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概要編集

1997年12月10日生まれ。東京都板橋区高島平出身。

本名は藤田 裕人(ふじた ひろと)。2022年3月からは「スーツ」名義のほか、本名でも活動を行っている。

自身のYouTube活動に加え、YouTuber事務所「観光誘致株式会社」(元々は個人事務所)の取締役として鉄道系YouTuberのマネジメントにも携わっている。秋田内陸縦貫鉄道観光列車アドバイザーを務める。


日本の鉄道系YouTuberの第一人者で、鉄道をはじめに航空機客船道路関連まで幅広く交通・旅行系、社会系の動画を取り扱っている。

自治体や鉄道会社とのコラボレーションも行っているほか、その知名度と知識を活かしてテレビ番組にも積極的に出演している。


基本的には背広(たまに違う服装のこともある。夏はワイシャツ姿のことが多い)で登場し、これが「スーツ」という名前の由来となっている。本人によれば、高校時代から旅費を捻出するため節約生活を送っており、大学の入学式用に買ったスーツくらいしかまともな服を持っていなかったことが始まりとなっているという。


まさに立て板に水といった感じの、流れるような早口のトークが特徴。路線や車両の知識も豊富であり、旅行で出掛ける先も非常に細かくサーチしている。


略歴編集

幼少期から鉄道に熱中し、鉄道マン(駅員)を志して岩倉高校の運輸科に入学する。

当初は高校卒業後の進路として駅員を志望しており、鉄道会社への就職を試みるが、失敗したため横浜国立大学経営学部に進学したと発言している。また、高校在学中に国内旅行業務取扱管理者の資格を取得している。


現在メインとなっているYouTubeチャンネルのアカウント自体は2010年から存在しており、2012年に投稿を始めた。初期は無音だったが、その後ゆっくりボイス、そして2016年11月の「最長往復切符の旅」シリーズの予告編で声&顔出しを始めた。声出しと顔出しを始めた頃は「うp主さん」と呼ばれていた。

2017年から本格的な活動を始め、2020年ごろからはテレビなど外部メディアにも積極的に参入。2021年に大学を卒業したことを機に専業のYouTuberとなる。また、執筆活動にも力を入れるようになる。


2022年3月、半年前に大学を卒業したことを報告するとともに、YouTubeとは無関係の職業の人物との交流が増えたことで、「スーツ」というハンドルネームについて1から説明することへの煩わしさを感じていた事を理由に、今後は本名で活動していくと宣言した。実際にはその後も「スーツ」名義を主に利用している。


2023年8月10日、「地獄の新婚旅行」というタイトルの動画を投稿し、動画内で結婚していたことを公表した。結婚のタイミングについては「最近結婚したわけではない」としており、公表の理由は「(撮影にあたって)2人いた方がいいような動画が最近増えてきて(中略)そのときに『撮ってる人は誰なんだろう』と視聴者さんで思う方もいらっしゃると思って」と語っている。


YouTube活動については、もともと大学在学中のアルバイトとして動画を投稿していたと公言しており、動画内広告も比較的多めに入れられている。


チャンネルについて編集

動画の内容や方向性に合わせて複数のチャンネルを使い分けている。

  • 「スーツ 交通」チャンネル:鉄道・航空・道路等のマニア向けの動画
  • 「スーツ 旅行」チャンネル:鉄道ファンではない一般向けの旅行動画
  • 「スーツ 背広チャンネル」:日常系の動画(Vlog)
  • 「スーツ 背広ゲームズ」:ゲーム実況動画
  • 「スーツ 車窓チャンネル」:過去動画の一部、車窓を撮影する動画

また、本人が公認している第三者による切り抜きチャンネルとして「スーツ 切り抜きチャンネル」が存在する。


現在は投稿が停止しているが、本格的な動画投稿を始めるより前に立ち上げた「黎明期」と言うべきチャンネルが3つ確認されている。

1つ目のチャンネルは本名で制作したアカウントをそのまま使ったものであり、おそらくテスト投稿として「特急電車の中で英語で喋っている」という内容の動画が投稿されている。上述の通り2016年11月の動画にて初顔出しとなっているが、実はこちらの動画のほうが先行している。このほか、未公開シーンのような動画が投稿されていた。

2つ目のチャンネルでは、アンパンマンパン電車の中を映すという内容が投稿されており、本人が「本格的な活動開始となった動画」と位置づけている「最長往復切符の旅」シリーズの予告編の動画より前に投稿されている。

3つ目のチャンネルでは、「新幹線の中でココアシガレットを食べる」という内容の動画が投稿されていた。

3つはいずれもYouTuberとして正式にチャンネルを整理・統合するよりも前のものであり、今後も更新されることはないと見られる。


人物・エピソード編集

一般編集

  • 視聴者からは「スーツさん(くん)」もしくは「」と呼ばれている(現在は視聴者に「神」と呼ぶことを控えてもらっているが)。「神」の由来は、岩倉高校時代テストの成績がトップだったため、勉強の苦手なクラスメートたちが彼を「神」と呼んだのが始まり。
  • 冷静な人柄で特に煽り耐性が突出して高く、アンチがチャンネルにコメントを残したり、5ちゃんねるなどのアンチを見かけたりするたびにアンチの発言を論破するという行為をしているため、アンチが激減した。
  • 顔立ちがメンタリスト「DaiGo」に似ているとよく言われる。後に「観光誘致株式会社」に在籍する事になる鉄道系YouTuberのがみにも言われた程であった。
  • 小学生の頃親に八景島シーパラダイスで買ってもらった「ピーちゃん」と言うシロイルカのぬいぐるみをたびたび動画に登場させている。ところどころにうっすらシミがあるが、これは過去に母親が置いてあった墨汁を倒してしまい、ピーちゃんにかかってしまったため。他にも「ミーちゃん」というピーちゃんと同じシロイルカのぬいぐるみや、クジラのぬいぐるみがいる。
  • 「スーツ 背広ゲームズ」では主人公や他の人物の名前によく下ネタをつけている。特にポケモンシリーズが好きで、ダイパ世代である。
  • コロナ禍のシーズンには、電車でGO!のゲーム実況も不定期で配信していた。スーツ 交通のほうに投稿。
  • 嫌いな食べ物は人工甘味料
  • 一時期、インド人風の民族衣装を着て登場することがあった。これは当時のチャンネルスポンサーである東京都新宿区のインド・アラブ衣装店および日本ボディアート協会を宣伝する意味を込めたもの。
  • 登録者10万人を達成した際、YouTube本社から貰った銀の盾を壊したことがある。
  • 2018年10月には薬物乱用疑惑が浮上した……が、実は本人がふざけて撮ったネタ動画であった。
  • 実業家カルロス・ゴーンが国外逃亡したときには、旅行チャンネルで足跡を推測してゴーン氏の家の近くから関西国際空港のラウンジまでの実地検証を行った。その時は例の作業着姿だった。
  • 2019年12月、何の前触れもなく髪型を坊主に変更。これは「全日空(ANA)のダイヤモンド会員になるために修行をする」というコンセプトの動画を収録するためであった。
  • 横浜国立大学へは推薦で入学した。ストレートで行けば2020年3月に横浜国立大学を卒業する事になっていたが、卒業論文のみをじっくり考えたいために1度留年。が、後になり卒業のための単位が足りない事が判明し2021年度も在籍。「横国生」の肩書きをまだ離したくない…かと思われていたが、2021年9月に卒業したことを半年後の2022年3月に公表している。
  • 大学の指導教員によれば勉学にも熱心に取り組んでおり、「文武両道ならぬ文 YouTube 両道、大学の講義もきちんと出席し、ゼミナールでも積極的に発言し、盛り上げてくれています」とコメントされている。
  • 2021年11月に運転免許を取得するが、東京都内をドライブしたのち当日中に運転免許を取得した試験場に渡す形で返納し賛否を呼んだ。理由については、かねてより日本の道路が「無法地帯」だと感じ、実際に運転してそれを確信したからだとしており、「交通安全について学んだことで、今後はより安全に歩行できる」という趣旨の発言をしている。しかしながら否定的なコメントも多く見られ規模はそれほど大きくなかったものの炎上している。

鉄道関連編集

  • 幼少期から鉄道ファンなのは、彼の家族みんなが鉄道ファンであったから。父からは「適度に」楽しさを教えられており、あくまで自然に興味を持つようになったとのこと。
  • 2018年ごろに不正乗車疑惑が持たれてしまった。なお、本人は無実であり説明の動画も出している。
  • 285系使用の寝台特急「サンライズ瀬戸サンライズ出雲」の常連客である。本人曰く「サンライズ=別荘」。
  • 秋田内陸縦貫鉄道では、保有しているAN8900形8905号車を観光列車「笑 EMI」に改造。同車両の改造の際、彼は「アドバイザー」として直接関わった(2020年運行開始時の出発式にも「来賓」として参加)。
  • 「ヘッドマークの掲出サービス」を利用する形で、伊賀鉄道にて「スーツ電車」の名称でスーツ氏の顔写真を貼った電車が運行された。
  • JR九州に100万円を払って、長崎~門司港を往復でスーツ専用臨時列車を走らせたことがある。
  • 2020年12月。銚子電気鉄道側からのオファーで銚電の公式YouTubeチャンネルに出演。動画出演のついでに1日だけ黒字にできるほどの量の切符を購入し(およそ14万円)、その押印した切符を後日銚電を利用した乗客に配布した。→結果は大成功で、銚子電鉄は1日どころか1ヶ月黒字になったとのこと。
  • 2022年3月。これまで非公開だった氏名を開示することで可能になった企画として、ふるさと納税で30万円を甲府市に寄付し、その返礼品として甲府駅の一日駅長を務めた際の映像をアップロードした。

YouTuber関連編集

  • YouTuber・ステハゲの大ファン(ステチル)第一号。当初ステハゲ側が人気の出始めたスーツを煽る動画を投稿したことに対し、翌日に撮影場所を特定してステハゲを煽り返す動画を投稿。その後も煽り合戦が続いたが、最終的にはスーツがステハゲのファンとなった。
  • スーツファン制作による「スーツMAD」なるものがYouTubeに投稿されている。大体はステハゲ絡み。
  • YouTuber・ゆきりぬは、実際の面識はないが横浜国立大学の先輩にあたる。彼女に関する(主に再生数目当ての煽り)動画を数多く出している。→作例その1作例その2作例その3
  • 2019年6月にトランスイート四季島に乗車した際、偶然同じツアーに鈴川絢子夫妻も参加していた為、双方のチャンネルに出演する事に。
  • 迷惑系YouTuber・へずまりゅうに凸られた。
  • 同じ鉄道系YouTuberのけらすから言いがかりを付けられたことがある。最初の頃は関係悪化を避けるために下手に出ていたが、とある発言を受けて関係改善を断念し、けらすさんの件についてという59分54秒にもわたる動画をメインチャンネルに投稿し、これまでの経緯や相手の問題点を次々と指摘した。動画内では「けらすさんとのコラボはありません」と公言していた。詳しくは本人の記事参照。


外部メディアへの出演など編集

雑誌出演編集

  • 2020年3月に出版された本「乗務員室からみたJR 英語車掌の本当にあった鉄道打ち明け話」の表紙にスーツ氏が写っている。
  • 2020年3月からは夕刊フジにて不定期に「YouTuberスーツの旅行記」が連載されている。→実際の記事
  • 2020年4月にGoodsPress(グッズプレス)と言う雑誌で紹介されたことがある。
  • 2020年10月には「神と呼ばれる鉄道YouTuber スーツの素顔」のタイトルでエッセー・随筆を出版している。
  • 2020年12月4日発売の小学館『ビッグコミックオリジナル』連載の漫画『テツぼん』(原作:高橋遠州、作画:永松潔)に実名で登場した

テレビ出演編集

  • 2019年2月14日にNHKの「クローズアップ現代+」のバイトテロ問題に関して出演し、バイトテロの心理状況などについて持論を述べている。
  • 2019年4月1日の元号「令和」の発表の瞬間は金沢駅に滞在。地元のNHK金沢放送局から「一般市民」としてインタビューを受け、当日の地元のNHKニュースで公共の電波に登場した。
  • 2019年12月の宇高連絡船休止の際、関西テレビから「一般乗客」としてインタビューを受け、テレビに登場していた。
  • 2020年8月、テレビ東京の深夜番組「チマタの噺」から取材を受けテレビに登場。中川家礼二氏は一視聴者として彼のYouTube動画を見ている。
  • 2020年9月、フジテレビのバラエティー番組「99人の壁」に、「チャレンジャー」として初のクイズ番組参戦。ジャンルは「観光列車」。
  • 2020年10月、NHKBSプレミアムの鉄道番組「鉄オタ選手権」の8・9号連絡側線のコーナーに登場した。クイズを出題をした。

関連動画編集



関連タグ編集

YouTube YouTuber スーツ ステハゲ

がみ(鉄道系YouTuber) 西園寺(鉄道系YouTuber)


スーツ(YouTuber) - ニコニコ大百科


外部リンク編集



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