芸名	横山裕(よこやまゆう)
本名	横山侯隆(よこやまきみたか)
誕生日	1981年 5月9日
出身地	大阪府大阪市此花区
身長	176cm
血液型	A型
所属事務所	ジャニーズ事務所(1996年 - 2023年) SMILE-UP.(2023年 - )
所属グループ	関ジャニ∞(2002年 - 2024年) SUPER EIGHT(2024年 - )
メンバーカラー	黒
担当楽器	パーカッション(2006年より) トランペット(2013年より) ギター(2021年より)
愛称	ヨコ、ヨコちょ、裕ちん

概要

色白でキレ長な目、ぷくりと膨らんだ赤い唇が特徴。

関ジャニ∞(現：SUPER EIGHT)のメンバーの中では最年長(渋谷・村上も同学年だが、誕生日が一番早い)。

バンドではパーカッション、トランペット、ギターを担当している。3つの担当楽器はメンバーの中で最多。

活動初期は歌やダンスは苦手意識が強かったが、トランペットを始めてからは音楽そのものの魅力に気付き、ギターを始めてからは特にバンドの魅力に気付いた。

主にトークを得意とし、ライブやテレビ出演の際はバラエティ担当として村上と共に率先してトークを展開することが多く、様々なバラエティ番組でMCを務めている。

ジャニーズ事務所(現：SMILE-UP.)では本名で活動するタレントが多いが、横山は下の名前が芸名であり、本名は「横山侯隆(きみたか)」。

当時社長のジャニー喜多川が横山の本名「侯隆」の漢字が読みづらいとの理由から、ジャニーの口癖である「You(ユー)」から「裕(ゆう)」となった。

しかし、ジャニー自身は横山のことを「ヨコ」と呼んでいた。

また、名字の「横山」は義父(実母の再婚相手)の姓である。

仲の良い嵐の相葉雅紀からは「きみちゃん」と呼ばれている。

来歴

1996年、中学3年生の時に、当時仲の良かった友人がジャニーズJr.だったため、自分達でも入れるかもと友人数名と共にジャニーズ事務所に送る履歴書を書いた。しかし、何処に送れば良いのかが分からずに放っておいたところ、「うちの子も入れるんちゃうか？」と思った母親がいつの間にかジャニーズ事務所にその履歴書を送っており、書類審査を通過。
同年12月25日にオーディションがあったが、前日は夜中まで遊んでおり、母親の催促のもと渋々会場に行ったが遅刻し、審査員だった滝沢秀明から不合格にされかけたが、逆にこれらのことが当時社長のジャニー喜多川の目に留まり、「この後、コンサート観て行きなよ」と誘われ、転じて合格を果たし、ジャニーズ事務所に入所。このオーディションには村上信五もいた。
オーディションの翌日に東京に呼ばれ取材を受け、その後渋谷すばるや村上らと関西ジャニーズJr.のメインメンバーとして活動した。
1998年、ドラマ『ドンウォリー!』でテレビドラマ初出演。更に映画『新宿少年探偵団』で映画初出演にして、相葉雅紀と松本潤と共にトリプル主演を務め、映画初主演を果たした。
2002年、関西ジャニーズJr.のメンバーで関ジャニ8（後の関ジャニ∞→SUPER EIGHT）を結成し、2004年に関ジャニ∞としてシングル『浪花いろは節』でCDデビューを果たした。
2006年、関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ∞ KAN FU FIGHTING 全国ツアー 2006 第2弾』の「Heavenly Psycho」でパーカッション(この時はコンガ)を初披露。以降、バンドでパーカッションを担当。
2013年、関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』の「青春ノスタルジー」でトランペットを初披露。以降、バンドでトランペットを担当。
2018年、ドラマ『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』で月9ドラマ初出演。
2021年、ドラマ『コタローは1人暮らし』で連続ドラマ単独初主演。
2021年、関ジャニ∞のアルバム『8BEAT』の特典映像『8BEAT SECRET LIVE』でギターを初披露。以降、バンドでギターを担当
2022年、連続テレビ小説『舞いあがれ!』で朝ドラ初出演。

人物

家族

3人兄弟の長男。関ジャニ∞でも最年長であり、実生活以外でも長男気質として慕われることが多い。

3歳で両親が離婚し、5歳で母親が再婚。しかし義父とは折り合いが悪く、団地の2階上に住む祖父母宅で一時暮らしたが、小学5年生の時に祖父の体調が悪くなり、祖父母と両親(実母と義父)、6歳下と8歳下の異父弟を含め7人で暮らした。

その後、母親が癌を発病し、それが原因となり義父と離婚。横山が29歳の時(2010年)に虚血性心疾患により、50歳の若さで急逝した(奇しくもこの日は大倉忠義の誕生日で、横山の誕生日のちょうど1週間後だった)。

母の訃報はソロライブ開演4時間前に伝えられ、大変困惑したものの、ファンや活動を応援してくれていた母のために自身を奮い立たせ、ライブをやり切った。

母親の告別式には関ジャニ∞のメンバー全員が参列した。

葬式の帰りに丸山の家に集まり、そこで大倉から「俺らはメンバーであり仲間やけど、これからは俺らが横山くんの家族にもならなあかん」と言われたという。

この母の死から2週間後、上の弟がショックにより記憶喪失に陥った。そのため、横山と弟2人が生まれ育った大阪市に家を借りて3人で共同生活をし、弟に寄り添いながら生活を送ったことで弟は徐々に記憶を取り戻した。

実母と義父の離婚後は、弟2人は児童養護施設に預けられたが、「弟が独り立ちするまで自分が支えたい」との思いから、下の弟が大学進学を志望した時の学費は横山が出した。

上の弟は上述の記憶喪失など苦難があったものの結婚し、下の弟は税理士という夢を叶えた。

これらのことから弟たちを溺愛しており、度々弟関連のエピソードが横山から語られており、弟の結婚式では号泣しながらトランペットを演奏したという。

学歴

最終学歴は中卒。

母親も仕事を掛け持ちして働いていたが、「早く自立して2人の弟を養いたい」との思いから、自身も中学校を卒業後は実家を出て、ジャニーズJr.としての芸能活動と並行して建設会社に就職していた。

そのため、横山は建設現場帰りのニッカポッカで通っていたため、スタッフから注意されたという。

横山は建設現場でも他の作業員の足手纏いにならないよう一生懸命働いたため上司にも気に入られていた。

芸能の仕事が忙しくなり、職場の建設会社に退職を願い出ると「芸能界でだめだったらいつでも戻ってこい」と温かく送り出されたという。

なお、2015年には『関ジャニの仕分け∞』の企画でメンバーの大倉忠義と共に高等学校卒業程度認定試験を受験して合格している。

趣味

特技はバスケットボール。中学時代に大阪選抜に選ばれたほどの腕前。よく関西の芸人と一緒にプレイしている。

好きなゲームは『モンスターハンターシリーズ』。2010年にはラジオで約3時間ぶっ通しでモンハンをやるなどのガチ勢。その熱意が功を奏し、2011年には『モンスターハンターポータブル3rd』のCMに出演し、2016年には関ジャニ∞としてシリーズのアニメ化作品『モンスターハンターストーリーズ RIDE ON』の主題歌「パノラマ」を担当した。

音楽活動

パーカッション

2006年に開催された関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ∞ KAN FU FIGHTING 全国ツアー 2006 第2弾』の「Heavenly Psycho」でパーカッション(この時はコンガ)を初披露。

しかしこのライブは映像化されていないため、実際に横山のパーカッションを初めて観られる作品は、翌2007年のライブツアー『全国47都道府県完全制覇!! 関ジャニ∞ えっ!ホンマ!?ビックリ!! TOUR 2007』を収録した映像作品『47』の「Eden」。

その後ボンゴやウィンドチャイム、ジャンベなどパーカッションのバリエーションを増やしていき、2011年の「宇宙に行ったライオン」からティンパニという楽曲全体で特に目立つ楽器を担当するようになった。

また、2016年(発売は2017年)の「Tokyoholic」ではティンパニ、ウィンドチャイム、トライアングルという3種類のパーカッションだけでなくトランペットも担当していたため、1つの楽曲で計4種類の楽器を担当するまでになった。

トランペット

スタッフから「(パーカッションの他に)何か楽器をやってみないか？」と言われたことがきっかけで、管楽器を始めようと思い、サックスなどの管楽器を全て一通り試奏し、最終的に周囲のスタッフの薦めから、管楽器未経験ながら2013年2月にトランペットを始めた。これにより、ジャニーズ事務所初のトランペッターとなった。

その後、関ジャニ∞とも親交の深いトランペッターのYOKANに師事。既に演奏スキルの高い他のメンバーに追いつくために必死に練習し、初披露までの約半年間はほぼ毎日YOKANやレコード会社のスタジオなどで練習を重ねた。

同年11月、関ジャニ∞のライブツアー『関ジャニ∞ LIVE TOUR JUKE BOX』の初日である東京ドーム公演で、YOKANが横山のために制作したトランペットのソロ曲と「青春ノスタルジー」と「クラゲ」を演奏し、トランペットの演奏を初披露した。この演奏はファンにとってはサプライズとなった。

2014年には、関ジャニ∞の冠特別番組『うたうで! おどるで! THE カヴァ☆コラTV』でトランペットの演奏をテレビ初披露した。

なお、関ジャニ∞の楽曲「オモイダマ」のミュージック・ビデオや『ミュージックステーション』では、自ら購入したフリューゲルホルンを演奏している。

東京スカパラダイスオーケストラのNARGOなど、関ジャニ∞と親交があるミュージシャンからは横山のトランペットの演奏は高く評価されている。