾンビは脳を破壊しても動き回るバタリアンタイプである。

長谷川裕一:短編「最終生命」(『メデューサブレード』に収録)に生物工学博士の場足(バタリ)教授というキャラクターが登場し、他作品にも悪役としてスター・システム的に登場する。

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