「私達ってさぁ、ずっと仮面で行くの~? 顔と数字が台無しなんだけど」
CV:米澤茜
概要
アニメ『BanG Dream!』の派生作品『It's MyGO!!!!!』及び『Ave Mujica』の登場人物。
「にゃむち」の愛称で動画配信者として活動している女性。6月1日生まれ。身長164㎝。
メイク動画を中心に投稿しており、人気上昇中の美容系配信者として知られている模様。
配信の主な視聴者に千早愛音、長崎そよらがおり、美容に高い関心を持つ愛音は彼女のファンであると思われる。
アニメ『MyGO!!!!!』第12話では宇田川あこのファンである事が判明、見かけた際にはあこと一緒に撮影を行った程。
しかしその本性は有名人を使って動画配信を行い、自ら大金を得ようとする腹黒配信者(性格も少しだけ荒々しくなる)。
アニメ『MyGO!!!!!』時点では所属学校についての描写が無かったが、アニメ『Ave Mujica』第3話にて、都立芸術学院高校の演劇表現科に通う高校生であり、RASの和奏レイの後輩と判明した。また、学年は「にゃむちチャンネル」#2で高校1年生と申告している。(→参考動画)
また、レイとは住んでいるアパートの部屋が隣同士であり、交流がある。
アニメ『MyGO!!!!!』において
基本的には愛音が見る動画にのみ登場し他の主要登場人物に関わらない立ち位置であったが、上記の第12話にて本格的に登場。
豊川祥子から『自身が発起人である新バンド』のドラム担当として誘われた。
祥子は『にゃむの動画配信者としての活動は、長く人気を保つことが困難であること』を挙げたうえで、「女優・森みなみの娘」「sumimiのメンバー」「プロと比べても遜色ないベーシスト」という、『最短でメジャーデビュー出来るメンバー』が揃っていることをチラつかせて勧誘しており、祥子の指摘が図星だったにゃむはこの誘いに乗ることとなる。そして第13話で祥子の新バンド「Ave Mujica」の「アモーリス」としてデビュー公演に出演した。
アニメ『Ave Mujica』において
『Ave Mujica』第1話で、すでに知名度の高いメンバーで構成されているにもかかわらず、仮面をつけてバンド活動をする祥子の運営方針に反発したにゃむは一計を案じる。
その計画は武道館ライブ時に実行された。まず、祥子の脚本を「退屈な台本」と挑発し、舞台に上がると自らの仮面を取って世間に正体を明かし、睦と海鈴の仮面を剥がすという驚くべき行動に出る。更に、仮面を外さなければならない状況に追い込まれた祥子と初華は自ら仮面を取り、メンバー全員の素顔を公開させた。
結果として素顔を公開した「Ave Mujica」のライブは大いに話題となるものの、当初の計画を崩された祥子をはじめとして他のメンバーたちとも確執が生じてしまう。
なお、正体を明かしたにゃむに対する世間の反応は、事前に正体をほのめかす動画を配信した結果、にゃむが期待した反応とは程遠く悔しい思いを味わうこととなった。
その後も、睦の母親の森みなみに馴れ馴れしい態度でコネクション作りをしようとする、さらに、素顔バレにより精神状態が悪化して失言した睦に対し、その原因が自分の行動であることを棚上げして責め立てる等、土足で上がり込むような振る舞いを続けている。
そんなにゃむの仕事に対する態度はほぼ一貫して高いプロ意識を見せており、全国ツアー初日の演劇では、祥子が作った自分への当てつけのような台本でも全力で演じている。ゲスト(観客)が望んでいるもの・求めているものを与えるのがエンタメという主義を掲げており、「Ave Mujica」の世界観を大事にする祥子とはたびたび衝突を起こしている。これは、にゃむが配信者としての流儀を大事にしていることに起因している。
また、メンバー間の意思疎通に難があるため、プライベートにおいては奥手なメンバーの為にライブ後の打ち上げを提案する、SNSアカウントの相互フォロー勧誘をするなど、積極的にコミュニケーションを取っている。
第3話では、彼女のマルチタレント志望という目標やレイとの交流等の内面的な部分が描かれ、決して口先だけでなく努力家な一面もあり、めきめきとドラムの腕を伸ばしている点はあの「RAISE A SUILEN」のドラマー・マスキングことますきが褒める程であり、この事はレイの口から伝えられた。また、高校への通学、ならびに動画の配信活動は「Ave Mujica」加入後も変わらず継続しており、その合間を縫ってドラムの個人練習に励み、バンドの合同練習に積極的に参加するなど、限られた時間をやりくりする描写も示されている。
夢を実現するために有名人に売り込みをかけることを怠らず、「どんな手段でも使う」と公言して憚らない。そのため『両親が芸能人』という最初から強力なコネが用意されている睦に対しては、並々ならぬ対抗心を持つ。だが、ムジカの全国ツアー初日において、ギター演奏の失敗から「圧倒的な存在感と観客を魅了する演技」を偶然にも生み出した睦の才能に対してにゃむは一際衝撃を受け、「両親の七光」から評価を改めると共に内心畏怖している。さらに睦のおかげでにゃむ配信のコスメ動画もバズったため、睦に対しては複雑な感情を抱いている。
全国ツアー初日終了後、「Ave Mujica」はあくまでも自分の目標の踏み台としか見ていないにゃむは、「祥子を切り捨てて睦と二人でムジカを脱退する」方針を睦に提案するだけでなく、祥子が睦の性格を考慮しあえてやらせなかった「睦が椅子に崩れ落ちるパフォーマンス」を観客のために行うよう強く主張する、といった数々の祥子への挑発行為によってバンド内の亀裂はますます深まり、結果的に祥子と睦の二人を更なる窮地へと追い詰めていった。
余談
- 高校一年生であることが判明したが、「お前のような高校生がいてたまるか」と彼女の言葉を疑う人が多い。
- ただし「何歳ですか?」という質問に対し、「高校一年生です」と返すのは違和感があるため、高校一年生なのは事実だが実年齢はMujicaメンバーより上なのでは?という考察もある。
- CVの米澤女史はガチガチのプロドラマーとして活動しており、にゃむも後にドラム担当として誘われている為、納得の配役であるといえる。
- 米澤女史はインタビューでにゃむについて「根性がある」という印象を述べており、実際にドラムを始めたのは『MyGO!!!!!』の物語内で演奏経験は登場人物の中で最も短いにもかかわらず、ドラムスティックがボロボロになるまで練習を重ねる描写や、「狂犬」と言われるRASのマスキングや、音楽で自立することを目標としてる海鈴からも認められるほどの腕前となっており、彼女の努力家としての側面が強く表れている。
- また米澤女史は今作が初声優作品だが、喜怒哀楽が激しく憎みきれないにゃむを見事に演じきっており、特にアモーリスとして演技している姿は必見。
- またリアルライブありのユニットにありがちのライブシーンでのモーションキャプチャーも担当している。
関連イラスト
関連動画
関連タグ
関連キャラ
- 丸山彩:にゃむ同様、彼女も『まるやまチャンネル』で動画を投稿している。
- 白石万浬:現在はバンドリから独立したブシロード作品のキャラクターの先輩。彼もドラム担当であり、お金目的でArgonavisに加入する。しかし彼の場合は家の家計状況があまり宜しくないためにバンドへの加入に乗り込んだ。当初は金稼ぎの為に入って、ある程度まで稼げたら抜けるつもりでいたが、今ではArgonavisが彼の居場所となっている。