『DORAEMON THE SUPER STAR 2015』
『ヒーローは、キミの中にいる。』
概要
2015年3月7日に公開された映画。『ひみつ道具博物館』以来のオリジナル作品。
今回のテーマはヒーロー。
ちなみに今回はみんなが応募したヒーローのイラストが採用された。
ストーリー
子ども達に大人気のヒーロー番組『ミラクルヒーロー銀河防衛隊』を見て「自分もヒーローになれたら」と憧れるのび太。
一方、同じくその番組を見たジャイアンとスネ夫がしずかを誘って「ヒーローもの」の映画撮影を始めた。
それを目の当たりにしたのび太も「参加したい」と懇願するがヒーローの相手の怪獣役を与えられてしまい、その結果ジャイアンに投げ飛ばされてしまう。
家に帰ってきたのび太からその経緯を聞き、自身も番組のファンだと自称するドラえもんはのび太と再びジャイアンたちの元へ向かい、監督ロボット・バーガー監督の映画制作の能力と衣装のスーツを「グレードアップライト」による力で身体能力を50倍に、それに加えて各々の特技を活かした超能力を使えるようにして本格的な映画を撮ることになった。
撮影後、そこへ現れた謎の人物・アロンから「故郷のポックル星を救って欲しい」と頼まれ、アロンの乗ってきた宇宙船に乗り込みポックル星へと向かう。
「本格的な撮影になってきた」と期待を膨らませる5人であったが、そんな彼らを待ち受けていたのはポックル星の侵略を企む宇宙海賊団との本物の戦いだった。
果たして、「銀河防衛隊」となったドラえもん達は宇宙海賊団の総攻撃からポックル星を守り抜くことができるのか!?
舞台
- ポックル星
他の惑星から来る人は滅多に無い。
グラファイトを大量に含むダイヤモンドの星(太陽)「アルマス」が砕かれると滅びてしまう。
レギュラーキャラクター
この物語の主人公。
ヒーロースーツによって石頭の要素が特化され、頭突きの威力が高まっている。
また、メーバに捕まったのび太が落としたヒーローバッジを拾って「バッジを落とすなんてマヌケなことができるのはのび太くんしかいない」としずかやバーガー監督と共にいつものようにひどいことを言ったり、時に目立つことばかりを考えている。
主人公でありながら目立った活躍が少なく、リーダーとしての役割も果たせていないため、考え方によっては、アロンとの交流等で一定の存在感を放っていたのび太よりも不遇な扱いとなっている。
公式設定で129.3馬力を誇る怪力やロボット故の非常に高い身体能力、上記のグレードアップライトで強化されたヒーロースーツにより身体能力が50倍になる恩恵を受けている為、本来ならばひみつ道具無しでも無双出来たはずなのだが、やはり単純なパワー差でジャイアンに劣っていたり等、ひみつ道具や頭突き以外の活躍シーンがほとんど見られないのも不遇だと言える。
頭突きでのび太達が捕らえられていた球体のガラス(と言ってもかなりの強度があると思われる)を破壊し、のび太達の救出に成功した。
その後、ハイドとの決戦では四次元ポケットから大量のガラクタを出し、スネ夫が小型飛行機を組み立てられるように手助けをする。
ヒーロースーツによってあやとりの要素が特化され、手から赤色の毛糸を出す能力が付いたが、ただあやとりをするだけであるために攻撃力は皆無で、本人ですら「何の役にも立てない」と嘆いているが終盤、メーバのベルトで海賊の宇宙船に飛ばされた際にイカーロスとの戦いでそれが役に立つこととなる。
また、他にも登場時のフレーズで唯一セリフがなかったり、上記のようにドラえもん達にいつものように酷いことを言われたり、終盤でメーバのベルトによって海賊達の宇宙船にワープされた上に戻ってくるまで誰もいないことに気付かれないなど、歴代の映画と比べて扱いはTVシリーズのように散々で目立った活躍も少ない。
しかしそれでもアロンと交流を深める等、決して見せ場が無かった訳では無い。
一度はアロンと共に宇宙海賊のアジトに侵入し、そこで宇宙海賊の目的を知ったことで驚きの声をあげて見つかってしまい、すぐに逃げようとしたところをやって来たメーバによってアロンと共に捕らえられてしまう。
終盤では子供達と共にあやとりをする姿が確認出来る。
ヒーロースーツによってお風呂好きの要素が特化され、手から水をビーム状に発射する能力「アクアビーム」が付いた。のび太達を救出しに行った時はバーガー監督の立体映像と連携してハイドを翻弄し、のび太達の救出に成功した。
ヒーロースーツによって力持ちの要素が特化され、他の4人よりも高い格闘能力を発揮する。一度はスネ夫と共にオーゴンに敗れて捕らえられてしまうが、ドラえもんやしずか、バーガー監督によって救出された。その後、オーゴンとの決戦では「母ちゃん直伝・無限ビンタ」という連続攻撃を発動し、オーゴンを撃破する。
ヒーロースーツによってプラモ作りの要素が特化され、手先からドリルやマジックハンドを出す能力が付いた。
一度はジャイアンと共にオーゴンに敗れて捕らえられてしまうが、ドラえもんやしずか、バーガー監督によって救出された。
その後、ハイドとの決戦ではドラえもんの四次元ポケットから出したガラクタを一瞬で小型飛行機に組み立てた。
ゲストキャラクター
ポックル星の保安官。宇宙海賊団による秘かな侵略を知ったものの、星の人々に信じてもらえず、助けを求めて宇宙に出たところ、偶然地球に不時着した。
そこで映画撮影をしていたドラえもん達を見つけて「本物のヒーロー」と誤認、「ポックル星を救ってほしい」と依頼する。
通称「バーガー監督」。映画製作のためドラえもんが出したひみつ道具。
宇宙海賊団
この映画の敵。アルマスを砕き、大量のグラファイトを手にしようと目論む。手始めとして「スペースパートナー社」を名乗り、ポックル星に温泉街や遊園地を作り、
彼らの信頼を勝ち取りつつも裏でポックル星全体のエネルギーを集めるために暗躍をする。
余談
関連タグ
モンスターストライク:コラボ作品。本映画仕様の"ドラえもん"と"のび太"が登場した。特にドラえもんはその強さと共に鬼畜な入手難易度で今も話題となる事がある。