概要
またの名を「炎上マーケティング」とも。
世間から物議を醸すであろう不謹慎な言動・表現や、出来の悪い内容をわざと表沙汰にすることによって、否定的な意見が殺到する「炎上」を広告宣伝に利用する手法を指す。
簡単に言えば
「真当な形で宣伝するよりも、過激なやり方で宣伝した方が効果的に注目度を高められる」
「あえて酷い形で情報を発信することで人々に強く印象付けられる」
という考えで、一般的な企業製品の宣伝から、マスコット、芸人、テレビ・漫画・アニメ・映画・インターネットにYoutuber、そして学校や政治まで、起こっている分野は多岐にわたる。
自分ら以外の悪評を広めて陥れようとする「ネガキャン」とは、ある意味対を成すが両立もしうる。
なお「悪名は無名に勝る」という格言があるとおり、昔から似たような話はある。
そして幾つかの成功例(トラブル防止の為ここでは挙げない)も存在するが、本質的には褒められた行いではない。
まず間違いなく、業界や消費者からの信用は低下する上、酷いときには顧客が完全に絶えて廃業に追い込まれたり、品質詐欺や違法行為として警察に逮捕されてしまうリスクも孕んでいる。
無思慮・無節操なアンチや叩きが横行して、まともな評価を得ることが難しくなった事で生まれた手法であり、一部の研究家曰く、それらの炎上を生み出している精神的愉悦感によって需要を支えられているものとの事。
特にネットイナゴと呼ばれる人種が蔓延する現在では、「叩き台」という需要で、非のないものよりも多くの知名度を得てしまったケースも確認されている。