「てぃは!!」
概要
顔や表情がわからないグレーのシルエット状態で表現された、モブキャラクター(※)の一種。
頭に一本の角が生えているのが特徴。
名前は長らく不明で後述の理由から、戦犯ちゃんとも呼ばれていた。
公式からグッズ化された際に、「グレーの子(てぃは!!)」と紹介されたため、これが正式名と思われる。(参照) なお、「てぃは!!」は当該キャラクターの台詞。
※公式からは「グレーの子」、ファンからは「モブかわ」「ちいかわ族」等と呼ばれている。
人物
「討伐」と呼ばれるモンスター退治を生業にしている模様で、討伐の際には3人組のチームを組んで「おっきな討伐」と呼ばれる大型モンスターの退治をしていた。
討伐の際には武器としてサーベルを使用する模様。(但し漫画本編には戦闘シーンは無い)
他のちいかわ族のキャラクターと同じく、性別は不明。
活躍(?)
仲間と三人チームを組み、「おっきい討伐」に訪れる。そこでおっきいモンスターと出会う。
しかし、おっきいモンスターが楽しげに踊り出すなど友好的な仕草を見せたため、残りのメンバーに「友達になれるかも知れない」と考えて討伐をやめることを提案する。
ハンマーを持っていた仲間はそれに賛同し、武器を手放して一緒に楽しく踊り出す。もう一人の、ヌンチャクを持った仲間は武器を持ったまま警戒していた。
二人とモンスターで楽しく踊っていたところ、突然おっきいモンスターの様子が豹変し、その油断によって生まれた隙を突くかのように襲いかかってきた。
油断していた二人は咄嗟にその場から逃げ出そうとする。一人警戒していたヌンチャクを持った仲間は、二人を逃がすべく泣きながらもヌンチャクを振り回して立ち向かった…。
「グレーの子(てぃは!!)」は無事に生還できたが、頭の一本角も折れ、見るからに満身創痍となっていた一方で仲間の二人の姿は無かった。
彼は、討伐対象に心を許したばかりこんなことになってしまったことへの後悔や、自分一人がおめおめと逃げ帰ったことへの自責や、喪失感・悲嘆・絶望といった溢れ出る様々な感情を抑えきれず、街中で思わず慟哭の叫びを上げながら、自分の頭をポカポカ殴りつけて苛み続けるのだった。そしてそんな様子を目にした古本屋の心中は…。
「戦犯ちゃん」という呼び名
前述の経緯から、当キャラは誰からともなく戦犯ちゃんという呼び名をつけられることになり、瞬く間にX(旧Twitter)のトレンドを獲得するほどにこの名前が広まった。
今後彼はどうなっていくのか、あるいは再登場することがあるのか。もし再登場するのなら、その時はどうなっているのか…全ては作者のみぞ知る。
余談
ちいかわマーケット受注生産限定品として、仲間2人と併せてまさかのぬいぐるみが初商品化を果たした(※予約は2023年12月1日の18時から12月7日の正午まで)。
このときの商品名は「グレーの子 3体おてだまにもできちゃうマスコットセット」で、キャラクターの正式名称は明かされていなかった。
ちなみに、公式X(旧Twitter)の告知において「てぃは‼️な ゆだんが ワァーーッな 慟哭へ🗡️ あなたの手で喪失感と罪悪感から すくいだそう🤲 いつまでも一緒です🤝」(リンク先より引用)と紹介されており、やはり仲間は喪失した模様…。