ピクシブ百科事典

YouTuber

ゆーちゅーばー

YouTuberとは、主に動画共有サイト『YouTube』で独自に制作した動画を継続して公開している人物、集団の総称である。
目次[非表示]

概要

YouTuber(ユーチューバー)とは、動画サイトYouTube』で自主制作の動画を継続的に投稿している人物(団体)の総称。
YouTubeクリエイター』や『YouTube personality』『YouTube Star』『YouTube Celebrity』などとも呼ばれる。
自身で動画を制作するクリエイターの一種であるが、芸能人に近い扱いを受けることもある。

ここでは、主に実写で活動する人物を中心に解説する。アバター・キャラクターを用いたYouTuberの派生についてはバーチャルYouTuberを参照のこと。

収入源

YouTubeには再生回数に応じて収益を得ることができる「広告パートナープログラム」が存在し、一定の動画再生回数・チャンネル登録者に到達したチャンネルが申請することができる。ここから、狭義では広告パートナープログラムに参加して(大きな)収益を得ている人物のことをYouTuberと称する。

多くのYouTuberは広告収入がない、もしくはそれほど多いとはいえないと考えられている。しかし世界のトップクラスともなると年収が億を超えるとされ、一般のテレビ番組に匹敵するほどの予算で大規模な企画の動画を撮影したり、(企画の一環で)高額な商品を次々に購入したりといった人物も多い。

また、これ以外にも加入者が限定動画の閲覧、早期視聴、限定ライブ配信への参加などを行うことができる「チャンネルメンバーシップ」や、ライブ配信においてチップのような形でコメントと寄付金を送信する「スーパーチャット(専用アニメを利用した『スーパーステッカー』もある)」、Web拍手のような形でより簡単に寄付を送ることができる「スーパーサンクス」など、直接的にYouTuber(チャンネル)そのものを支援するシステムも存在する。

動画のスタイル、ジャンル

日本における2014年のCMキャッチコピーになっていた「好きなことで、生きていく」という言葉の通り、各チャンネルによって得意とする動画のジャンルや表現は多岐にわたる。

例として、

  • 「○○やってみた」などチャレンジやトークを主体としたバラエティ系
  • 実況プレイなどのゲーム系
  • ペットなどの動物系
  • 大食いやレシピなどの料理系
  • メイクの様子やコスメ紹介などを行う美容系
  • ガジェットホビーなどさまざまな商品を購入・紹介するレビュー系
  • 鉄オタを中心とした交通系
  • 勉強や雑学、科学実験
  • 物品の製造、改造、修理
  • Vlog」と呼ばれるブログのように日常生活を表現した動画
  • カップルの恋愛の様子をリアリティーショーのように映した動画
  • 音楽、ダンス、パフォーマンス芸
  • スポーツ系(元・現役スポーツ選手も多い)
  • ネットアイドル、ネットモデル
  • 芸能人youtuber
  • ビジネスや投資情報・ハウツー
  • 社会評論
  • 暴露・迷惑系
などなど、星の数ほどある。

インターネット自体の低年齢層への浸透も影響し、得意を生かして表現し、生計を立てることができることから子供の憧れの職業の一つとなっている。また、子供自身がYouTuberとして活動するチャンネルも存在し、大きな注目を浴びている。

歴史

2005年11月のYouTubeの発足から間も無く、個人で制作した動画を投稿する人物が確認されている。

2007年からパートナープログラムが設立されているが、当時は商業コンテンツを投稿している企業などに向けたものであった。その後2011年から一般ユーザー向けにパートナープログラムが開放され、これによって動画を投稿して、その再生数で広告収入を得るというスタイルが生まれたのが職業としてのYouTuberの始まりともいえる。
また、2008年にはYouTubeで音源を公開していたジャスティン・ビーバーがメジャーデビューを果たしたこともあり、才能あるアマチュアが集う場としても注目されるようになっていた。

一方、2000年代後半~2010年代初頭当時の日本では、個人で動画投稿を行うサイトとしてはニコニコ動画ニコニコ生放送の人気が非常に高く、ネットユーザーの間ではあまり話題になっていなかった。
また、ニコニコ動画はサブカルチャーとの親和性が高く、動画もどちらかといえばマニアックなものが多かったこともあり、動物動画などを除けばマスコミで(好意的に)取り上げられる機会も少なく、一般市民の間で「個人で動画を制作し、インターネットに継続して投稿している人がいる」ということ自体それほど認識されていなかった。
すでに活動していた海外のYouTuberは、海外の価値観を反映して顔出しで活動する人物が大半であったが、日本では長年、ネットで顔出しは危険だとする考えが強く、「なぜ外国人はネットで素顔を晒すのか」と疑問視されていたところもあった。匿名掲示板2ちゃんねると地続きであるニコ動も然りで、顔どころか声を出しただけでネットのおもちゃにされてしまう事例もあった。

だが2010年代前半にHIKAKINらが一躍有名になってYouTuberブームが起き、一般にも広く認知されるようになった。さらに、新規でチャンネルを立ち上げYouTuberデビューする人も増加し、すでにニコニコ動画やvineFC2動画など別の動画サイト、TwitterInstagramのような文字・画像中心のSNS、ツイキャスなどのライブ配信サイト等で活動していた人物の流入も多数あった。
2010年代後半から2020年代にかけてはMixChanneltiktokなど、ショート動画アプリからの進出も多い。

YouTuber増加に比例して顔出しでの活動者も多くなっているものの、拒否感がある人も少なからずおり、顔出ししないYoutuberもそれなりにいる。
2017年にはキズナアイを始めとするバーチャルYouTuberが一躍脚光を浴び、実写系と並ぶYouTuberのスタイルとして定着した。

日本で「YouTuber」という存在がある程度定着した2010年代から、普段テレビ番組や舞台で活躍するタレント・お笑い芸人・歌手などの芸能人がYouTubeチャンネルを開設して芸能人YouTuberとして活動するようになった。例としては「カジサック」としてバラエティ系動画を投稿しているキングコング梶原雄太や、「中田敦彦のYouTube大学」として学習系動画を投稿し、オンラインサロンの運営も行うオリエンタルラジオ中田敦彦などがいる。

2020年春期以降、COVID-19の感染拡大により、芸能界は大きな打撃を受け、仕事は減少し自宅待機を余儀なくされた。これを受け、芸能人(アニメ業界も大打撃を受けたことから声優も多い)によるYouTubeチャンネルの開設が大きく増加した。

実態

YouTuberは「ただ好きに作った動画を投稿するだけの職業」と思われがちだが、実際にはそうではない。まず広告収入だけでまとまった稼ぎを得るには、途方も無い再生回数と認知度が必要なため、飽きっぽい性格の人にはあまり勧められる物ではない。
有名になるには毎日投稿が基本ともいわれる過酷な業界であり、「ホンマでっか!?TV」でもその面が取り上げられている。

そもそもYouTubeは規約で、広告収入の条件を以下のように設定している。

  • 全ての動画の再生回数の合計が、1万回以上
  • 過去12ヶ月間の総再生時間が4,000時間以上
  • チャンネル登録者数が1,000人以上
このように「ちょっと趣味で広告収入でも」という考えではかなり難しいものである。おまけに、この規約はYouTube運営の胸先三寸で変わる可能性もある(実際、下の2番目と3番目の規約は、2018年に何の予告もなく、加えられた条件である)。

単純に動画を撮って投稿するだけなら、手元のスマートフォン1台で事足りる。しかし「面白い動画」として注目を集めるためには ただ撮って出しでアップすればいいものではなく、長く続けるには構成や編集の技術も一定レベルが要求される。パソコンであれば無料で高性能の編集ソフトも多いものの、本気で使いこなすには知識と時間がかかる。
さらに高性能カメラ・高性能パソコンなどが欲しくなればハードの購入費もかかるし、技術取得のための教材費など、本格的に収入を得るレベルを狙おうとすれば初期投資もある程度必要である。

インパクトを重視して一風変わったこと、身体を張ったパフォーマンスばかりしている、というようなイメージがYouTuberのステレオタイプなものになっているが、あくまでもそれはジャンルとしては一部に過ぎない。
「迷惑系YouTuber」のように、再生数を増やすべく目立とうとして炎上商法に頼り、取り返しのつかないようなトラブルに発展してしまうという人もいる。

人気を博したYouTuberも、その多くは、趣味・特技を活かした動画を投稿していても、検証やチャレンジ、お笑いなどの「人を惹きつける要素」を取り入れることで注目されるようになった、ということが多い。
日本において絶大な人気と知名度を誇るHIKAKINも、そもそも最初はヒューマンビートボックス動画を投稿したのが始まりである。HIKAKINの兄で同じく有名YouTuberであるSEIKINも、初めはアカペラや自作曲など音楽系の動画を投稿しており、のちに2人ともバラエティ系に移行している。
有名なキャッチコピーである「好きなことで、生きていく」も、ヴァンゆんは『しくじり先生』に出演した際、再生数・登録者数の伸ばし方について、「自分がやりたいことではなく視聴者が求めている動画を考えよう」と、単に自分が好きなことだけではダメだと述べている。

YouTuberの中には、芸能人YouTuberを含め本業を持っている者が、本業の合間に(副業として)動画制作・投稿しているという場合もある。学生専業主婦なども多く、キッズYouTuberなどはその最たる例といえる。
また、本業に支障が出るためYouTubeに専念することにした、というケースも少なからずある。例えば東海オンエア虫眼鏡は大学時代から動画に出演しており、小学校に教員として採用された後も出演を続けていた。しかし、東海オンエアとしての活動が学校に知られ「教員を辞めるか、YouTuberを辞めるかどっちかにしろ」と言われたためYouTubeを選んだという経緯を公表している。
先に述べたようにYouTuberとして満足な収入を得られるレベルで活動するのは難しい。副業として、というよりもYouTuber専業になることを目的に生活費を稼ぎながら活動する人物の方が多いと見られる。

芸能人や企業のYouTube進出の影響も大きい。実際に、YouTubeによって知名度が大きく上がったすゑひろがりずガーリィレコード、YouTubeが芸能活動の中心となりつつあるヒロシゴー☆ジャスといった例があり、ぽっと出の素人が頭角を現すのは難しくなっていると言える。
逆に、地上波のテレビなどで超多忙に活躍しながら、チャンネル登録数や再生数が伸びず活躍できない例(板東英二ビビる大木など)もあるため、有名芸能人であっても成功できるとは限らない。
もはやあらかた出尽くして飽和状態のジャンルが占めてきている「レッドオーシャン」業界なこともあり、マイナーなジャンルを開拓して知名度上昇を果たさない限り難しい世界になっている。

バーチャルYouTuberの場合も、人を惹きつけるような外見は用意できても、出来ることは実写より限られ、トーク力や構成力は普通のYouTuberよりも試されると言える。

このようなわけで、YouTube一本で食っていくとなるとかなりの体力と根性、そして競争相手の多い中で差別化を図る企画力人を引き付けるセンスが必須となる世界でもある。
端的に言えば、「YouTuberに休みはない」。仮に休むにしても動画のストックは自分で作り続けなければならず、毎日投稿が当たり前の世界で1週間以上休もうものなら忘れ去られてしまうかもしれない。
これは「一人でテレビ番組を作り続け、出続ける」ようなものであり、お笑い芸人が自営業だけで生きていくに等しい。トップクラスのHIKAKINともなると、寝る時間の確保すら難しいという。

テレビにおける「視聴率」が「再生数」にすげ替わっただけで、実質的にスポンサー料をとっているテレビと同じ事をしている(=新鮮味が薄れてきている)という意見さえ存在し、オリジナリティのある動画で視聴者を惹きつけ続けるのは文字通り命を削るようなものである。規約の締め付けはいわゆるテレビにおけるコンプライアンスと同じでありYouTubeもテレビと同じ道を辿っているとの意見もある。また、芸能人の参入は事務所はともかく、付き合いの深い番組制作プロダクションも一緒に参入している事も多々あり、動画の構成(構成作家)や編集(編集者)がそもそもその道のプロである為、同じ土俵に立った場合はクオリティに素人との差が生じているのもまた事実である。

イベント企画や営業、さらには税務処理など、本来の動画作成以外の業務を外注するという形で、芸能界のようにYoutuber専門のマネジメント事務所(MCN)が設置されており、日本ではUUUMなどが知られる。
クリエイター側のメリットは大きいものの、まだ業界自体が過渡期なため、きちんと労働条件や報酬などを詰めないと、搾取される可能性もある。
このほか、MCNに所属しながら、個人事業主として会社を立ち上げて活動するYouTuberもいる。特にチームで活動するYouTuberの中には会社の従業員としてチームメンバーを配置し、分業で活動するというケースもある。例としてカズチャンネル釣りよかでしょう。(共にUUUM所属)は、YouTuberとしてはUUUMに所属しつつ、外に会社を持ち、撮影や編集、事務経理などを行う従業員を雇うというスタイルで活動している。

広告収入目当てで始めたところでYouTuberとして成功できるのは全体のせいぜい10%程と言われており、先述のYouTubeの規約を照らし合わせても動画制作だけで身を立てるのはやはり生易しいものではない。大体はYouTuber広告収入に加え企業案件(企業とのタイアップ)といった副次的な仕事があって成り立っていると思われる。

またYouTubeは「動画投稿サイト」、すなわちサービスである為、何らかの形でYouTubeのサービスが衰退・終了した場合はたちまちYouTuberという職業はその時点で窮地に陥る。
無論、他の動画サイトに移転すれば動画投稿自体は続けられるが、稼げるかどうかは動画サイトのビジネスモデル次第と言える。動画サイトは各々利用者層がまるで異なる事も多く、今までの方法が全く通じない可能性もある。
この他、チャンネルが様々な要因でBANされる事もYouTuberには痛いものになっている。誤BANだった場合はチャンネルの復帰の確率が高いが、それ以外だと難しいとされる。

YouTuberの知名度上昇後

YouTuberにまつわる問題の発生・増加

目先の再生数稼ぎ目的の手段を選ばない行動

「動画投稿で稼げる」の印象だけが先行してしまっている為、安直な考えによって始める者も少なくなく、それ故に厄介なトラブルを起こすケースも増えてきている。
逆に、わざと視聴者を不快にさせる言動をして再生数を稼ぐ「炎上系」と呼ばれる手法をとる者も多数存在する。もちろん真に受けて再生・拡散するほど投稿者が儲かるという悪循環なので、冷静にスルーするのが好ましい。その特性上、デマや騙りがそれまでのメディアより伝搬・浸透が容易いのも問題となっている。

ネットマナーを先に学ばせるべきところを「いかに再生数を上げるか」しか教えていない「子供達へのYouTuber講座」なるものを行っている団体もあり、疑問視されている。
特に未成年者のネットに対する心構えの未熟さがネットでは危険な事である事を授業で啓蒙するといった事は日本においては、まだまだ途上の段階にある事も忘れてはならない。

実際、YouTuberが引き起こした事件や様々なスキャンダルが露呈した事例も多々ある(例:盗作、プライバシー侵害等)。
特に再生数を稼ぐ目的で過激な事をやる内にエスカレートして他者に迷惑をかけた挙句、警察のお世話に…といった事例や果ては大規模な詐欺疑惑問題にまで発展したものさえある。また、グループで動画製作を行っている場合は広告収入の分配を筆頭に様々な人間関係の拗れで内部分裂はまだしも崩壊に至るケースも0ではない。

事実、2017年にローガン・ポールが日本の青木ヶ原樹海で自殺した遺体を笑いながら撮影し配信した映像は世界中で大バッシングを浴び、YouTubeが追悼の声明を発表するなど大問題となった。
2018年4月、アメリカのYouTube本社に39歳の女性YouTuberが銃乱射事件を起こして3人がケガを負う出来事があった。その後女性は現場で自殺したとされている。事件の要因は再生数に対しての広告収入のあまりの少なさに憤慨した事によるものだという。この事件は恐らく前代未聞の動画サイト運営襲撃事件となってしまった。

広告収入のための過激な追求が命の危険を招いてしまう例も存在する。2019年4月にある日本のYouTuberが、生放送で過激ネタの定番「おにぎりの早食い」に挑戦するも失敗し、気道を詰まらせ窒息死してしまうという事故が起こった。当該YouTuberはシングルマザーであり、まだ未成年であった子供がTwitterで死去を報告するという悲しい結末であった。

このように暴徒化するYouTuber対策として、2019年には「命や精神状態に係わる過激なチャレンジ・ドッキリの禁止」がルール化された。一部では「つまらなくなる」との懸念も上がったが、上記のような様々な問題が実際に起きている以上、必然的な対処と言える。

また動画の内容ではなく、サムネイルに極端な煽り文句(原色の過剰テロップなど、週刊誌やスポーツ紙、ワイドショーの手法)やグロ画像などを使って注目させる精神的ブラクラ、視聴者の目を引きつけようとするYouTuberもいるのも問題になっている。こちらに関してはまったく対策が進んでいないため今後増えていく可能性がある。

プライベート上の問題

「有名税」ともいえるが、アンチの存在(これはYouTubeに限った話ではないが)、プライベートの確保が困難になるといった問題もある。さらに、最悪の場合ストーカーによる居住地の特定や、分別のない視聴者が自宅に突撃する危険もありえるため、自分に全く非がないにしてもデメリットの部分を自力で解決できないと社会生活に支障をきたす可能性もありうる。
ちなみに、上述の窒息死したYouTuberは、生放送で事故が発生してすぐに視聴者からYouTuberの住所宛に119番通報があった、つまり生前からとっくに身バレしていた可能性が高いことも発覚している。

2019年1月にはバーチャルYouTuber界隈でも騒動が起きている。 とある有名Vtuberが背景にある運営企業との間で、報酬や労働条件を巡ってのトラブルが発生しており、継続含む今後が不透明なままになってしまっている。
バーチャルYouTuberは中身が大事な世界であり、ファンやアンチに中の人(いわゆる「前世」)を特定され、過去の噂やトラブルを一方的に掘り返されるという事例もあり、バーチャルの皮を被っているとはいえ安全とは言えない。

不祥事を起こした芸能人の駆け込み寺として使われる問題

先述の通り芸能人や声優のチャンネル開設が増えてはいるものの、近年は不祥事を犯し落ちぶれた芸能人が、その知名度を逆手にYouTuberデビューするという一種の駆け込み寺的コンテンツと化している点も批判の的になっている。
ニコニコ動画ニコニコ生放送)では素人が配信や投稿で名声と収入を得る→不祥事で落ちぶれた芸能人の駆け込み寺になる→素人の投稿者も芸能界に拾われセミプロ化→芸能界に食い潰されて商業臭が激しくなり衰退と一足早く全く同じ道を辿っている。
かの吉本興業が2020年に所属YouTuberの退所が続いたUUUMと業務提携したのも前年の闇営業報道が大きく響いているのは想像に難くない。ちなみに、吉本興業内にもOmOというYouTuber向け部門がある。
実際、ヒカルはある会食の場で「結局YouTuberなんて、芸能人の真似事の落ちこぼれ」「芸能界で売れなかった人がYouTubeやってる」「うちの世界にはダウンタウンさんがいるから」と言われたと語っており、芸能関係者の間での認識もそれほど良くないと見られる。

しかもたちの悪いことに全く不祥事を犯しておらず、普通に活動している芸能人YouTuberより、不祥事によって印象を落としてしまった芸能人の謝罪動画の方が炎上により再生数が何十倍にも伸びやすいという傾向があるため、まさに駆け込み寺目的という視点だけで見れば「正直者が馬鹿を見る」コンテンツと言える。
このような特徴があるので、不祥事の有無関係なく目先の再生数欲しさに考えなしに上述の炎上系YouTuberなど組む相手を選ばない者も珍しくなく、コラボ放送などしようものなら不祥事で落とした印象をさらに落としてしまう悪循環にもなりかねない点も業が深いポイントだろう。
そのため不祥事を犯していない芸能人YouTuberの場合、芸能界入り時代から信頼のあるスタッフや芸能事務所など所謂「反社チェック」が出来る優秀なブレーンとの二人三脚で活動するのが基本になる。

無論芸能人のYoutuber転身組が全て不祥事の流れ者であるわけではなく、一旦事務所との契約を終えて芸能界を引退したあと、Youtuberとしてマイペースな表現活動を行なっている仁藤萌乃上原亜衣のようなケースもある。
また、キャバクラ嬢ホストなど水商売界隈での知名度が高かった者が(年齢的な限界で)引退し、そのあとの事業の宣伝がてらYoutuber活動をしているケースも散見される。

情報商材屋など、詐欺の拡散用ツールとして使われる問題

だが上記問題以上に深刻なのは、表向きYouTuberという肩書を被りつつ、今までも少なからずいた自己啓発セミナーや霊感商法のような情報商材を売りつける詐欺師急増の温床にもなっているという点である。

YouTubeは再生しただけで広告料が入る仕組みのため情報商材を出しやすい。仮に売りつけた情報商材の矛盾をコメント欄で指摘されたとしても、投稿者の任意でコメント削除することが出来るため、情報弱者の賛同コメントだけ残せば自分の偏った情報商材の正当性を一方的に第三者に洗脳、そして会員制のオンラインサロンへ誘導出来る構造を簡単に作りやすくなってしまっている。

おまけにYouTubeには現時点でチャンネルのブロック機能がなく、動画サイトゆえに再生数も意図的に盛って上位に表示させることも可能(当然詐欺師なら動画の再生数偽装やフォロワー売買などにも詳しい)なため、あたかも自分の影響力が高いかのように偽装するのも簡単である。
そしてYouTubeでは困ったことに全く無関係の検索結果でも「他の人はこちらも視聴しています」「あなたへのおすすめ」という機能でゴリ押ししてくる現状もあり、情報商材屋には現在のYouTubeのシステムは一方的に情報弱者の信者を増やすに都合がいいシステムなのである(心理学上「ザイオンス効果」と呼ばれ、検索結果に同じ投稿者を何度も見せることで印象アップを図る目的がある)。
あまりに都合が良すぎるため、YouTube運営は情報商材屋と密接な関わりがあるのでは?という疑惑まで浮上している。

不祥事芸能人のYouTuberデビューが問題とされている最大の原因も実はこれで、不祥事芸能人のもとには自分の商品価値を落としてしまうリスクを恐れて不祥事を犯していない芸能人はあまり寄ってこないため、代わりにこの情報商材系YouTuberばかりがカモと言わんばかりに周りに集まって来やすい。
そして情報商材系YouTuberと契約してしまった場合、それを取り囲むファン層にもネットビジネス系や副業系を自称する層ばかりが目立つようになり、知らない間に得体の知れない怪しいビジネスのドツボにハメられる。
不祥事を犯しているとはいえ腐っても芸能人なので、客寄せパンダのインフルエンサーとして情報商材屋の商売道具に利用され、最悪再生数が稼げなくなればお金も絞られるだけ搾り取られ用済みとして捨てられるという自己啓発セミナーに騙された信者のような悲惨な末路を辿ってしまうのである。

逆に実質情報商材や自己啓発本を売りつけるためにYouTuberになった芸能人も少なからず存在しており、そういった類は自らTV番組のレギュラーを降板しているパターンが多い。
当然TV時代からのファンを裏切る形となってしまうため、「惰性で続けがちな古参ファン」ほど知らぬ間に洗脳されていたり情報商材を買わされたりすることとなる。
ひどい場合だと上述した駆け込み寺目的でYouTuberデビューした不祥事芸能人をうまく洗脳して金を搾取・自分の利益に都合良く誘導するなど芸能人YouTuber同士で共食いが発生していることもあったりする。

吉本の徹底的なバックアップのおかげで情報商材屋に洗脳されるまでは至っていないカジサックや、人望のなさが幸いし情報商材屋すら寄ってこなかった木下隆行(TKO)などの例はかなり稀だと言えるだろう。

切り抜き動画の増加によるまとめサイト

最近ではYouTuberの動画の面白い一部だけを別の投稿者が切り取って投稿し、YouTuberと広告料を分配する「切り抜き動画」が急増しているが、動画としての魅力を宣伝するよりも目先のアフィリエイト目的のものが増えた結果、YouTubeのみならずSNSでもスパムのように割り込み検索妨害を及ぼしているという新たな問題まで発生している。
この手の切り抜きでも情報商材系YouTuberが出てくる率は非常に高く、上述したように「他の人はこちらも視聴しています」「あなたへのおすすめ」という機能もあるため、嫌でも目に付きやすい。

その構図はブログの広告バナーが広告動画にすり替わっただけの動画版まとめサイト(まとめブログ)とも揶揄される。実際アフィリエイト目的の切り抜きを行っているアカウントはまとめサイト(ブログ)の管理人と似たようなクズ対応を取るケースが多く、兼業でやっている者も珍しくないと考えられる。

また、検索妨害の免罪符に「動画に字幕を付けている」ことを強調しているアカウントも注意が必要である。
字幕を付ければ動画としての魅力を宣伝する目的だとみなす人もいるかも知れないが、「広告料を分配する」という特徴上、このシステムはYouTuberの利害関係にある同業者が自作自演でやっても利益になる。さらに切り抜き対象が情報商材系・自己啓発系の語り手の場合だと、その利害関係者には「情報商材系・自己啓発系YouTuberの話術で大衆を洗脳し信者を増やすこと」も利益に繋がる結果となる。
そうなると字幕が付くと話がテキスト化している分、聴覚障害者もターゲットになるだけではなく単に話を聞く以上に話の内容が吸収しやすく洗脳が容易になるというメリットが出てくるため、切り抜きアカウントが動画に字幕を付けているからと言って必ずしも免罪符になるとは限らない。
むしろ「アフィリエイト目的」「無知な信者をネズミ講式に増やす目的」の相乗効果がかかるため、単なるアフィリエイト目的の検索妨害以上に悪質とも言える。

ちなみにYouTuberとはちょっと異なるが、切り抜き動画の先祖として、ネットニュースやテレビの放送事故のキャプションやテロップがただ流れていくだけの「文字だけ動画」が2010年代前半~2019年にかけて多数投稿されていた。ネットニュースの取材により情報商材屋に騙されて副業目的で始めたアフィリエイターが主力だったことが判明している。
規約が追加されたのもおそらくこれが一つの原因で、2019年に収益化対象から外されたことで今では減少傾向にあるが、こちらも結局は再生数からのアフィリエイト目的の検索妨害で切り抜き動画と原理は丸っきり同じなので、そのまま切り抜きアフィリエイターに移行したとしてもおかしくないだろう。

フィクションのYouTuber

YouTuberが認知されるに伴い、2017年以降、キッズアニメなど低年齢層向けの作品の題材にされることも珍しくなくなっている(ただし、さすがにYouTubeの名前をそのまま出すわけには行かないのか、多くの場合は架空の映像配信媒体を使った「○○ber」といった名前で登場している)。
理由としては、HIKAKINやはじめしゃちょーFischer'sが小学生から人気を博し、テレビ番組やコロコロコミックにも登場するなど、「児童」対象である以上無視できない存在となっているからと思われる。

立ち居地は作品により様々で、トラブルメーカーであったり、子供でありながら有名人であったり、中には動画配信がそのままテーマの作品もあったりするなど。
ただ、配信する動画は大抵が「○○やってみた」という内容であり、世間一般のYouTuberのイメージの狭さが良くも悪くも窺える。脚本家がYouTuberの扱い方・描き方に戸惑っている様子も見られる。

代表的な「YouTuber」キャラ

YouTubeをモチーフとした動画サイトで配信活動を行なっているキャラ。

『アプチューブ』で自分の動画を配信しているアプチューバー。12歳にして有名人。
7話では、人気YouTuberのHIKAKINが人気アプチューバー・ヒカ次郎役で登場したことも。

なんにでも首を突っ込むトラブルメーカー。そこを敵に付け込まれ狙われたこともある。

本作のテーマは「動画サイト」と「自分発信」。
だれでも自由にチャンネルを開設でき、自分流のパフォーマンスを発信できる動画サイト「プリ☆チャン」が舞台。

編集担当の友人加古川ランマと共に「友TUBE」に投稿し、いろんな発想で遊びを思いつくことから「遊びの神」と呼ばれている(らしい)。
コンビながら人気格差が生じてしまうなど、ある意味リアルな一面も。
コロコロコミックのYouTubeチャンネルでは、バーチャルYouTuberになった友牙が登場する動画も投稿された。

「ういちゃんねる」と言うチャンネルを運営している配信者という設定だが物語初頭時点では「動画内容は話を盛っているのにつまらないため人気はない」と言う状態である。


主人公「秋川茉優」の弟で動画クリエーター。不審な火事で焼失した火災現場で心霊動画を撮ろうとするが・・・
ちなみにこの映画には「水溜りボンド」が実際に登場し、和真にドッキリを仕掛ける事を企てるのだが、水溜りボンドの二人が目にしたものは驚愕するものであった。

主人公達の住むネリマ市ツツジ台で人気のYouTuber。メンバーはタカト(CV:榎木淳弥)、今井(CV:熊谷健太郎)、有井(CV:鈴木崚汰)、やまと(CV:伊東健人)の4名。
しかし合コンで呼んだ新条アカネの趣味を小馬鹿にした発言をしたために彼女の逆鱗に触れてしまい、彼女とアレクシスが生んだ暗殺用怪獣ゴングリーにやまと以外の3人が殺害されてしまう。

ミリカという名前で活動し、Gカップをアピールしながらも体を張った生配信で5万人ものチャンネル登録者を誇る人気ミーチューバーである。なお、普段はボーイッシュなツンデレだが、配信時は猫を被ってぶりっ子を演じ、眼鏡をかけている。

有名なYouTuber

日本国内

UUUMVAZなどのYouTuber専門の事務所(MCN)に所属している者、YouTuber複数人でユニットを組んで活動する者、一人事務所を主宰する者、一般の芸能事務所に所属している者、どこにも属せずに活動している者などがいる。

UUUM所属(業務提携しているライバー所属も含む)

※所属数が多いため、詳しくはUUUMの記事に記載。

VAZ所属

もともとはヒカルラファエル禁断ボーイズらを中心にVAZ内に設立されたYouTube部門『NextStage』が母体となっており、のちにVAZへと改組された。

その他

個人


チーム

芸能人

※渡嘉敷と竹原は自身のチャンネルの他に、畑山隆則と組んでYouTubeチャンネルを開設。(3人とも元プロボクサー世界チャンピオン。)


その他こっち⇒芸能人YouTuber


政治家


引退・解散・活動停止


世界キッズYouTuberトップ2(2020年度YouTuberランキング:1位と7位)

  • 腕白少年『ライアン・カジ』くん(チャンネル登録者数:2770万人)

※動画はYouTubeチャンネル『Ryan's World』より転載(アメリカ合衆国在住:年収2950万ドル)

  • 白人美幼女『アナスタシア・ラジンスカヤ』ちゃん(チャンネル登録者数:6600万人)
※動画はYouTubeチャンネル『Like Nastya』より転載(アメリカ合衆国在住:年収1850万ドル)

海外


バーチャルYouTuber

詳しくは⇒バーチャルYouTuber

関連タグ

実況者 ゆっくり実況プレイ ゆっくり実況
バーチャルYouTuber  幻想郷youtuber
ツッコミ系YouTuber

好きなことで、生きていく  ユーチューバー

外部リンク



関連記事

親記事

YouTube ゆーちゅーぶ

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivで「YouTuber」のイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで「YouTuber」の小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 22996808

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました