概要
VS嵐の、拡大放送版にて行われる、同番組のコーナーの1つ。
元々は『BETde嵐』の最終対決として嵐5人によって行われていた。
ルールは通常のババ抜きと同じで、時計回りにカードを引いていき、数字が揃った地点で手札から捨てていく。これを繰り返し、最後にジョーカーを持ったプレイヤーが負け。
なおゲーム中は観覧スタジオの音声は遮断され、予選に1組につき1人は必ず嵐のメンバーが配置されている。
実況及び解説は伊藤利尋アナウンサー(体調不良等で参加出来ない場合は他のアナウンサーが担当する。)。ギャラリーの常連にはザキヤマこと山崎弘也がおり、彼が時折プレイヤーにヤジを飛ばしたり無茶ぶりしたりするのもある意味見どころ。後者は過去には、プレイヤーの1人として参戦したりすることもあった。
しかし、2016年からは一転。サイコロで出たアルファベット一文字で書かれたテーブル席に座っているメンバー同士でカードを交換する「シャッフルタイム」が導入されたのだ。これは足元のボタンを踏む事で発動する、ジョーカーを持ったプレイヤーのみが使用可能な特別ルールである。しかし1人につき1回しか使う事ができず、また残り2人になると、その時点で使用回数が残っていても使用できない。これにより、上手くいけば戦況をひっくり返すことが出来るが、下手をすれば無関係なプレイヤー同士での手札の交換もある為、戦況の見極め、そして運も重要となった。
それによって手札交換がないことがあるのが不評だったのか、はたまた勝負をよりスリルあるものにするためか、2018年4月12日放送の第13回大会からサイコロが変更され、出目が
「右1」→全員が1席右隣りのプレイヤーと手札を交換
「左1」→全員が1席左隣りのプレイヤーと手札を交換
「対面(トイメン)」→全員が向かい合う席のプレイヤーと手札を交換
「☠️(ドクロマーク)」→シャッフル失敗(手札の交換は無し)
となった。これにより、☠️さえ出なければ確実に他者にジョーカーを押し付けることが出来るようになった(手札の枚数や手札の種類によっては不利になることも)。5人で行われる決勝戦では「対面」の目が「右2」(全員が2席右隣りのプレイヤーと手札を交換)、「左2」(全員が2席左隣りのプレイヤーと手札を交換)の目に変更されている。
完全な負け残り制で、予選で負けた4人又は3人が当代の最弱王と決勝戦で戦い、最後に残った人物に『最弱王』という不名誉な称号が授けられる。
あの格付けチェック同様、このコーナーでは嵐メンバーを初めとしたアイドルや、バラエティー番組司会者や大女優といった豪華ゲストだろうと一切関係ない。そして、誰かが最弱王となった瞬間、その人物に容赦なく最弱王の烙印が押されることになる。
最弱王となったプレイヤーには罰ゲームとして、背後に「最弱」とデカデカと書かれた白いジャケット(大野智サイズ)、白い帽子、三叉の槍(何かの呪いでもあるのか、決勝戦にて最弱王からこれを持たされた者が長きに渡る地獄を見ることに…)、そして特大のジョッキ(コロナ禍以降は専用の自動消毒機に変更)が贈呈される。その上で、次のBABA嵐に必ず出演しなければならず、決勝にて最弱王候補者と戦わなければならないのだ。
最弱王になった人物は、人間関係や仕事に大いに悪影響が出る。精神に大ダメージを喰らう上、何故か不幸な出来事に遭うことが多いらしい。相葉雅紀が最弱王になるのを避けるために放送前に神社にお参りしに行っていたり、仲間由紀恵が「(最弱王となっている間)周りが薄汚れて見える」とコメントしていることからその深刻さが分かる(この2人の場合、現時点で最弱王になった回数がジャニーズ枠、女優枠としてそれぞれ最多ということもあるのだが。何の因果か、2人とも屈辱の3連覇を達成している。)。風評被害も大きいらしく、中でも横山裕には最弱王になった次のライブにて掲げられたうちわの殆どに「最弱王」と書かれていたというエピソードがあるそうな…。
- 相葉が神社に行った際、他のメンバーに(風評被害防止のため)神社の名前を言わない方がいい、と注意されている。また本人も、「もし負けたらここのお守り売れなくなるかも」と言ったら、神職の方に「いや そういう問題じゃないんです。己に勝ってください。」と言われたそうな。
“嵐”は過ぎ去る…
2020年12年24日にVS嵐が最終回を迎え、BABA嵐もついに最終戦を迎えた。最弱王経験者が多数出演おり、名誉挽回のチャンスが得られない「永久最弱王」を決定する。
これまで圧倒的な弱さで今回も期待を集めていた仲間由紀恵だったが、開会宣言からいきなり噛み噛みとなり、嫌な予感しかしないなどとイジられたものの結局は無事勝ち抜けた。
その結果波瑠が初登場であるにもかかわらず「永久最弱王」に。ババ抜き最弱芸能人のポジションを一手に引き受けることになってしまった…
その“魂”は不滅
しかし、シャッフルタイムの番狂わせや、ジョーカーが回ったときの人々のリアクションが視聴者の人気を大いに高めていたらしく、後番組となる『VS魂』で「BABA魂」としてまさかの復活。波瑠の永久最弱王もリセットされることになった。しかも、ゲストにこの人やこの人が呼ばれたりするなど、ある意味大幅にスケールアップしている。
最弱王への罰ゲームは、「最弱王になった人物の顔写真を、その年の干支の動物のイラストの顔に置き換えたパネルを作成、そしてそれをフジテレビの局ビルの正面玄関前に設置する(夏に行われた際には、フジテレビの限定イベント「お台場冒険王」の開催期間中にカキ氷に自身の顔が合成されたはめ込みパネルが設置される)」という、最弱王が長期間晒し者にされるものに変わった。また、確定出演もそのままだが、決勝戦からではなく予選からの参加となっている。
最終的に本戦最弱王はバカリズムで決定された(以降に開かれたものが本人が不在だったり、メンバー内で行われたものだったりしたため)。
そして、魂メンバーの岸優太が独立を発表したことで番組が終了、したのみならず、ジャニーズを対象とした人権侵害が加熱。それに伴い、長きに渡って続いて来たこの企画にも遂に終わりの時が来た…
“✕”終了“◎”続行
と思われたが、更に後番組の「木7◎✕部」にて、「BABA抜き部」として再び復活。部長はやはりというか相葉雅紀。
上記の問題によるスケールダウンが心配されたが蓋を開けてみれば、(ドラマの番宣のためとはいえ)豪華な俳優やかつての最弱王経験者、今をときめく芸能人にトップクラスのアスリートが出演しており、安定している様子。バカリズムも汚名返上の為に参加、連覇の危機に陥るもギリギリ切り抜けた。
罰ゲームは「最弱王の顔を番宣パネルの『◎』部分に合成したものをフジテレビモール1階に設置する」、シンプルかつ屈辱的なもの。
そして森田哲矢が最弱王になった第一回終了後、夏に第二回が開催されることになったのだが…
この企画、全てにおいて、“プレミアム”
あまりにも人気が出すぎたため、主要メンバーは「BABA抜き部」のままで土曜プレミアム番組「BABA抜き最弱王決定戦」として独立が堂々決定。ゲストも(フジテレビ局系ドラマ番宣のための)俳優や若手アイドルだけではなく、スポーツ選手、大物司会者と大幅にパワーアップした。
最弱王への罰ゲームも変わらず、「顔が合成されたパネルがフジテレビモール1階にて屈辱の一般公開」だが、独立した影響か、合成先が開催時期にちなんだものになる様子(例:夏ならスイカ)。
更にこの大会から、最弱王の強制出場が決勝戦からのものに戻された。
…のだが、同時に予選負け残りのうち1人は決勝進出を免れられる「逆敗者復活戦 ザッキーチャンス」が投入されることとなった。
逆敗者復活戦 ザッキーチャンス
横1列に座った決勝進出者の前に、ザッキーマンがジョーカーと自分の顔が描かれた「ザッキーカード」を、(当たり前だが)決勝進出者からは見えないようにランダムな順で設置。決勝進出者は左の人から順にカードを引いて、ザッキーカードなら決勝送りを免除されるが、複数人がザッキーカードを引いたり、全員ジョーカーを引いてしまった際には、またやり直しとなる。
歴代最弱王
『最弱王』を参照。