チェッカーズ
ちぇっかーず
1983年に「ギザギザハートの子守唄」でデビューしたアイドルバンド。メインボーカルを藤井フミヤが務めていた。
コンセプトは「アイドルと不良の真ん中」。これまでになかった不良の要素を取り入れたファッションとキャラクターで80年代アイドルブームに新しい風を起こした。
(ただし後述するようにアイドルであった期間はそこまで長くなかったため、あえて親記事をロックバンドとして登録している。)
1984年に「涙のリクエスト」のヒットでブレイク。ちなみにこの曲にはメンバーの家族もレコードを複数買いしたほどの命運をかけていた。
「哀しくてジェラシー」「星屑のステージ」「ジュリアに傷心」とその後も出す曲出す曲連続で大ヒットを飛ばす。
バラエティー番組の出演も多く、特にとんねるずのコントには一時期なくてはならない存在であった。
1986年の「NANA」からは完全セルフプロデュースとなり、音楽やファッションもかつてのようなアイドル色は影を潜めてゆき、アーティスト色の強いものになっていく。(しかし本人達はあくまで自分達がアイドルであるという姿勢を解散まで貫いていた)
このためかジャニーズ事務所以外のアイドルには非常に厳しいミュージックステイションにも出禁を食らわなかったどころか頻繁に出演している。
ちなみに同番組の1986年10月24日の放送開始一発目に歌われたのが、このチェッカーズのセルフプロデュース第一弾シングル「NANA」であった。
セルフプロデュースに移行した事で全盛期に比べると売上こそ落ちたものの、その後も根強く10万枚以上のセールスを保持できていた事からこの路線変更は成功だったといえる。その中でも90年発売の「夜明けのブレス」は同時期にフミヤの結婚発表もあった事からヒットした。
しかし、まだ勢いも衰えていなかった中1992年に突然の解散を発表。
ラストシングルとなった11月発売の「Present for you」はセルフプロデュース後最高のセールスを記録し、12月28日の日本武道館公演にて最後のワンマンライブを行い、同年末の紅白歌合戦のステージをもってグループは解散した。
解散から20年以上経っても伝説として語り継がれ再結成を望まれるグループの筆頭に挙げられるが、メンバーや事務所との確執、特にフミヤ派と高杢派の亀裂が激しい事から活動再開は絶望的な状況にある。
解散直後に起きた高杢による暴露本の発売や、半分以上のメンバーの事務所退所とチェッカーズの版権放棄、2004年の徳永善也(クロベエ)急逝時のメンバー間で発生した葬儀やお別れ会出演にまつわるいざこざは、チェッカーズを巡る人間関係がいかに一筋縄ではいかぬドロドロしたものであるのかを世間に知らしめる事となった。
アイドル バンド チェック 藤井フミヤ 生ける伝説(一人亡くなっているけど)
吉川晃司…ほぼ同時期に活動していた元アイドル。こちらもロックミュージシャンへと転向した。
奥田民生…所属バンドのユニコーンがチェッカーズの9か月後に突然の解散発表。チェッカーズと同じくメンバー間の確執が解散の原因になったと言われている。しかしこちらは16年後に奇跡の復活を果たし活動継続中。同じソニー所属という事でフミヤとは気が合う模様。
XJAPAN…5年後の1997年に同じ紅白歌合戦のステージを最後にバンドを解散。こちらも解散後現役メンバーを若くして失う悲劇に見舞われたが、10年後に奇跡の復活を果たしている。
ポニーキャニオン:販売レーベル。当時のCDの再販盤も発売している。
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コメント
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