概要
スペースバンパイア(原題:Lifeforce)は1985年に制作されたイギリス映画。
監督はトビー・フーパー、脚本はダン・オバノン、音楽はヘンリー・マンシーニが担当。
彼らの仕事を知っている者たちからは期待されていたらしく、実際SF映画としても作りこまれているのだが、蓋を開けてみればスペースバンパイア役を務めたマチルダ・メイの全裸以外記憶に残らないカルト映画になってしまった。テレビ朝日で放送された際は淀川長治が内容そっちのけで、マチルダ・メイのおっぱいについて解説したことでも知られる。
名優パトリック・スチュワートも意外な役で登場。
あらすじ
ハレー彗星探査に向かったスペースシャトルチャーチル号は、異星文明のものと思われる謎の宇宙船と接触した。
内部で人間に酷似した男2体と女1体が眠る3基のカプセルを発見し回収するが、その後地球との交信が途絶えてしまった。
救出に向かったコロンビア号によって発見されたチャーチル号の内部は、船内火災で燃えており生存者は見つからなかった。
しかし、カプセルは無傷で残されており地球に持ち帰られてしまう。
3体の異星生物はロンドンの宇宙センターに運び込まれ、解剖されることになるが女が突然目覚め、警備員の精気を吸収して逃げ出してしまった。
なんと異星生物は宇宙の吸精鬼スペースバンパイアだったのだ!
死んだと思われていた警備員もバンパイアとして蘇り、次々と仲間を増やし始め街は大混乱になってしまう。
一方その頃、チャーチル号の船長カールセンを載せた脱出カプセルが地球に戻ってきて…
余談
原作となるコリン・ウィルソン作のSF小説「宇宙ヴァンパイアー(原題:The Space Vampires)」は、クトゥルフ神話の影響を受けていることを作者自ら明言しているため、この作品もクトゥルフ神話体系の一部として扱われることがあり、クトゥルフ神話を題材にしたTRPGに「宇宙吸血鬼」が登場することもある。
関連タグ
ジーザス:ハレー彗星に乗ってやってきた異星人が登場するゲーム
オレたちひょうきん族:パロディコントとして宇宙飛行士を果物に変えてしまう「スペースパパイヤ」を放送
特命リサーチ200X…メインテーマがBGMとして度々流用された。