本記事は「ちいかわ」から分離・独立させています。記事の肥大化を防ぐため、親記事に当記事の内容を追加しないようご協力ください。
概要
ナガノによる漫画作品「ちいかわ」のエピソード一覧。
「ちいかわ」は、X(旧Twitter)上にて、1日1~2ページほどのペースで投稿される漫画であり、ちいかわ達の日常を描いた1ページ完結の読み切り形式で話が連続していく。
また、1ページでは完結せず、数話に渡ってストーリーが続く連続したエピソードもあり、以下はそのエピソードの一覧である。アニメでは、「なんとかバニア①」「なんとかバニア②」のようなタイトルで放送されている。
エピソード名は、「単行本/アニメ」で掲載し、未収録・未放送で不明なものはファンの間で使用されている通称で掲載する。(※単行本とアニメで同一タイトルのものは分けずに記載している。)
エピソード一覧
なんとかバニア編
単行本1巻、アニメ21~23話
ちいかわたちが、謎の老婆の手によって魂を抜き取られて「なんとかバニア」という人形に封印されてしまい、絶体絶命の危機に陥る。
本作の闇の側面が初めて明確に描かれた、衝撃のエピソード。
ポシェット編
単行本1巻、アニメ24~28話
フリーマーケットにやってきたちいかわとハチワレ。ちいかわは、裁縫が得意な鎧さんからポシェットを購入する。
この話からポシェットの鎧さんとの交流が始まり、後の「パジャマパーティーズ編」へつながる。
モモンガもフリーマーケット会場で初登場するが、何か様子がおかしい。
なお、原作(単行本)では、途中でハチワレが穴に落ちてしまう「穴におちたハチワレ編」を挟む。
穴編
単行本1巻、アニメ31~33話
ハチワレが討伐をしていると、大きな穴に落ちてしまう。
穴はあまりに深く上がることが出来ず、やがて雨も降ってきて…。
杖/ふしぎな杖編
単行本1巻、アニメ36~39話
うさぎがリサイクルショップで不思議な杖を買ってきた。この杖は振ると欲しい物がなんでも出てくるという。うさぎはケーキ、ハチワレはカメラを出すが、それから2人とも次第に姿が変わっていき…。
ハチワレとうさぎが怪異になるストーリー。呪いの杖が原因だが、モモンガの件を含め、この頃から怪異とちいかわたちの関係が考察されるようになる。
三ツ星/三ツ星レストラン編
単行本2巻、アニメ70~75話
森の奥にある三ツ星レストランにやってきたちいかわとハチワレ。しかし、そのレストランはどこか怪しげで、壁には3体の星が磔にされていた。店長と思われる巨人は、ちいかわたちを「まずはお風呂にドウゾッ」と鍋の湯に入れ、さらにトルティーヤ生地で巻くと…。
郎編
単行本1巻、アニメ41~43話
ちいかわとハチワレがラーメン屋「郎」を訪れるが、ちいかわは緊張のあまり入ることができなかった。そこでハチワレは、チャルメラで練習したり、インターネットのレビューを見てから行くことにする。
草むしり検定編
単行本2巻、アニメ57~64・107~110話
ハチワレと2人で受けた検定に、ちいかわだけ不合格になる(後日再度受験するもまたしても不合格だった。ちなみに、番号発表の際のヒキで、考察がそこら中に出回った)。
なお、このエピソードを境にちいかわにおバカキャラ的な一面が付与されるようになっていったほか、ナガノ作品における独特の残酷さやシビアさがより多くの読者に認知され始めたのもこの頃からだと言われている。
いろんな意味で現在の人気のきっかけを作ったと言っても過言ではないエピソードである。
「何回でも…ずっと応援するからね !! 」
なお、再度挑戦するストーリーは「再・草むしり検定編」とされている。
ちなみに、このエピソードでちいかわがプレゼントしたリボンを、ハチワレはその後も大切に保管しており、とあるエピソードではそのリボンが重要な役割を果たすことになった。
スイッチ/新しいともだち編
単行本3巻、アニメ85~95話
入り口に頑丈な鉄格子の扉が設置された洞窟で、カブトムシのような小動物と出会ったちいかわたち。
ちいかわは家についてきたその小動物の面倒を見ることになるが…?
最後の最後で仕掛けられた盛大なちゃぶ台返しは多くの読者を唖然とさせた。なお、アニメでは「新しいともだち」というタイトルだった。
「やっぱり擬態型だッッ !! 」
単行本では、1話目の「スイッチ」がタイトルとして採用されており、ファンからは「ちいかぶ編」「カブトムシ編」などとも呼ばれている。
おっきい討伐編
単行本3巻、アニメ126~132話
「おっきい討伐」に挑戦しようと意気込むちいかわたちは、森で奇妙な化け物に遭遇する。しかし、その化け物はまるで何かを訴えるかのように、その場にいた蛙を指差して…?
おっきい討伐編は、討伐に出かけるところから始まるが、この前後の「ちょっと日々/おかし買えたよ」(ちいかわがシール貼りのバイトをする話)と連動しており、化け物が蛙を指した意味が分かると、事の真相が見えてくる…かも?
むちゃうマン編
単行本3巻、アニメ137~141話
むちゃうまヨーグルトのイベントが開催され、ちいかわの大好きなヒーロー「むちゃうマン」もやってくることに。
ちいかわたちは一緒に写真を撮ってもらおうと意気込むが…。
ナガノの描くエピソードとしては珍しく王道のハッピーエンド展開になったことで話題となった。
パジャマパーティーズ編
単行本4巻、アニメ144~155話
鎧さんの作ったパジャマはちいかわたちの間で大流行。そんな中、4人のパジャマっ子が「パジャマパーティーズ」というアイドルグループを結成する。
初ライブが観客ゼロに終わるという挫折を味わいながらも、その歌とダンスは口コミで徐々に話題となり、ついには鎧さんから「大きなイベント『むちゃフェス』に出演しないか」と声をかけられる。
しかしその矢先、練習中に謎の怪鳥にリーダーを除くメンバー全員が連れ去られるというとんでもない事件が発生、パジャマパーティーズは最大の危機に直面してしまう…。
ほめられリボン編
単行本4巻、アニメ160~164・182~186話
ハチワレは、ちいかわにもらった青いリボンを花瓶に飾って大切にしていた。ある日、ハチワレの家を洞窟と間違え雨宿りをしに来た鎧さんたちが、そのリボンを褒める。しかし数日後、そのリボンを野鳥が持っていってしまい…。
ちいかわとハチワレの友情物語。前後編で、後編は「ちいかわの夢」編の後に掲載された。タイトルは「夜のできごと」。このほめられリボンが、後に意外な活躍を見せることになる。
(※イラストはイメージです)
ちいかわの夢編
単行本4巻、アニメ172~177話
うさぎがリサイクルショップで買ってきた木彫りの人形(鎧さんは楽器と考えていた)が伸ばした管で額を刺された後、蝶の羽が生えた妖精のような姿になったちいかわたち。
元の姿に戻ることを選んだちいかわと、力に酔い痴れて徐々に躊躇なく暴力を振るうようになる「おっきい討伐編」の討伐対象との対比が胸を打つ。
ファンからは「木彫り編」「楽器編」とも呼ばれている。
プリズン/オデと牢獄編
単行本5巻、アニメ189~198話
森で一つ目の巨人・オデと共に巨大なキノコを食べていたちいかわたち。
しかし、そのキノコは森に住むゴブリンたちが大切にしていた物であり、駆けつけたゴブリンたちに捕らえられて洞窟内の牢獄に入れられてしまう。
満足な食事も与えられず、日に日に弱っていくちいかわたち。彼らはうさぎが掘り始めた抜け穴に全てを賭けることにするが…。
単行本6巻に後日談が掲載されている。
スロット編
単行本5巻、アニメ202~211話
ちいかわたちは、うさぎが見つけたという廃墟のゲームセンターにやってきた。そこにあるスロットゲームで遊んでいると、いつの間にかちいかわたち3人の体と心が入れ替わってしまう…。
ファンからは「入れ替わり編」とも呼ばれている。
黒い流れ星編
単行本5巻、アニメ213話~
ちいかわが目覚ましを新しく買い直した。そして、楽しく充実した1週間を過ごす。しかしその翌週、全く同じ1週間が過ぎ、ちいかわが疑問を抱き出す。新しく買った目覚まし時計に、願いを歪んだ形で叶える「黒い流れ星」が取り憑いており、「こんな(平和で楽しい)日々が続けばいいのに」という願いを同じ1週間を繰り返すことで叶えたのだった…。
涸れた編
単行本6巻
「無限に湧いていた食べ物が突然枯渇する」という異常事態が発生。労働によって食い扶持を稼ごうとするも希望者が殺到してしまい、ちいかわたちは仕事にあぶれてしまう。やむなく木の実の採取で食いつないでいたところ、同じくうまい食べ物を探し求めるモモンガが襲ってくるが…。
ファンからは「食糧危機編」「飢餓編」とも呼ばれている。
シーサーの編
単行本6巻
ラーメン屋「郎」で働くシーサーは、スーパーアルバイターの資格を持っている。今は郎の鎧さんとお酒を飲むために、お酒の資格を取ろうと日々勉強中。そんなある日、とある喫茶店で怪異が現れる事件が起きた。その事件の数日後、鎧さんたちが「スーパーアルバイターの制度がなくなるかも」という噂を話していた。それを聞いてしまったシーサーは熱を出してしまい…。
ファンからは「スーパーアルバイター編」と呼ばれている。
石編
単行本6巻
うさぎがちいかわとハチワレに、旅行のお土産として宝石のような透き通った薄紫色の石をプレゼントした。しかし、その後すぐうさぎは再び姿を消してしまう。気になった2人はうさぎの捜索を始めるが、やがて何かに導かれるように古い旅館らしき建物に辿り着く。旅館の中には「拾魔(ひろま)」と書かれた大きな部屋があり、皆が薄紫色の石を削っていた。その中にはうさぎの姿もあったのだが…。
ファンからは「呪いの旅館編」「拾魔編」とも呼ばれている。なお、違う結末もあったようで、ボツになった原稿が「ナガノ展」で公開された。
下克上と先生編
単行本7巻
ちいかわとハチワレは、オンラインゲーム「下克上」にハマっており、インターネット喫茶でプレイを楽しんでいた。すると、そこにラッコがやって来て、ゲームに参加する。
山姥編
単行本7巻
ちいかわたち3人は「マロングラッセの森」で栗拾いをしていたが、何者かによって仕掛けられた罠にかかってしまう。その夜、一人の老婆が現れちいかわたちを助けてくれた。老婆はちいかわたちを自宅に連れていき、傷の手当てをしたり、お菓子や料理を出したりと精一杯もてなしてくれたが…。
鬼カレー編
単行本7巻
「うまカレー」というお店にやって来たちいかわたち。しかし、メニューには鬼のような絵しか書かれておらず、それを注文すると激辛カレーが運ばれてきた…。
単行本には、オデとゴブリンが鬼カレー屋を訪れる書き下ろしエピソードが収録されている。
うさぎの家編
単行本7巻
うさぎの家が知りたくてついていったちいかわとハチワレ。しかしうさぎが向かった先は、どんぐりの帽子を被ったちいかわ族が集まり踊る洞窟だった。
討伐にて編
単行本7巻
かつてちいかわが討伐しようとしたおっきい奴。その前にちいかわたちとは別のちいかわ族の3人組が現れ、討伐に挑む。
そのおっきい奴は、なぜか目の前のちいかわ族に対して友好的な態度を見せるが…。
下克上と特訓編
単行本7巻
ちいかわ&ハチワレの憧れの討伐上位ランカーである、先生ことラッコが2人に特訓をしてくれることになって…。
2024年11月現在もこのエピソードの続きが不定期で投稿されている。
あのことでかつよ編
単行本7巻
怪異となったあのこと、何者かに体を取られてしまった(らしい)でかつよの2体がとうとう接触する。
古本屋編
単行本7巻
ポシェットの鎧さんが作った「蟹爪のカチューシャ」がちいかわ属の間で流行る。欲張って2つ装着したモモンガは、いらなくなったカチューシャを古本屋に押し付けるが…。
グレーの子(モブかわ)だった古本屋がレギュラーキャラに昇格するエピソード。
散切り頭編
単行本7巻
毛量が増えたちいかわ。自分で散髪するが、上手くいかず、散切り頭になってしまう。
あくむ編
単行本7巻
寝る間を惜しんで草むしり検定の試験勉強に勤しむちいかわ。夜食の移動販売に釣られて外に出ると、象かバクのような姿の怪異に遭遇して悪夢を見る術にかけられてしまった。心配したうさぎがちいかわの家にやってきて…。
セイレーン編(島編)
ある日、ちいかわたちの間に「簡単な討伐で報酬100倍」というチラシが出回る。そのチラシに書かれていたのは報酬だけでなく「様々な特産品や名物などが無料で食べ放題」という夢のような依頼内容だったが、あまりにも都合がよすぎて逆に怪しいとも思える物だった。
そんな依頼に、ちいかわたちだけでなく、多数のモブかわたちやこれまで登場したちいかわ族のレギュラーメンバー全員が挑むことになる。
2023年3月14日~11月26日という長期間に渡って連載された。
禁酒編(仮)
いつものように飲酒をしていると「お酒の資格」免許の抜き打ち検査がやってきた栗まんじゅう。しかし、栗まんじゅうの免許をトカゲがどこかへ持って行ってしまったため、免許不携帯になってしまい、罰としてしばらくの期間禁酒を命じられる。
パラレルワールド編(仮)
ちいかわが蜂のような虫に頭を刺されてしまう。心配したハチワレがお見舞いへ行くと、高熱で寝込むちいかわの姿が…。ハチワレが熱の確認をしようとちいかわに触れると、いつのまにか「なにかがちょっとずつなんか違うけど、平和で幸せな世界」の中に居た。
だしもの大会編(仮)
懸賞で「出汁」を当てたちいかわは、ハチワレとうさぎにお裾分けをする。そんな中、ハチワレは『「出汁」を用意して集まるイベントがある』と言ってくる。
パジャマパーティーズスランプ編(仮)
だしもの編から続くスピンオフ。新曲を次々に発表し、ライブを行うパジャマパーティーズ。しかし、新曲よりもデビューソング「パジャマパーティーズのうた」の方が盛り上がるため、曲製作を行うみどりが悩む。
宝探し編/ちいかわアドベンチャー編(仮)
うさぎに連れられて「お宝はこちら」と書かれた施設にやってきたちいかわトリオ。入場券を買い、入った先には、チョコレートの川やたこやきの橋があった。
福の神編(仮)
虫に刺されて頭の模様がハチワレになってしまった栗まんじゅう。おかめのお面を付けた部族に神様と崇められ、神社に足を固定され、動けなくなってしまう。たまたまそこにやってきたハチワレとシーサーは栗まんじゅうを助けようとするが…。