概要
初出は2005年に発売された絵本『アンパンマンとあおいなみだ』。
アニメでは2006年に公開された映画『コキンちゃんとあおいなみだ』で初登場。
以後2007年のTVシリーズで再登場し、準レギュラーキャラとなっている。
ばいきんまんたちと同じくバイキン星からやってきたドキンちゃんの妹分(妹とする記述もあり)。
ドキンちゃんを小さくしたような外見だが、体色は青く、角にリボンを着けている等、細部に相違がある。
一人称は基本的に「コキンちゃん」。
嘘泣きの名人で彼女の流す涙「あおいなみだ」にかかると、誰でも悲しくもないのに泣いてしまう。またその涙には汚れを浄化するという能力も含まれている。バイキンなのに。
ばいきんまんは彼女の涙でいつも被害を受けている人物の一人。
ドキンちゃんでさえ引くほど大変わがままな性格であるが、ばいきんまんたちと違って悪事を働いているわけではないので、アンパンマンや町の住民とは仲が良い。
アンパンマン側に立って行動する場面も多く、時と場合によってはばいきんまんの悪事を止めるためにアンパンマンを助ける事すらある(『コキンちゃんと消えたパン工場』『ミージャと魔法のランプ』等)。
コキンちゃんもしょくぱんまんが好きであり、ドキンちゃんと激しく揉めたりする事もしばしばであるが、コキンちゃんはどちらかというと「遊び相手」「友達」として彼を気に入っている。そのためか姉とは異なり、彼のことは「しょくぱんまん」と呼び捨てにしている。
なお、TVシリーズで再登場して以降、準レギュラーになったにもかかわらず本編映画への登場がなかった(同時上映作には登場していた)が、2015年公開の『ミージャと魔法のランプ』にてようやく本編映画への登場を果たした。同作と2019年公開の『きらめけ!アイスの国のバニラ姫』では主役級のポジションとなっている。
2018年に行われた公式の『アンパンマン人気投票』ではなんとドキンちゃんを抑え3位を獲得。これには驚きの声が多く、比較的最近のキャラクターだからか「コキンちゃんって誰!?」という声も相次いだため、中の人である平野綾がブログで説明する事態に。これによると「ドキンちゃんすらも困らせてしまうようなわがままなキャラを」という経緯で誕生したらしい。
担当声優
前述のアニメ初登場である劇場版「それいけ!アンパンマン コキンちゃんとあおいなみだ」のみ、ゲスト声優として、女優・タレントの乙葉が声を担当。
コキンちゃんのテーマソング「あおいなみだ」も劇場版のみ乙葉が歌唱を担当し、劇場版のエンディング曲としても使用された。
テレビシリーズでは、担当声優が平野綾へと交代。テーマソングである「あおいなみだ」もカバーとして引き継ぐこととなった。
道具
ブルー・ティアーズ号
ばいきんまんが作った青色の流線型のUFO。形状・性能はドキンUFOとほぼ同じ。
バイキン城やバイキンメカに激突しても傷一つ付かない耐久力を持つが、コキンちゃんの無茶な操縦で故障してしまうこともしばしば。
「コキンUFO」と呼ばれることもあるが、後述のように実際には全く別物なので注意。ばいきんまんが作ったメカの中ではハイセンスなネーミングである。流石ばいきんまん。
絵本版では元々はドキンUFOだったが、コキンちゃんの涙で青くなったため、ドキンちゃんからそれを譲ったと言う設定だった。
コキンUFO
登場初期に使用していた卵型宇宙船。
出る際は宇宙船を破壊しないといけないというデメリットがあり、現在ではほとんど使われていない。
関連イラスト
関連タグ
ドキンちゃん(お姉ちゃん)