1994年7月16日公開の、映画『それいけ!アンパンマン』シリーズ通算第6作。
ロールパンナは1994年の9月に登場するので、彼女の映画デビューは次回作である。
あらすじ
空に浮かぶ魔法の島を訪れたアンパンマンは、魔法の学校に通う見習い魔女リリカと出会う。アンパンマンと一緒にジャムおじさんたちの元を訪れたリリカは、そこで楽しい仲間たちとすっかり仲良くなる。今度はリリカがアンパンマンたちを魔法の島に招待するが、先にやって来たばいきんまんとドキンちゃんによって島は大パニックになっていた。
登場キャラクターとメカ
まほうの学校のみんな
・リリカ…本作のゲストヒロイン。垂直降下など無茶なことをしては先生に叱られるが、級友思いで、優しいとジャムおじさんに見抜かれた。
・魔女先生…まほうの学校の先生。TVアニメ第18話A『アンパンマン まじょのくにへ』に登場する魔法使いのおばあさんとは声が同じだが無関係。ふだんの顔と素顔が全く異なる。
・ピピ…クラス委員。生徒の中で背が最も高い。抜き打ちテストでは石をトカゲにした。
・ペペ…幼いモモにも親切。
・ポポ…ぽっちゃり系の生徒。リリカをよくからかうが、“いつもの向こう見ず”がリリカの長所でもあることを知っていた。抜き打ちテストでは食べ物に変えてしまいルール違反として注意される。以前にもしたことがあるらしい。
・ミミ…ミミ先生とは名前が同じなだけ。リリカをからかう一人。抜き打ちテストでメメをお姫様にするが…センスが悪いらしい。
・メメ
・モモ…幼くていちばん小さい。呪文をまちがえたり骸骨を見て気絶したりしている。TVアニメ第899話A『ばいきんまんとハテナのとう』では、似たようなキャラクターが登場する(本人かどうかは不明)。抜き打ちテストでは一度失敗するも、ぺぺの助言で成功する。
・ドキリーナ…変な転校生。
いろいろ
①ばいきんまんの大魔法によって、みんながいろんなものに変身されピンチになる。敵の特殊能力によって強制変身されて、残った主要キャラが壁を超える展開はアンパンマン映画で初めて且つ最高峰となり、のちに恒例となる。なお、前作はゴロンゴラによって石化したが、こちらは動くことができずシルエットは変わらないため、強制変身ではなく固めと区分される。
②本作のばいきんまんは敵役だが、極悪ではなく、単純にいたずらを楽しんでいるだけであった。
③アンパンマンが新しい顔になって敵にアンパンチを放すのは劇場版では初となる。ただし、それだけでは解決したとはいえず、大魔法をどう打ち消すかが見どころとなっている。
④アンパンマンがみんなと同様にパンを取っていたが、食べるシーンは明確に描かれていなかった。
⑤ばいきんまん、ドキンちゃん、ホラーマンはED紹介では最後の方だった。