概要
フジテレビのバラエティ番組『VS嵐』のコーナーの1つである「BABA嵐」の決勝で負けたプレイヤーに授けられる不名誉な称号。文字通り「最も弱い王様」を意味するもので、芸能界1ババ抜きが弱いことを証明されるというものである。女性の場合は「最弱女王」と呼ばれる。
その称号を授けられた人物は、たとえアイドルだろうと著名な俳優だろうとバラエティー司会者だろうと、問答無用で最弱王の烙印を押されることになる。
BABA嵐自体は番組終了と共に消滅したが、後番組である『VS魂』にて正月特番のコーナーの1つの「BABA魂」として復活。それに伴い、当然のように最弱王の設定も引き継がれた。更にその後番組の『木7◎✕部』にて「BABA抜き部」として開催され、さらにそれが土曜プレミアム「BABA抜き最弱王決定戦」として独立してからもこの制度は続いている。
影響
最弱王の称号を貰うと、周りから「最弱王」呼ばわりされ、(家族や親戚を含めた)プライベートは勿論、他仕事にも悪影響が出る。精神的ダメージを大いに喰らう上、何故か不運に見舞われることが多くなってしまうらしい。
悪影響の例
横山裕、最弱王になった次のライブにて、掲げられたうちわの殆どに「最弱王」と書かれる。
仲間由紀恵、最弱女王となったその大会から帰宅後に謎の湿疹を発見したのみならず、その次の日に同じく出場して(負け残って決勝進出して)いた向井理から憐れみの目を向けられる。更に連覇していた間「どんなにいい役をしても頭の中で『どうせ最弱』とよぎる」「周りが薄汚れて見える」感覚に襲われる(その呪縛から解放された際には元に戻ったそう)。
VS嵐での永久最弱王の波瑠、それ以降フジテレビの仕事の際ワンスタの地下駐(湾岸スタジオの地下駐車場)に入っただけで(最弱女王になった時の)フラッシュバックが起こる。
最弱王の末路
BABA嵐
背中に「最弱」とデカデカと書かれた白いジャケット、白い帽子、呪われた三叉の槍(何故そう記載するのかは後の項目を参照)、そして特大ジョッキ(後に最多最弱王の相葉雅紀のみに変更。更にコロナ禍に伴い専用の自動消毒機に変更され、こちらは連覇してしまった仲間由紀恵のみが経験。)の贈呈。
さらに次回のBABA嵐に必ず出場し(スケジュールの前倒しも検討されるとのこと)、決勝にて最弱王候補を待ち受けなければならない。
BABA魂
自分の顔写真を開催時期に因んだ物(新春ならその年の干支、それ以外ならその時期の風物詩)に合成させられた上で、そこから制作したものをフジテレビ本社前や特定のイベント開催地に設置または番組ホームページに貼り付けという、公開処刑。
確定出演は予選からのものに変わったが、体調不良等でどうしてもスケジュールが合わない場合は流石に見逃されている。
BABA抜き部→BABA抜き最弱王決定戦
全体的に「BABA魂」のものの継続。屈辱の一般公開パネルの設置場所がフジテレビモール1階の正面玄関前に固定された。
顔写真合成先は、「BABA抜き部」時代が木7◎✕部番宣パネルの『◎』部分、「BABA抜き最弱王決定戦」以降は開催時期の風物詩。
更に「BABA抜き最弱王決定戦」からは確定出演が再び決勝からになった。
最弱王継承者の歴史
BABA嵐
初代-大野智
2012/10/18放送、特別企画「Bet de 嵐」第2回の中で「ババ抜き対決」として行われた。最弱ジャケットは彼のサイズに合わせて作られた。
2代目-山崎静代
2013/01/02放送、初めて正式に「BABA嵐」というコーナーとして行われた。初の最弱女王かつゲスト枠最弱王。この後の出演がないため、正規大会では唯一次回大会のシード出場及び勝利による最弱王脱出がなされていない。
3代目-松本潤
2013/04/04放送、「Bet de 嵐」第3回の中の「ババ抜き対決」。
予選-大野智
2014/01/03放送、VS嵐新春スペシャル事前特番「こたつDE嵐」の中で行われた予選会の敗者。初の2冠目。
4代目-相葉雅紀
2014/01/03放送。以下、特記なき場合は全て「BABA嵐」。前回最弱女王となった山崎ではなく予選会敗者の大野がシード。相葉は、決勝の一騎打ちにて負けたくないがあまりJOKERでないカードを引かれそうなときに避けるというズルをしてしまう。
5代目-相葉雅紀
2014/07/10放送。大野以来(正規大会では初)の2冠目かつ史上初の2連覇。
6代目-相葉雅紀
2015/01/03放送。史上初の3連覇。なお、本当は相手が彼の最後の一枚を引くことで勝てていたハズだったが、「最弱王から脱却する為にはババを引き当てるのを避けることが必要」という提案に乗ったせいで自分が相手のババを引いてしまったことで逆転負け。
7代目-櫻井翔
2015/07/02放送。相葉との一騎打ちに敗れ、4連覇を阻止した。
8代目-長瀬智也
2016/01/03放送。嵐以外のジャニーズ(当時)枠で初の不名誉。
9代目-田村淳
2016/06/30放送。
10代目-相葉雅紀
2016/10/13放送。4回目。
11代目-横山裕
2017/01/03放送。
12代目-上戸彩
2017/04/13放送。ポーカーフェイスが出来なかったことで完敗。返上してからも、このコーナーに顔を出すたびにそれを弄られたり自虐したりする。
13代目-市村正親
2017/07/13放送。
14代目-坂口健太郎
2018/01/03放送。またの名を『JOKERに愛された男』。
15代目-北村一輝
2018/04/12放送。あるクセを直しきれなかった結果としてこうなったが、次回決勝でしっかり1位抜け。
16代目-相葉雅紀
2019/01/03放送。5回目。
17代目-相葉雅紀
2019/07/25放送。…6回目かつ2度目の連覇。神社で勝負運が強い部類の大吉のおみくじを引いた上でこの結果に。二宮曰く「神社で大吉を引いた時点で彼(相葉)の運は終わっていた。」。
番外編-二宮和也
2019/11/14放送。「Mr.VS嵐」の最終予選として行われた。あくまで番外編なので、称号及び装備は引き続き相葉のもの。
18代目-仲間由紀恵
2020年1月3日放送。決勝戦にて少しの間、相葉から三叉の槍を持たされたせいで負けたとネタにされている。
緊急特別編-新木優子
2020年3月26日・4月2日放送。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、急遽無観客で収録を行ったことによる代替企画。現最弱王・仲間が出場しなかったので称号及び装備の継承は免れたが、次回正規大会の決勝戦シード枠に。ちなみにこの回決勝戦のメンバーが全員ドラマ「SUITS」の出演者という奇跡が起こる。
19代目-仲間由紀恵
2020年4月16日放送。先述通り緊急特別編敗者の新木がシード枠で出場するも、1位抜けして汚名返上。仲間がゲスト枠及び女性初の2連覇。
20代目-仲間由紀恵
2020年10月22日放送。ゲスト枠及び女性初の3連覇。しかもジョーカーを引いてからそれが全く動かない、唯一のチャンスだったシャッフルタイムの出目が彼女だけ☠️(しかもサイコロがこれに移行してから初)と色々悲惨。
21代目(永久最弱女王)-波瑠
2020年12月24日放送、VS嵐自体の最終回のため、これに負けたら二度と挽回できない「永久最弱王」に。初登場でいきなりBABA嵐永久最弱女王。但し第1回BABA魂にてきっちり汚名と称号を返上した上で、(自滅同然とはいえ)二宮を決勝送りにした。
BABA魂
代数に関しては一応VS嵐からの通算とする。以下、()内は罰ゲーム合成イラストの内容。
22代目-設楽統(寅年)
2022/01/03放送。決勝戦でBIGBOSSこと新庄剛志が最弱王が彼になることを予想、見事的中させていた。
23代目-バカリズム(兎年)
2023/01/03放送。これ以降は出演しなかったため、事実上のBABA魂永久最弱王扱い。第1回BABA抜き部でも決勝進出、連覇の危機に陥るも何とか返上した。
24代目-佐藤勝利(お台場冒険王のはめ込みポスターに描かれたかき氷)
2023/07/13放送。魂メンバー初の最弱王。相葉が体調不良により出場出来なかったため、代わりにかつてレギュラーメンバーであった櫻井が出場した。
特別編-藤井流星(番組終了後から1ヶ月、ホームページに貼り付けにされる栗)
2023/09/28放送。最弱王で番組終了は嫌だという佐藤の要望で、メンバー内で緊急開催。一応BABA魂永久最弱王。
BABA抜き部
25代目-森田哲矢(番宣パネルの『◎』部分)
2024/01/03放送。自身の癖を(特にあのに)しっかり見抜かれて敗北。更に確定で決勝行きになる事を次回出演時当日に知らされて愕然としていたが、同大会で1位抜けして無事「さらば」出来た。
土曜プレミアム BABA抜き最弱王決定戦
2024/06/29放送。多数の人間からその泣き上戸キャラで弄られる、対戦前からモノマネの無茶振りをされる等の悪条件により、コンディションがガタガタの状態で挑むハメに。そのせいか決勝では一騎打ちも出来ず置き去りにされるという最悪な形で敗退してしまう。そのせいで松本からは事前予想され、相葉からも「今日一日よくない空気だったから、なるべくしてなったんじゃないかな」と憐れまれた。
27代目-山田涼介
2025/01/03放送。今回は土曜プレミアムではなく新春3時間SPとして放送(前半は「木7◎×部」改め「相葉◎×部」の別企画が放送された)。歴代3人目かつ嵐以外のSTARTO枠初の連覇。結果的な流れではあるが、自分のシャッフルタイムで他人の勝ち抜けをアシストするというさすがの最弱っぷりを見せた。また、今大会の序盤の提供画面にて、「まさか…」と既に匂わされていた。ちなみに罰ゲームはなぜか無し(もしくはカット)。さすがに蛇の頭部はグロテスクと判断されたのかもしれない。ザッキーマンが「巳年の姿」を見せたこともあるか。