概要
解散したロックバンドやグループのオリジナルメンバーが再び集まり活動を再開すること。
そもそもの解散の理由は、メンバー間の不仲やそれに伴う中心メンバーの脱退による連鎖という場合が多い。
一般的には「方向性の違い」と公表される。
その他にも「売れなかった」「メンバーが家族の介護や自身の健康問題を抱えていた」「メンバー誰かの不祥事」など理由はさまざまあり、どこまで公表するかは状況にもよる。
平成後半以降は再結成が相次ぎ、ブームとまで言われた。
お金目的だという偏った目で見られがちだが、修復不可能と言われていたXJAPANやUNICORNの10数年越しの奇跡的な復活を見れば解散直前に抱えていた問題を時間が解決してくれたと考察できるケースが少なくない。そのため、結成○○周年といった節目や、オリジナルメンバー同士の呼びかけなど些細なきっかけが多かったりする。
死去してしまっているメンバーがいてフルで復活できない場合もあるが、サポートや新メンバーを入れて復活する場合もある。
近年はサザンオールスターズやウルフルズのように、解散を避けるため、何らかのトラブルがあっても数年越しの活動再開を見越して無期限活動休止という表現を使うバンドも増えてきている。
活動再開期間は期限を定めないものもあれば、期間限定や1日限定などさまざまである。
特にメンバーが高齢になってくると永続的な活動が難しくなるため期間限定になることも多い。
中には引退したり別ジャンルの公人に転じて活動しているメンバーがいる場合もあり、その際も永続的な復活は難しい状況になる(政治家に転身したメンバーがいるSPEEDなど)。
また、解散している期間に既に別グループを結成していることも多々あるが、元のバンドの活動再開にあたってそちらを解散してしまうか並行して活動するかは場合による。(前者の例はPsycholeCemuの復活で両立ができず解散したMixSpeaker's,Inc.)
時間では解決不可能なほど人間関係がドロドロしているチェッカーズ、中心メンバーが欠けてしまっているため再結成しようにも出来ないラッツ&スター(田代まさし)、ボーカルがソロ独自の音楽を確立し成功を納めているBOØWY(氷室京介)やJUDYANDMARY(YUKI)、オフコース(小田和正)などは再結成が難しい状況にある。
不祥事を起こしたメンバーがいる場合も、薬物や軽い窃盗などの検挙が1回きりに止まる場合はどうにかなることもあるが(男闘呼組等)、性犯罪や殺人のような重大犯罪や繰り返し同じ犯罪を犯している場合は無理なことが多い。メンバーの性犯罪により解散したJELLY→はリーダー1人のみで期間限定活動再開をしているが、同じく性犯罪のメンバーを原因として解散したHystericBlueは他の2人のメンバーが別名義でユニットを組んでおり事実上再結集の意向が無い表明と同様になっている。