概要
- フジテレビ系列で放送している嵐の冠ゲームバラエティ番組で、毎週木曜19時の枠で2020年まで放送されていた。
- 嵐チームがゲストチームに挑んで、5つのゲーム(アトラクション)(特別企画を実施しない場合)又は4つのゲーム(アトラクション)(特別企画を実施する場合)で対決する。
- 嵐チームと一緒に戦う「プラスワン」は登場するまでメンバーに明かされていない。
- 2009年10月22日放送分のゴールデン進出当初から対戦ゲストチームが登場してから嵐チームと一緒に戦うプラスワンゲストが登場する形式。
- 2020年で活動休止の発表に伴い、2020年12月24日の4時間スペシャルを最後に放送は終了。12年間の歴史に幕を下ろす。来年から相葉雅紀が続投し、コンセプトは変わらず新テイストになる『VS魂』が後継番組となる。
番組のあゆみ
2008年
4月11日、放送スタート。初回ゲストはココリコで、スタッフの得点設計ミスにより、1280対150の大差で嵐勝利。
しかしここから嵐は初期にしてその後2度と更新されない9連敗を成し遂げてしまう。MDAの廃止、大反省会などを経て6月28日、ようやく2度目の勝利を成し遂げたのであった。しかし勝ちつ勝たれつで番組が進んでいたある時、今度は8連勝の大記録を打ち立ててしまう。
そんなこんなで10月4日、初の全国放送スペシャルが放送。芸人チームとアスリートチームで三つ巴対決を行うも、決勝のローリングコインタワーで揺るぎない自信を持っていた櫻井の僅か3周目でのミスによってアスリートチームに優勝を明け渡し、櫻井はローリングコインタワー謹慎を命じられるのであった…。
2009年
年明けの1月、今度はゴールデンでのスペシャル放送が決定。再び三つ巴、アスリートと嵐の決勝となる。直談判によって参加した櫻井の活躍(?)もあって悲願の優勝を果たしたのであった。
その後も更なるゴールデンスペシャルや26時間テレビの1コーナーに抜擢など実績を重ね、10月、満を持してゴールデンレギュラー昇格が決定。しかしゴールデン初回の三つ巴スペシャルは爆笑レッドシアターチームに優勝を明け渡すことに。さらにその後も不調が続いた結果、封印されていたMDAが復活したのであった…。
2010年〜2012年
2010年正月のスペシャルで優勝を果たした嵐はメンバーが敵になるなど特殊ルールを身につけつつ木曜19時の枠で好戦。のちに定番となるキッキングスナイパーやコロコロバイキングの実力もつけていくのであった。
2013年〜2014年
この頃になると嵐が絶不調に陥り、ゴールデン進出後最多となる6連敗、2度のスペシャルでは予選敗退、あまりの負けすぎにMDAも廃止、2013年度の通算成績は17勝25敗と、ゴールデン昇格後初の負け越しという事態に。また、定番だった10秒チャレンジも連敗により休止が続き、一度は勝ち負け関係なく行われるが、その後終了となった。ちなみに、この時延期になっていたのは高額な機材を使うチャレンジだったため、毎週高いレンタル代を無駄払いする羽目になり、照明(電気代)が削減されるなど予算にまで影響を及ぼした。
2015年〜2018年
昨年から調子を取り戻した嵐は正月スペシャルで4年半ぶりとなる優勝。2014年度の通算成績も28勝20敗の勝ち越しとなった。そして2015年4月からは番組セットやロゴをリニューアルしたnextstageへ突入。視聴率も安定した数字を取りながら放送を続けた。
2019年
1月末、嵐から2020年をもっての活動休止が発表される。それにより、当番組にも終わりが見え始めた。
そんな中11月14日、嵐がデビュー20周年到達。初となる嵐同士での対決「Mr.VS嵐決定戦」や20周年にちなんだ企画を行う「二十嵐(ニガラシ)」で構成される3時間スペシャルが放送された。
2020年
当番組の最後の1年。にもかかわらず、新型コロナウイルスの流行により、無観客、リモート収録などを強いられる年となった。それでも(この頃レギュラーではほとんど行われていなかった)ローリングコインタワー、ジャイアントクラッシュの復活やお客さんのリモート観戦など知恵を凝らして年末のゴールまで走り切った。しかし、12月24日の最終回、VS嵐の常連ゲストを招いた「打倒嵐!連合軍」にまさかの敗北。嵐らしい?ゴールを切ったのであった。
出演者
★はフジテレビアナウンサー。
司会・プレイヤー
嵐(ジャニーズ)
基本的に進行は櫻井が行うが、櫻井がゲストとして登場する場合は、オープニングのみ大野や相葉が代行。2012年11月22日放送分からは番組末尾に挿入される次回予告のナレーションをメンバー1人が週交代で担当(一部の回を除く)。
ご存知リーダー。クリフクライムが得意だったり、バウンドホッケーで500点差を返すなどやる時はやる。反面、他の出演者にキツく当たったり、スタッフにクレームを入れたり、収録で全く喋らなかったりと、態度の悪さを指摘されていた事がある。
上記の通り進行担当。キッキングスナイパーが得意な反面クリフクライムが苦手で、「ぶら下がりフィニッシュ」「エレベーターフィニッシュ」など特徴的な終わり方を見せて度々いじられる。その他にもバンクボウリングのガター率1位とかデュアルカーリングボーナスポケット獲得率最下位とかワーストなデータが多く、年間逆MVPMMDAにはメンバー内で唯一2回選ばれるなど散々だが、初代Mr.vs嵐のタイトルも持つなど悪いことばかりではない。
後継番組「VS魂」を受け継ぐ。体力系のゲームが得意な他、良くも悪くも度々ミラクルを起こす。一方、「BABA嵐」で最多6回も最弱王になっていたり、はしゃぎ過ぎてミスを犯す事が多い。
ご存知ゲーマー。バウンドホッケーが得意。一時期奇抜なファッションを披露する事が月の恒例行事となっていた。弱点はクリフクライムなど体力系。また、スタッフへの挨拶や番組を盛り上げる掛け声を欠かさない面もある中、言い訳や反則に手を染める事が稀にあった。
ちょっと顔の濃い方(相葉談)。ゴールデン移動前はMDAに最多の3回選ばれるなど振るわなかったが、ゴールデン移動後は安定した活躍を見せ、MDAになることも減った。しかし、本人が「ダメな時は本当にダメ」と認めるようにごくまれに絶不調な回がある。
天の声
- 別室にて実況・番組進行。2016年11月10日放送分から5代目をフジテレビアナウンサー(男性)が週替わりで担当で、全員ゲストとしての出演経験がある。2011年4月7日のスペシャル・2017年3月23日放送分ではスタジオに実況席が設けられた。
- ★伊藤利尋
- これまで2回も復活した。
- ★中村光宏
- 初出演時は伊藤の卒業挨拶でのナレーション。
- ★立本信吾
- ★谷岡慎一
- ★西岡孝洋 (2017年8月3日放送分から)
過去
変遷
初代・伊藤利尋:放送開始 - 2012年3月29日
- 伊藤利尋 (通常放送・特別編)
- 2011年1月27日放送分ではゲストの福澤朗が1ゲームのみ実況を代行。
2代目・中村光宏:2012年4月12日 - 2013年4月4日
- 中村光宏 (通常放送)
- 2012年7月26日放送分ではゲストの三宅正治が1ゲームのみ実況を代行。
- 伊藤利尋 (特別編)
- 通常放送で中村光宏が不在時に1度だけ代役を担当した。
3代目・伊藤利尋:2013年4月18日 - 2015年4月30日
- 伊藤利尋 (通常放送・特別編)
4代目・天野ひろゆき:2015年5月7日 - 2016年11月3日
- 天野ひろゆき (通常放送)
- 中村光宏(通常放送で天野ひろゆきがスケジュールの都合で不在時やゲストとして出演時の代役)
- 中村光宏/立本信吾 (特別編)
5代目・持ち回り:2016年11月10日 - 2017年7月27日
- 谷岡慎一/立本信吾/中村光宏 (通常放送)
- 立本信吾 (特別編)
6代目・持ち回り:2017年8月3日 -
- 谷岡慎一/立本信吾/中村光宏/西岡孝洋 /伊藤利尋(2018年4月26日より復活)(通常放送)
- 立本信吾 (特別編)
アトラクション一覧
得点などの細かいルールは長く採用され、馴染みのあるものを記す。
ローリングコインタワー
1.嵐チームとゲストチームが2人ずつ挑戦し、回転するテーブルに、交互にコインを3枚ずつ積み重ねていく。
2.コインは薄い順に3、5、10ポイントの3種類がある。
3.これらを繰り返して、最終的にタワーが崩れたら負け。
4.タワーを崩した人のチームが負け。勝ったチームはボーナスポイントが獲得できる。
最近では通常回ではなく、お正月などのスペシャルで最終決戦として行うことが多い。
このゲームだけは、期間限定でお台場合衆国で一般のお客様にもプレイできるらしい。
余談だが2011年5月12日放送分で、タイトルコールの際に大野智が「最終対決は、ローリングタワー!」と叫んでしまい、撮り直しとなった。
2024年6月24日放送のフジテレビ特番「THE BET」にて4年ぶりに復活した。
ジャングルビンゴ
巨大な直方体型迷路に入りこみ、天井を目指す。出た天井の面はビンゴのごとく開く。これを全員で行い、縦・横・斜め関係なく1列揃えばビンゴ達成。
1ビンゴ出来るまでの時間を競うルールと、制限時間内にビンゴすればするほど得点が入るルールがある。
ピンボールランナー
ランナーは、進行方向とは逆に動くベルトコンベアの上を走り、司令台からの指示を頼りに落ちてくるボールを拾う。何個かピンク色のボールはポイントが高い。制限時間は60秒。転んだらゲームオーバー。
ジャイアントクラッシュ
「マッチョくん」こと巨大なオブジェを支えるブロックを一本ずつ沈める。倒れなければ10ポイント。マッチョくんが倒れたら相手にボーナスポイント。1本沈めればパスも可能。
バウンドホッケー
1枚のパックを全員で弾き、左右に動くゴールに運ぶ。パックがゴールに入れば30ポイント。途中にあるブルーパックは得点が2倍。制限時間は90秒。
フォーリングパイプ
頭上から落ちてくる2本のパイプをキャッチする。掴んだ位置によってポイントゲット。ただし、4つの穴のどこからいつ落ちてくるかは相手チームの代表者が決める。
バンクボウリング
通常のボウリングと仕組みは同じだが、大きく異なる点として、ボールを真っ直ぐではなくバンク(そり立つ壁)を経てUターンさせること。ピンは1ポイントの白ピン、5ポイントの青ピン、50ポイントの赤いヘッドピンの3種類があり、赤いピンを倒せるかどうかがポイント。各チーム1フレーム2投ずつ投げる。
クリフクライム
初回と最終回両方で行われた唯一のゲーム。垂直な壁を登る。壁にはボタンが付いており、押すことで書いてある分の得点を獲得できる。基本2人で挑み、それぞれ登頂すればボーナス50ポイント獲得。制限時間は120秒。落下したらゲームオーバー(1人目の場合は即交代)。
デュアルカーリング
両チームが2方向からストーンを打ち、制限時間が過ぎた後、的をせり上げ、ストーンが乗った位置によってポイントゲット。時期に応じて入れる度に30ポイント入るボーナスポケットなるものや、時間ごとに1チームずつしか打てなかったりする事がある。
ジャンピングシューター
トランポリンで飛びながらハンドボールの要領でボールをサッカーの様なゴールに入れる。ゴールは上下2つあるが、上の方が得点が高かった時期がある。相手チームのキーパーが1人ずつボールを防ぐ。ピンクボールは得点2倍。
キッキングスナイパー
ゴムボールを蹴って積まれた缶を倒す事で得点ゲット。赤い缶は20ポイント、銀色の缶は0ポイント。1ターゲットにおける全ての缶を倒せばボーナス50ポイント。
コロコロバイキング
海賊船を模したセットに転がるボールを2人ずつ3つのエリアに分かれて台を動かしてコントロール。転がしたボールを船首にあるパネルまで運べば通ったエリアに書いてあるポイントが入る。嵐チームはマイナスポイントもある。
ショットガンディスク
嵐考案のゲーム。フリスビーをパサーが投げ、それをシューターがキャッチ。更にシューターがそれをレシーバーに投げ、レシーバーはそれを網でキャッチ。シューターが投げた位置によってポイント獲得。相手チームの代表者はバズーカを使ってフリスビーを打ち、妨害する。
バルーンシューティング
吹き矢を使って風船を割る。1チームずつの場合は黄色い風船1個で5ポイント、青風船は0(嵐チームはマイナス5)ポイント。2チームずつの場合は自チームカラーの風船をより早く全て割れば30ポイント。
ボンバーストライカー
要約するとキッキングスナイパーのボウリング版。赤いピンを倒せば20ポイント、パーフェクトで50ポイント。
関連タグ
とんねるずのみなさんのおかげでした→双方のレギュラーが双方の番組に出演しており、共演もしている。
ネプリーグ→天の声が同じ時期があったり、ネプチューンがVS嵐に出演してたり、逆に嵐のメンバーがネプリーグに出演してたり、リニューアル前のジャングルビンゴのルールが一部ネプレールと同じだったり、VS嵐の特別企画の一部がファイブリーグ方式だったりと共通点が多い番組。