概要
バンド等でドラムを叩く人。中心人物(バンドマスター)、もといリーダーになることがよくある。
ベース&ドラム担当者はバンドのリズム隊としての役割があり、特にドラマーはライブでの演奏開始の号令等を担当するために頼りがいのある人物がこのポジションにつきやすい(任されやすい)。
極端なことを言えば、ライブでもドラマーさえしっかり演奏していれば、他メンバーがフリーダムなパフォーマンスをしてもまとまりが出てくる。
ドラマーはガチムチというイメージも強いが、事実体力がいる上に力強い演奏ができるため理に適った体型である。もちろんスマート体型なドラマーも非常に多い。
その重要な役割の割にライブではステージの奥に陣取ることになるため、目立ちたい人や、皆を引っ張る自信の無い人からはポジションを敬遠されがちで、自前で設備も揃えようとすると場所を取る&周囲の環境にも気を使う事からドラマー志望の人は他のポジションの中でも少なく、バンドスタジオのメンバー募集の張り紙なんかを見てもドラマーを募集するバンドは多い。著名なとこで言えばB'zやポルノグラフィティ等少人数編成バンドのドラマーもサポートメンバーであることが多いが、いずれも名手揃いである。
女性のプロドラマーの人数はさらに少ないが、exist†traceのMallyなどハードな音を長年叩きこなす女性ドラマーもおり、マキシマムザホルモンのナヲのように結婚出産を経由したり打首獄門同好会の河本あす香のように難病を乗り越えて活動を続行する者もいる。
もし購入を考えている人がいるなら、少し値は張る&楽器メンテナンスのスキルは付かないが、自前の練習用に電子ドラムを購入するという手もある。これなら音量が調整できるので、後は場所と電子パッドへの打撃音にだけ気をつければいい。
でも、たまにバンドスタジオで生のドラムを演奏してみるのも爽快感があっていいものである。
なお、このポジションでも(妙な方向に)極めてしまうと神保彰氏のように一人で他パートの演奏もこなせてしまう(ワンマンオーケストラ)。
一方で体を酷使するパートでもあるため、怪我、ヘルニアやジストニアといった職業病で引退・休業を余儀なくされる者も多く長く続けることは容易ではない。
コンディション維持のためストレッチを念入りに行ったり、トレーナーをつける者も多い。
ジャズだと90歳近くまで活動を続けるドラマーもおり、ロック系でも70歳前後に差し掛かっても健在な者もいる。
・参考動画
著名なドラマー(五十音順)
※単独記事のあるものを優先
- 邦楽
・伊地知潔(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
・淳士(SIAM SHADE、BULL ZEICHEN 88
・高橋幸宏(サディスティック・ミカ・バンド、YMOなど)
・mika
・TSUKASA(THE MICROHEAD 4N'SのTSUKASA)
- 洋楽
- レジェンド(故人)
架空のドラマー(五十音順)
・宇尾くん(ぐらP&ろで夫)
・大塚愛菜(Re:YMO)
・烏丸玲司(εpsilonΦ@from_Argonavis)
・楠大門(Fantôme_Iris@from_Argonavis)
・黒瀬歩(in_NO_hurry_to_shout;@覆面系ノイズ)
・五島岬(風神RIZING!@from_Argonavis)
・界川深幸(GYROAXIA@from_Argonavis)
・白石万浬(Argonavis@from_Argonavis)
・佐藤ますき(RAISE_A_SUILEN@BanG_Dream!)
・大湖里実(CHiSPA@BanG_Dream!)
・二十騎ひなこ(Glitter*Green@BanG_Dream!)
・松原花音(ハロー、ハッピーワールド!@BanG_Dream!)
・大和麻弥(Pastel*Palettes@BanG_Dream!)
・山吹沙綾(Poppin'Party@BanG_Dream!)
ドラムとヴォーカルを兼業する者
- 最上川司演歌歌手と兼業している。
- ナヲ(マキシマムザホルモン)バンド内で女声ヴォーカルパートを担当。
ドラムからヴォーカルに転向した例
ドラマーからヴォーカルに転向するケースも散見され、中にはヴォーカルとしての知名度がかなり高い例も存在する。稀に建業を続けるケースもある。
- GACKT 「CAINS:FEEL」の前半時代にドラマー。
- 櫻井敦司(BUCK-TICK)
- 藤原聡(Official髭男dism)
- 梅原達也(44MAGNUM)
- 大佑(蜉蝣) Fatima時代にドラマーだった。
- TERU(GLAY)最初はドラマーとして加入したがTAKUROにより転向させられた。