番組タイトル「超逆境クイズバトル!!99人の壁 The Ninety-nine Walls」
主宰(司会):佐藤二朗
一般参加者100人から1人が選ばれ、選ばれなかった99人はブロッカーとして参加し、5問正解すれば100万円獲得するという内容となっている。
この番組はとにかくジャンルが多彩で一般問題から他のクイズ番組ではお目にかかれない超マニアックな問題が出題される。ブロッカーには絶対わからないだろうと思うジャンルを選び、100万円に近づくのも一つの手だろう。
ルール
基本
- オーディションで選ばれた100人の参加者が、北(1 - 25)、東(26 - 50)、南(51 - 75)、西(76 - 100)の壁に25人ずつ座る。ダブルスの場合は北の壁に1 - 26の13組26人、東の壁に27 - 50の12組24人、南の壁に51 - 76の13組26人、西の壁に77 - 100の12組24人が座る。ブロッカー席にはそれぞれが得意とするジャンルが書かれている柱が立っている。
- 100人から選ばれた1人(ダブルスでは1組のペア)が「チャレンジャー」となり、佐藤二朗の近くにあるチャレンジャー席に来る。残った99人(ダブルスでは98人)は「ブロッカー」となる。
- 全部で5問のクイズを出題。問題に入る前に二朗は「立ち上がれ○○人の壁」と起立を命じる。チャレンジャーが正解すればするほど時計回りにブロッカーが増える。シングルスにおけるブロッカーの人数は以下の通り。
- 25人(チャレンジャーから見て左の壁)
- 50人(チャレンジャーから見て左と正面の壁)
- 75人(チャレンジャーから見て左と正面と右の壁)
- 99人(すべての壁)
- 99人(すべての壁)
- ダブルスにおいては以下の壁のブロッカーが立つ。
- チャレンジャーから見て左の壁(北の壁と南の壁のチャレンジャーは12組24人、東の壁と西の壁のチャレンジャーは13組26人)
- チャレンジャーから見て左と正面の壁(25組50人)
- チャレンジャーから見て左と正面と右の壁(北の壁と南の壁のチャレンジャーは37組74人、東の壁と西の壁のチャレンジャーは38組76人)
- すべての壁(49組98人)
- すべての壁(49組98人)
- チャレンジャーの座る壁に応じ、正解するごとに以下の順番にブロッカーが立つ。
- 北の壁のチャレンジャー:東→南→西→北
- 東の壁のチャレンジャー:南→西→北→東
- 南の壁のチャレンジャー:西→北→東→南
- 西の壁のチャレンジャー:北→東→南→西
- チャレンジャーは5問続けて正解すると"GRAND SLAM"となり、100万円を獲得。問題に答えられない、間違える、もしくはブロッカーにブロックされると敗北。序盤で敗れたチャレンジャーは敗退の瞬間だけダイジェストで流れることが多く、当初は番組の合間に流れていたが、現在は提供クレジットの背景に使われている。
- ブロッカーがブロックした場合は、次のチャレンジャーとして挑むことができる。挑戦した後にブロックした場合は賞金5000円を獲得。チャレンジャーが問題に答えられないか間違えたことで負け、もしくはブロッカーが2度目以降のブロックの場合、二朗が抽選で次のチャレンジャーを選ぶ。抽選箱にはエントリーナンバー(挑戦済みのブロッカーを除く)が書かれているボールがあるほか、「二朗」と書かれているボールがあり、これを引いた場合は二朗が独断でチャレンジャーを選ぶ。
ステージ制
2019年6月8日放送分から。基本ルールは変わらないが、以下のルールに変更されている。
問題をステージと称し、1stから4th、FINALの5段階で行われ、99人のブロッカーが全員起立した状態でスタートする。
以下のステージで以下の問題が出題され、4th STAGE突破すれば「ファイナリスト」として、番組ラストに行われるFINALに進出。FINALクリアでGRAND SLAM・100万円獲得。ブロッカーは4th STAGEまでに阻止できれば賞金1万円とチャレンジャー権を獲得。
1st STAGE 穴埋めクイズ
ステージ制導入前と同じだが、チャレンジャーのみ解答権がある場合はまずチャレンジャーが解答し、1つでも不正解があればブロッカーに解答権が移る。
2nd STAGE ババ抜きサドンデスクイズ・線繋ぎサドンデスクイズ
3rd STAGE タイムプレッシャークイズ
制限時間のある「1ミニッツクイズ」「スリーアンサークイズ」「素朴な疑問クイズ」が出題。挑戦中は間違えられるが、時間切れの場合はブロッカーに解答権が移る。ブロッカーが残った問題のうち1つでも正解するとチャレンジャーの敗北。
4th STAGE 早押し問題
1問勝負。正解するとFINAL進出。
FINAL STAGE 早押し三本勝負
その日のファイナリストが1人ずつ99人との早押し対決を行う。他のファイナリストもブロッカーとして参加。3問中2問正解するとGRAND SLAM・100万円獲得。ファイナリストが不正解の場合はその問題を落としたとして次の問題に移り、ブロッカーが不正解の場合は不正解者のいる壁のブロッカー全員の解答権がなくなって続行。ブロッカーは1問正解につきブロックボーナス3万円を獲得。
出題される問題
問題の読み上げや映像を用いたクイズのほか、以下の形式でも出題される。
スリーアンサークイズ
表示された3つの人や物についてすべて答える。放送では画像を3つ同時に映し、ヒントもあるが、会場では1つずつ表示されるだけで、ボタンを押されると画像が消える。
サドンデスクイズ
正解が複数ある問題にチャレンジャーとブロッカーが交互に答える。正解がすべて揃うか、ブロッカーが間違えるかスルーするとチャレンジャーが勝利。チャレンジャーが間違えるかスルーすると敗北となり、最後に正解したブロッカーが次に挑戦する。
穴埋めサドンデスクイズ、一斉穴埋めクイズ
5つもしくは7つの名称、プロフィール、タイトルなどを答える。「一斉穴埋めクイズ」では、まずチャレンジャーが一斉に解答を行い、すべて正解するとチャレンジャーの勝利となる。間違えた時点でブロッカーに解答権が移る。
ババ抜きサドンデスクイズ
6つの選択肢のうち、問題の題意を満たすものを選択する。1つだけある題意を満たさない「ババ」を選ぶと不正解となる。
線繋ぎサドンデスクイズ
1から5の選択肢群とAからFの選択肢群から関連性のあるものを線で繋ぐ。ただしどれとも合わないダミーが混じっている。
1ミニッツクイズ
チャレンジャーに対し答えが複数ある問題を出題。1分以内に口頭で答える。ダブルスではペアが交互に解答するが、ペア同士の相談は禁止。規定数正解するとチャレンジャー勝利。答え残しがある場合はブロッカーによる早押しを行い、1つでも正解すればブロッカーの勝利、不正解の場合はチャレンジャーの勝利となる。
2択ラリークイズ
連続で出題される2択問題にチャレンジャーとブロッカーが交互に答える。全7問(ジャンルによっては5問)。ブロッカーが不正解の場合はチャレンジャーの勝利。チャレンジャーが不正解の場合はブロッカーの勝利。出題された問題をすべて消化した場合はチャレンジャーの勝利。
3択PKクイズ
連続で出題される3択問題にチャレンジャーとブロッカーが交互に答える。全5問。間違えた場合は2択に減って解答権が相手に移動する。どちらかの勝ち越しが決まった時点で終了。
連続4択クイズ
挑戦ジャンルにまつわる4択クイズが複数問連続で出題され、すべて正解するとチャレンジャーの勝利。間違えた場合はブロッカーに解答権が移る。
素朴な疑問クイズ
挑戦ジャンルにまつわる素朴な疑問を出題。チャレンジャーは指定されたワードを用いて制限時間内に説明する。説明が正しければチャレンジャーの勝利。時間内に正しい説明ができない場合はブロッカーによる早押しを行い、先に押した1人が正しい説明をすればブロッカーの勝利。
やらせ発覚から降板へ
特定の放送回で一般参加者とされた参加者の内20人が解答権のないサクラだったことを公表。
その件に関してフジテレビが謝罪する事態となった。
以降は99人からかけ離れた放送内容が続き、あまり信頼回復を為せなかったのか2021年10月、不定期番組へ格下げと発表。以降はドッキリGPが繰り上げて放送すると意向を進め、放送内容は曜日問わずに放送する方針。
関連タグ
アタック25 - 朝日放送テレビ制作。この番組と同じ視聴者参加型クイズ番組。なお、余談であるが、『99人の壁』も朝日放送テレビ系列のキー局であるテレビ朝日傘下のテレビ朝日映像が制作を担当している。
外部リンク
99人の壁 - フジテレビ公式サイト内
超逆境クイズバトル!!「99人の壁」- 公式YouTubeチャンネル
