本記事は「ちいかわ」から分離・独立させた一覧記事です。記事の肥大化を防ぐため、詳細な内容は各キャラクター個別記事に記載するようご協力ください。
概要
名前について
登場キャラの名前は、基本的に作中で呼ばれることはない(会話の中で誰か特定のキャラを指す際は、吹き出しの中にそのキャラの顔の絵が表示される)。
グッズ化の際に名前が判明することが多く、読者からつけられたニックネームがそのまま採用されていると思われるケースもある。
「けん玉おじさん」など、作中でも名前が登場するケースもまれに存在する。
性別について
ほとんどのキャラクターの性別は不明である(「魔女」や「男爵」などを除く)。
ちいかわトリオについても、担当声優と七夕のイラストから、ハチワレ男の子、ちいかわとうさぎが女の子と推測されていたが、「僕のヒーローアカデミア」「東京卍リベンジャーズ」コラボでは3人とも男性キャラの衣装を着ており、サンリオコラボではハチワレとちいかわが女の子、うさぎが男の子のキャラを担当しているため、性別やそれに伴う衣装の違いについて明確な設定はないと見られる。
キャラクター一覧
- キャラクターの詳細については、各キャラの個別記事を参照。
- 「CV」はアニメ版の担当声優。
- 2022年12月から開催された、ナガノ作品の展示会「ナガノ展」の展示内容に基づく記述も一部含まれる。
- 誕生日は、初めてそれぞれのイラストがTwitterに投稿された日。
- キャラクター名は、アニメクレジットや書籍やグッズの表記に基づき、名前が不明なキャラクターは「ファンから呼ばれている名前(仮称)」とする。
ちいかわトリオ
ちいかわ
誕生日は2017年5月1日。
本作の主人公。モチーフは不明だが、原作者がネズミの絵文字を使用してツイートしている。明確な言葉はあまり使わず、「ワッ」「フ!」「ヤダ」などの短い単語を使って会話する。
やや臆病で泣き虫だが頑張り屋。強運の持ち主らしく、懸賞で当てたドーム形の住宅に住む。草むしり検定5級の資格取得に向けて勉強中。
ハチワレ
CV:田中誠人(子役)
誕生日は2020年5月1日。
モチーフはハチワレ模様の猫。ちいかわトリオの中で唯一、明瞭かつ流暢な言葉で話している。
好奇心旺盛で怖い物知らずな所があり、また天然ぽい性格。カメラやギターなどに熱中するなど趣味人な傾向があり、洞窟に住んでいたり、割れた皿を使うなど生活にはあまり金をかけていない様子。草むしり検定5級の資格を持っている。
うさぎ
CV:小澤亜李
誕生日は2019年1月22日(ただし、これ以前にナガノの単行本告知ツイートでこっそり顔を出している)。
モチーフは兎。「ウラ」「ヤハ」「プルルル」などほぼ奇声のみで話している。
奇行とも取れるような振る舞いが目立つ。現時点では居住地が描かれておらず、プライベートは謎に包まれている。よく呪いのアイテムを入手してくる。
初期はちいかわをよくからかっていたが、ハチワレ登場後は友達思いの性格になっていった。草むしり検定3級の資格を持っている。
呪われたハチワレとうさぎ
うさぎがリサイクルショップで買った魔法の杖の力で怪物に変身してしまったことがあり、ちいかわが杖を折ったことで元に戻った。
3人がそれぞれ自分の似顔絵を描いているイラストで、ハチワレとうさぎは自分が怪物化したような姿を描いている。
ちなみに「ナガノ展」の展示の中で、ちいかわは「似鳥」、ハチワレは「池谷」、うさぎは「鈍器」という名前をつけようとしていたが結局やめたことが言及されている。
準レギュラーキャラクター
栗まんじゅう
CV:淺井孝行
飲んだくれ親父然としたキャラクターで、登場シーンでは大抵つまみと酒を嗜んでいる(ただしアニメでは、大人の事情で酒がお茶など他の飲み物に変更されている)。
労働で疲れたちいかわやお酒の資格の試験勉強をするシーサーに差し入れをするなど面倒見がよく、ちいかわたちからも慕われている。
セリフはなく、基本的には酒を煽った時の「ハーーッ」という溜め息のみである。
ファンからは、ラーテル(もしくはカワウソ)がモチーフではないかと言われている。
ラッコ
CV:内田雄馬
右目の上に十字の傷跡がある、ちょっと顔が険しめなラッコ。主に「討伐」の仕事をしており、討伐ランキング4位以内の「上位ランカー」で、トップレベルの実力と高い実績を持つ。後輩の面倒見がよく慕われている。また、実は筋金入りの甘党であり、ケーキやパフェに目がないという意外な一面も。
流暢に話すことができるほか、自動車の運転免許および自家用車を持っている。記念公園の銅像(きねんこうえんくん)に何やら想い出があるようだが、現時点では詳しくは語られていない。
モモンガ
CV:井口裕香
目が大きく可愛い見た目のモモンガ。非常にふてぶてしい上わがままかつぶりっこで口も悪く、欲しい物は何でも手に入れたがるタチで、また流暢に話すことができる。
後述の「でかつよ」と何らかのに関係性を疑わせる描写があり、ファンからは「モモンガとでかつよは体と心が入れ替わっているのではないか?」と推察されているが、公式からは明言されていない。このイラストのモモンガが、入れ替わる前の本来の姿ではないかといわれている。
シーサー
単行本2巻から登場したシーサー。スーパーアルバイターの資格を持ち、ラーメン屋「郎」でバイトをしている。ラーメンの鎧さんを「お師匠」と呼ぶ。
それなりに喋ることができ、沖縄の特産品をよく勧めている。なお、サーターアンダギーのことを「さたぱんびん」と呼んでいることから、宮古島と関係があると見られている(作者のナガノは宮古島に住んでいた時期がある)。
「お酒の資格」を取得するために勉強をしており、お師匠と酒を飲むのが夢。
古本屋(カニ)
2020年8月29日(アニメでは第57話)より登場した、モブキャラクター(グレーの子)の一人で、フリーマーケットで古本を売っていた(左のイラスト)。 売っていた本が気に留まったモモンガに読み聞かせを要求されたのがきっかけで、モモンガのことを気にかけるようになる。
2023年1月24日投稿の、モモンガにカニの鋏をモチーフにしたカチューシャをもらうエピソードより準レギュラーキャラに昇格して、詳細な姿が描かれるようになった(右のイラスト)。なお、この姿になってからカチューシャを外していない。
グッズなどでは「古本屋」の名前だが、初めて現在の姿が描かれたコマの下に「カニ」と書かれており、このキャラを「カニちゃん」と呼ぶファンもいる(ただしモデルは前述の通りカニではなく、ハダカデバネズミではないかとファンに推測されている)。
グレーの子たち(ちいかわ族・モブかわ)
CV:武藤志織、森友莉世、増田里紅、小島菜々恵、池田華子、法元明菜、玉城仁菜
ちいかわたちと同じような姿の種族だが、体は黒っぽい灰色一色で顔も描かれていない、作品世界の住民たち。いわゆるモブキャラクターで、耳や角など個体差がある。
種族の名前も不明なため、ファンからは便宜上「ちいかわ族」や「モブかわ」と呼ばれている。アニメのクレジットでは「グレーの子たち」と称されていた。
モブかわの中には何度も作中に登場する特定の個体がおり、以下簡単に紹介する。
パジャマパーティーズ
ポシェットの鎧さんからパジャマを買った4人。「パジャマパーティーズ」というグループを結成し、歌とダンスで人気になる。
「むちゃフェス」ステージの出演に向けた練習中に、緑パジャマの子を除く以外3人がでかい鳥(後述)に連れ去られてしまう。その後、3人は「むちゃフェス」当日に会場まで逃げ帰ってきたが、片耳を失う、顔に傷を負うなど大きな怪我をしていた。その後、グループの代理メンバーをしていたちいかわトリオに助けられ、7人で本番のステージで歌い踊った。
あのこ
シール貼りの労働でちいかわと知り合った、ピンク色のパジャマを着たモブキャラ。ちいかわより耳がやや長い。ちいかわとパジャマがお揃いだった縁で親しくなるが、ある日突然姿を消してしまう。
名前が判明するまでは、シール貼りの労働現場にあったオフィスグリコでお菓子を買っていたことから「オフィスグリコちゃん」と呼ばれていた。なお、同じ「あのこ」という名前のキャラクターがこの作品にもう1キャラ存在しているが…?
一本ツノちゃん/戦犯ちゃん(仮称)
おっきい討伐をしに来た3人組モブかわの一人。武器としてサーベルを持っており、他の2人はそれぞれ大きなハンマーとヌンチャクを持っていた。
モンスターが友好的な仕草を見せたため、討伐をやめて友達になろうと提案し、武器を手放して一緒に踊ったが、油断した所を突然襲われる。角を折られ腹に傷を負いつつも生還したが、他の2人はどうなったか不明(描写から無事ではない可能性が高い)。
上位ランカーたち(仮称)
金棒を持った上位ランカーは丸い耳と頭頂部に一本角があり、ハンマーを持った上位ランカーは平たい(垂れた?)耳をしている。ラッコと一緒に討伐から帰って来た描写がある。
金棒を持った上位ランカーは、ラッコが指導するハチワレの討伐の修行にもつき合った。
島の子たち(仮称)
セイレーン(後述)が住む島に住んでいるちいかわ族。見た目は他のちいかわ族とほぼ同じだが、グレーの色合いが少し違い、腰蓑や花冠など南国風の装いをしている。
「なんか懐いてる鳥」を使い、魅力的な内容のチラシを撒いてちいかわたちを島に招待し、屋台などを開きもてなしたが、実態はセイレーンを討伐してもらうためだった。
一枚葉(一つ葉)の島民と二枚葉(二つ葉)の島民(仮称)
上記の島モブたちの中でちいかわたちと行動を共にしている2人。腰蓑の位置が他の島民より高く、胸まで覆っている。ハチワレに頼まれて炭酸飲料を差し入れたり、宿泊場所を案内したことがきっかけで交流が生まれ親しくなった。
セイレーンに拐われたラッコを助けるために島を案内したり、武器(びんよよ)を使ってちいかわたちを助けたりしている。
鎧さん
西洋風の鎧(甲冑)を纏ったような姿をしている人型の種族。鎧を着ているのか、そのような外見なのかは不明。色違いで複数の個体が存在しており、それぞれ性格が違う。「○○の鎧さん」という呼称で区別されている。
ちいかわ達の労働の管理や監視を行っており、厳めしい外見に反して基本的に善良な性格の個体が多く、面倒見もいい。
労働の鎧さん
CV:東地宏樹
最初に登場した鎧さんで、主に労働斡旋などの受付窓口を担当している。ぶっきらぼうな口調だが、端々から人間味が滲み出ており、またたびたびモモンガに絡まれている。鎧の色は、茶色がかった灰色をしている。
「○○か~?」が口癖で、断定すると「○○だッ !! 」と言う。(例:「擬態型か~?」「友好型だッ… !! 」)
ポシェットの鎧さん
CV:杉田智和
手芸が好きなようで、ぬいぐるみポシェットやちいかわ族向けのパジャマなどを作り、バザーで売っている薄い灰色の鎧さん。ちいかわとお揃いのポシェットをつけている。
ちいかわトリオと仲がよく、パジャマのお礼として(ちいかわトリオはアクセサリーと思っていた)メリケンサックをプレゼントされた。以来ポシェットに入れて大切に持ち歩いているのだが、そのせいで労働の鎧さんに「危ない奴」と誤解されかけたことがある。
ラーメンの鎧さん
CV:松岡禎丞
黄色の鎧さん。ラーメン屋「郎」で働く。シーサーから「お師匠」と慕われている。
労働・ポシェット・ラーメンの3人がよくつるんでおり、休みの日に一緒にピクニックに出かけるなどしている。
偉い鎧さん
CV:寸石和弘
他の鎧さんたちの上司と思われる金色(ラーメンの鎧さんと違い光沢感がある)の鎧さん。前頭部に王冠のような形の装飾があり、他の鎧さんと異なるデザインである。
部下の鎧さんたちとちいかわたちが仲よくしている様子を見て「仲よくしすぎだ」と注意しており、ファンの間でどういう意味なのか議論が起きている。
その他の鎧さんたち
たまに出てくるこわいやつ(怪異)
ちいかわ族とは別の種族のモンスター。ちいかわ族を襲ってくる危険な存在だが、まれに危害を加えてこない「友好型」も存在する。虫や獣のようなモンスターは討伐対象となっている。また、魔女や巨人のような人型の知的生命体も存在する。
モンスターの総称は不明だが、ナガノ展でモンスター登場回が「たまに出てくるこわいやつ」と紹介されていた。ファンからは、危害を及ぼすような現象全般を含めて「怪異」と呼ばれている。
キメラ
CV:國府田マリ子
ちいかわ族に近い容姿で、ピンク色の体色で虫のような羽や紫色の太い尻尾があるキャラクター。
「こんなになっちゃった…たはは」と涙を流し泣き笑いの表情を浮かべていたが、突如「なっちゃったからにはもう…ネ…」と両手から鋭い爪を生やしちいかわに襲いかかろうとした。しかしちいかわに激しく抵抗され、泣き笑いのまま「ひー、こわいこわい」とどこかへ飛び去っていった。
お面キメラ
CV:伊原正明
長い耳とシーサーのような真っ赤な顔のキメラ。四足歩行で、キメラと同様の4枚の羽と蛇のような尻尾が生えている。「だからなんだってんだよ」と、特に何をする訳でもなくちいかわに絡んできたが、ちいかわが涙目で激しく嫌がると「じゃ…帰るわ…」「ハ~ァ…しんど…」と言い残して不服そうにどこかへ飛び去っていった。
魔女(緑の魔女)
CV:國府田マリ子
「なんとかバニア編」に登場した、緑色の肌の魔法使いの姿をした老婆。一人称は「ワシ」。2020年6月28日投稿回で姿を見せた。
ハチワレが持っていた3体の「なんとかバニア」という人形とちいかわトリオの身体を「ワシの力」で入れ替えた。「なりたいやつがいるんじゃ…こういう…風に…」と言いながらちいかわトリオの身体を網の袋に入れてどこかへ持っていこうとしたが、ペットボトルの蓋を使ったハチワレの作戦により足を掬われて転倒し、術が解けた隙に3人は急いで逃げて事なきを得た。
その後、ファミリーマートコラボで再登場し、コラボ商品のちいかわの形をした「コグミ」をちいかわトリオに食べさせた。結果ハチワレとうさぎがちいかわのような姿に変化してしまったが、その後どうやって元に戻ったのかは不明。
山姥(山んば)
「山姥編」に登場。魔女の初登場から約2年後の2022年9月20日投稿回で魔女に酷似した顔の山姥が出てきたが、服装や肌の色が魔女と異なっており、魔女の変装なのか別個体なのかは不明。
「マロングラッセの森」で罠にかかったちいかわトリオを助け、自宅でお菓子や料理を振る舞うなど手厚くもてなす。しかし翌朝の朝食時に突然「なりたいやつがいるからの…そういう風に…」と魔女と同じようなことを言いつつ呪文を唱え始め何かをしようとするが、うさぎが朝食の食材として採ってきた毒キノコ(故意か偶然かは不明)が原因で倒れてしまう。
なんかでかくて強いやつ(でかつよ)
CV:山下タイキ
通称「でかつよ」。2020年8月13日登場で、その時は「返せッ」と叫びながらモモンガを追いかけていた。
ナガノの「こんな風になって暮らしたい」というイラストで、敵モンスターと思われていたが、流れ星を見て「叶うかな…」と呟きながら涙を流す、「あのこ(後述)」がちいかわ族をいたぶる様子を見て「やめなよ…」と言いながら怯えるなど、前述のイラストと少々様子が異なる。
「あのこ」に「とられちゃったの?からだ…」と訊いており、ファンから「モモンガと体を入れ替えられたのでは?」と推測されている。
カブトムシ(ちいかぶ)
「小さな友達(ちいかぶ)編」に登場。カブトムシのような姿をした小動物で、入り口に頑丈な鉄格子の扉が設置された洞窟内にいたが、ひょんなことから扉が開かれて、中に入ってきたちいかわトリオに発見された。
そのままちいかわの家に勝手についてしまってしまったため、ちいかわに飼われ仲よくなる。ちいかわが討伐した芋虫のような怪物の体を食い尽くす、ハチワレの耳に咬みつくなど攻撃的な一面も見せ「擬態型」と疑われるが、お茶や茶菓子を出すなど友好的な姿を見せた。しかし最終的には突然筋骨隆々の姿に変化したことで「擬態型」認定され、ちいかわたちを追いかけた後どこかへ飛び去った。
ちなみに、これ以前作中に登場したカードゲームのキャラクターで「カブト王」というそっくりなキャラクターがいたが、関連は不明。
ファンからは「かぶちゃん」「ちいかぶ」と呼ばれることもある。アニメでは、カブトムシ→カブトムシ(大)と表記。
レーザー男爵(公爵)
ちいかわとハチワレが買っていたカードゲームのキャラクターとして登場。
黒いスーツ姿がレーザー男爵で、ナガノの別作品の「もぐらコロッケ」にも登場しており、レーザーで攻撃してくる。
カードをめくると金色のスーツを着たレーザー公爵の絵柄が出てきた。とても強いレアカードらしい。
虫(ギチギチ虫)
討伐対象の敵で、比較的よく発生する。特徴の異なる何種類かがいる模様。「ギチギチ」と音(鳴き声?)を出しながら素早く動く。
横縞模様のある「黄緑色の虫」(左のイラスト)は戦闘力は低く、さすまたで討伐できる。無地のピンク色で体の下に黒く太い伸縮自在の3本の腕を生やした、ギザギザの歯を持つ個体(名称不明・右のイラスト)もおり、こちらはかなりの強敵。携帯ゲーム機「ちいかわといっしょ」では、薄紫色の地色にテントウムシのような模様がある「水玉の虫」も登場する。
スフィンクス
巨大なスフィンクス。ハチワレに声をかけられついていったが、それだけで特に何もしない。
けん玉おじさん
CV:利根健太朗
公園でけん玉を披露しており、ちいかわたちは「けん玉おじさん」と呼んで慕っていた。特に危害を与えないため、鎧さんに「友好型」認定された。
グーチョキパーの擬態型(うさぎの怪物)
CV:田村ゆかり
ピンク色の大きなうさぎ。最初は「グーチョキパーで何作ろう」を歌いながらちいかわたちと遊んでいたが、突然両手を鉄球に、両足を車輪に変化させて襲ってきた。その後誰かに討伐されたらしく、鎧さんはちいかわたちに「ああいう擬態型見かけたら報告して」と言っていた。討伐された後の様子を見ると口の中に別に顔が見えるので、着ぐるみか何かの可能性もある。
あのこ
森に住んでいる大型のキメラ。ケモノのような姿をしている。2021年5月3日登場。
ちいかわトリオが討伐しに来た時は、ハチワレを尻尾の一撃でダウンさせた以外は攻撃をせず、ちいかわに対してその場にいた蛙を指差すという意味深な行動を取った後、うさぎの棒の爆撃に驚き逃げていった。
その後、木の実を食べている最中にグレーの子たちの襲撃を受けてからは、自分を討伐しに来る彼らに対し、明確な意思を持って危害を加えるような様子や、自分の力に酔い痴れている様子を見せている。
でかつよが彼に対して「(体が)突然そうなっちゃったの !? 」と驚いていたことから、元は違う姿であった模様。なお、「あのこ」という名前のキャラクターが別に存在しており、蛙の形をした代金箱がついたお菓子の無人販売器を利用していたが…?
中止でーす(中止虫)
「中止でーす」「中止」と言いながら、前足から鋭い爪を出して襲ってくる三つ目の虫のような姿をした怪物。なお、ハチワレがこれに「何が?」と訊くと「全部」と答えた。その後、爪が立ち木に刺さって身動きが取れなくなった所をハチワレによって討伐された。
ちなみにこの「中止でーす」が登場した回は2021年4月24日に投稿されており、COVID-19感染拡大の影響で、全国各地でイベントが軒並み中止になったタイミングだった。
フグ(アミアブラ)
CV:田島章寛
体の後部に短い複数のタコ足が生えたフグのような姿をした怪物。口から網脂(牛や豚の内臓の周りについている網状の脂。脂肪分の少ない肉を焼く時に包む形で使われる)なる粘液を出す。ハチワレがこの網脂に捕まってしまい、討伐に失敗した。
捕まえた後も攻撃することなく「アブラカタブラ」「バイバーイ」と言いながら空を飛んで逃げているため、攻撃性はあまりない、または攻撃力そのものは低いと見られる。
でかい鳥(怪鳥)
「パジャマパーティーズ編」に登場。パジャマパーティーズのメンバー(赤・紫・白)を連れ去ったトンビとアヒルを混ぜたような姿の大きな鳥。頭に2本の触角が生えており、どこか焦点の合っていない目をしている。
見た目に似合わず戦闘力が高く、パジャマパーティーズのメンバーの片耳を食いちぎるなどの傷を負わせたが、最終的にちいかわトリオによって討伐された。
ファンからは他の鳥と区別するために「トンビ」などと呼ばれていたが、携帯ゲーム機「ちいかわといっしょ」で名前が「でかい鳥」と判明した。
アリジゴク
文字通りアリジゴクのような巣を作る怪物。巣以外にも複数の個体がいる。ちいかわが足を滑らせて巣に落ちたところ、持っていたさすまたが偶然アリジゴクの体にサクッと嵌まり、討伐に成功した。
ゴブリン
「ゴブリン地下牢編」に登場。ちいかわ族に似た姿をしている。大切にしていたキノコを食べられたのを理由に、オデ(後述)とちいかわたちを洞窟内の地下牢に閉じ込めて食べようとした。
満足な食事を与えられず飢餓を訴えるちいかわたちの前でフライドチキンを食べる、弱ったちいかわたちを捌いて食べようとする仕草を見せるなど、かなり野蛮。また、ちいかわたちを監禁した際には全員のサイズの囚人服を用意しているなど用意周到な一面もある。
コック(巨人)
CV:伊原正明
「三ツ星レストラン編」に登場。レストランを経営している、緑色の肌をした巨人。アニメでは「コック」とクレジットされていた。体の一部分しか描写がなく、全身像は不明。流れ星3体を店内の壁に磔にしており、それで「三ツ星レストラン」を名乗っていた。
来店したちいかわとハチワレを「注文の多い料理店」のごとくトルティーヤ巻きの具材にして食べようとしたが、最終的に2人の連携プレイに翻弄され、磔にしていた星たちと一緒に逃げられた。
蛇の置物
「呪いの旅館(拾魔)編」に登場。廃業したと思われる旅館に住み着いていた、置物のような姿をした白蛇。「お土産石」の破片を手にしたちいかわ族を洗脳し、旅館の「拾魔(ひろま)」という部屋に寄せ集め、大きなお土産石を削らせて破片を量産させていた。
素早く動き回るほか、目から光線を出すことができ、光線を浴びたハチワレとうさぎがお土産石にされてしまい、他のちいかわ族に削られそうになる。最終的に、ちいかわの戦略により光線を跳ね返されて自身が石化、洗脳されていたちいかわ族は解放され、石にされたハチワレとうさぎも元に戻ったが、既に削られていた石はそのまま残されていた。
なお、ナガノ展にて「蛇の置物はダミーで、丸っこいメデューサのような姿の本体が置物の台の中に隠れている」「本体は『歯応え』を求めていて、お土産石を食べている」設定にする予定だったという没原稿が公開された。
あくむ(仮称)
「あくむ編」に登場した、象(もしくはバク)のような姿の怪物。相手に催眠をかけ、負けると毎日悪夢を見るというにらめっこ勝負を仕掛けてくるが、脇腹から伸びるもう一対の腕と尻尾を使い無理やり笑わせて負かすというタチが悪い戦法を使う。
逆に自分が笑わされるのには弱いらしく、ちいかわ&うさぎとの勝負では吹き出しかけても往生際悪く否定していたが、最終的に物理攻撃で笑わされ破裂・消滅した。
豆腐の怪物(仮称)
四角い巨大な豆腐のような外見をしており、ちいかわたちが山中で見つけた。3人はハチワレの提案で絹ごし・木綿・卵豆腐など「豆腐の種類」について当てっこをするが、全員一致で「絹ごし」と判断して近づいた所を4本の腕を伸ばして捕まえた(その後どうなったのかは不明)。
生クリームの怪物(仮称)
ハチワレが一人で戦っていた相手で、薄黄色の鏡餅のような体型をしており、頭頂部にサクランボのような物が載っている。尖らせたような口から生クリームを出してハチワレの体にかけたが、ハチワレの様子を見ると見かけによらず強いらしい。
軟体のような怪物(仮称)
「ハチワレの修行編」に登場。ハチワレはラッコ及び彼の相棒とおぼしき金棒を持った1本角のモブかわ(上位ランカー)との3人で討伐に赴き、ラッコの指示でとどめの一撃を決めて討伐に成功した。
ジャンケンモンスター(仮称)
人間の握り拳(もしくはクリームパン)のような姿のモンスターで、長く伸びる腕を持つ。ハチワレを片手で捕まえてジャンケン勝負を挑み、それでハチワレに勝った後、「ズコー」と言ってハチワレを放り投げてしまった。
セイレーンと人魚
「島編」に登場した、島の洞窟に住みついている伝説の怪物。大きいのがセイレーンで、流暢な言葉で話し知能も高い。小さいのが人魚で、元々3匹いたが1匹行方不明になっている。島の子たちが食べたと思い、犯人探しのため彼らを襲っている。部外者を誤って襲った際は、謝罪と介抱をし、話が通じる相手と思われた。しかし、島の子たちを助けるなど彼らの仲間と判断されると容赦なく襲ってくる。襲った相手は、生きたまま壺漬けにして食べ、犯人だった場合は狭い檻に閉じ込めた上で海底に沈めようとしている。
セイレーンは歌声で植物を操り、人魚は武器を噛み砕く鋭い歯で攻撃してくる。島の料理が気に入って住み着いたらしい。
その他のキャラクター
流れ星
CV:マシューまさるバロン
名前の通りの黄色い星。流れ星として地上まで降ってきたこともある。普段は可愛らしい顔をしているが、力を入れると歯を食いしばった顰め面になる模様。英語で話し、漫画では吹き出し内のセリフが英文の筆記体で書かれる。
複数個体がいる。前述の通り「三ツ星レストラン編」では3体が巨人の「三ツ星レストラン」に捕らわれていた。ちいかわとハチワレの奮闘によって解放され、宇宙に帰る際にお礼として魔法でごちそう(巨大なオムライス)を出した。
黒い流れ星
「黒い流れ星編」に登場した星の黒色バージョン。願い事を叶えてくれるが、「ちょっと嫌な気分になる」と噂されている。
ちいかわが買った目覚まし時計の中に住み着いて、ちいかわの「こんな日がずっと続くといいよね」という願いを、「時間を巻き戻して永遠に楽しい1週間を繰り返させる」ことによって叶えようとした。それなりに被害があるらしくインターネットに撃退法が紹介されており、最終的にはちいかわがそれを実践したことで撃退され、宇宙に帰っていった。
オデ
「ゴブリン地下牢編」に登場。一つ目で、大きな体を持ついわゆるサイクロップス。
ゴブリンが大切にしていたキノコを食べてしまい、居合わせたちいかわたちと一緒にゴブリンに捕まった。
やや頭は弱いものの普段はとても優しく温厚な性格だが、牢屋の鉄格子をこじ開けるほどの力を秘めており、ゴブリンたちを蹴散らした。めちゃくちゃにしてやる!
最終的にその力を買ったゴブリンたちに用心棒としてスカウトされたらしく、ちいかわたちに置き手紙でそのことを知らせたほか、キノコをつまみ食いしたモモンガを捕まえている。
一人称が「オデ」だったため、ファンから「オデ」と呼ばれていたが、そのままこれが公式名称として確定した模様。
島二郎
「島編」に登場。ちいかわたちが訪れたセイレーンが住む島にある飲食店「島二郎」の店主。貝汁が名物料理の模様。セイレーンに連れ去られた仲間を探すうちに店にたどり着いたちいかわを介抱し、セイレーンの情報を話した。
むちゃうマン
「むちゃうマン編」に登場。作中の人気商品「むちゃうまヨーグルト」のイメージキャラクターで、ちいかわが彼の大ファン。むちゃうまヨーグルトのイベントに登場した。ヨーグルトをテーマにした歌とダンスがある。
鎧さんたちがむちゃうマンと同じダンスの練習をしていたが、中の人などいない。
マンボウ
外見はいわゆるマンボウ。空中を泳いでおり、ちいかわたちが乗り物として利用している。行き先は決まっていない(コントロールが効きにくい)、もしくは見た目からはわからないようで、ハチワレが「全然違うトコ行っちゃって」と発言している。