概要
九州を中心に釣り(フィッシング)を行い、その様子を配信する釣り系YouTuberである。佐賀県を拠点に活動している。
「釣りよかでしょう」の名前の由来は「釣りいいでしょう」を佐賀弁(九州弁)で言ったもの。チャンネル名の正式な表記は「。」がつく「釣りよかでしょう。」であるが、一部メディアでは句点がつかないで表記されることもある。
よーらいを中心メンバーとし、現在は男性7人を基本メンバーとして構成されている。
釣り好きのメンバーが「大自然で遊ぶ」をテーマに、バス、渓流、海、船など各種の釣りに挑戦する。2021年9月時点でのチャンネル登録者数は161万人。
メンバーは「釣りよかハウス」と呼ばれる一軒家を拠点として、動画を制作している。
釣り・アウトドア系を中心に数多くのYouTuberとコラボを行なっており、カズチャンネル、こみちん(ぽこにゃん)などUUUM所属のYouTuberのほか、釣りいろは」やハイサイ探偵団(元UUUM)らと交流がある。
また、前川清や清水邦明、葉加瀬太郎、つるの剛士、尾野真知子、山下健二郎などといった、アウトドアを趣味とする芸能人もたびたびコラボしている。バッドボーイズの佐田正樹のチャンネル「SATA BUILDERS」のメンバーとも交流を持っている。
略歴
リーダーであるよーらいは元々ニコニコ動画でゲーム実況などの動画を投稿・配信しており、2009年から佐賀県内で田舎遊びなどを紹介する「佐賀よかでしょう」という動画シリーズ(※正確には、それ以前に同様のスタンスで制作された「ぼくのなつやすみ(佐賀)という動画シリーズがある)を発表していた。→ニコニコ大百科「佐賀よかでしょう」のページ
その後、活動休止を経て2014年からYouTubeにおいて「釣りよかでしょう」として配信を開始した。
2016年5月16日の動画にて正式にUUUMへ加入することが発表された。
なお、「佐賀よかでしょう」の名前は現在YouTubeにおけるサブチャンネルの名前として利用されている。
2017年、釣り具メーカーの「ジャッカル」とのコラボレーション企画から、釣りよかのマスコットキャラクター(釣りよかくん)のカラーで塗装されたルアーがコラボ商品として発売された。2018年には「ジャッカル」より、釣りよかとのコラボ商品として3種類のルアーが発売された。
2017年7月31日放送の日本テレビ系列のバラエティー番組『しゃべくり007』において、これに出演した葉加瀬太郎がチャンネルのファンであることを明かすと、同年10月21日には、葉加瀬がメンバーと共に釣りをする様子を収めた動画が投稿された。また、同時期に別の番組で嵐の大野智と二宮和也も「釣りよか。」を最近見ているYouTuberとして挙げ、紹介している。
「【衝撃】フェリー乗り場の隣で信じられない生物が・・・」の動画は2018年7月現在で再生回数が1千5百万回を超えた。この動画は2017年12月17日に行われた「YouTube FanFest」において発表された「YouTube Rewind 国内トップトレンド動画 2017」で6位に挙げられた。
2018年8月にメインチャンネルのチャンネル登録者数が100万人を突破した。
2020年9月、会社法人として運営していること、社名は「TRY」であることを公表した。
2021年6月からは、佐賀県内にある災害被害を受けた山を購入し、地主と協力してインフラ整備など土地の再建・復興活動を行っている。復興プロジェクトのスポンサーとして、福岡県の企業「タンスのゲン」が参画しており、コラボアイテムの販売も行われている。
またこのプロジェクトと前後する形で、所属先であるUUUMの協力のもとアウトドアブランド「ARAKA」のプロデュースも開始しており、クラフトビールやジーンズなどのアイテムが販売されている。
また、2022年からは長崎県の貸船業者迎パールマリンと協力して島の整備活動を行なっているほか、キッチンカーを使った唐揚げの販売、社の倉庫を改装したゴルフスタジオの開設、さらに佐賀県吉野ヶ里町と株式会社TRYとして連携協定を結び、地域の観光振興や活性化を目的とした活動への参画など、幅広い分野で活躍している。
メンバー
順番は学年順。
レギュラー
よーらい
リーダー。元々はニコニコ動画で動画投稿や生配信等の活動をしていた。本名は「山口 洋平」。
株式会社TRYのCEOという肩書きである。
釣り以外にも、ゲーム、DIY、バイク、音楽など多趣味である。また、2019年ごろからはゴルフにも熱心に取り組んでおり、サブチャンネルとしてプレイの様子を公開する「ゴルよか。」を立ち上げた。
若い頃はドリフトの選手で、大会にも出場していた。
生まれは関東で、小学生の頃佐賀県に引っ越してきたとのこと。佐賀弁が特徴的だが、ゆーぴーによれば「お母さんとは標準語で喋ってる」らしい。
ゆーぴー
よーらいと同学年。ニコニコ時代から出演していた。よーらいの幼なじみである。
釣りはよーらいに誘われるまでしたことがなかったが、現在では一人でも行くなど趣味の一つとなっている。
メンバーの中で唯一専業のYouTuberではない上、佐賀から熊本に移住し、家庭を持っているということもあって2019年ごろから出番がほとんどなくなっている。ただし、公式に脱退などの発表はなく、またよーらいから「(正式な)メンバーではない」と言及されたこともある。
2018年からは個人チャンネルを立ち上げ、筋トレやキャンプ、BBQなどの動画を投稿している。
むねお
よーらいの一学年下。ニコニコ時代から出演していた。
よーらいとは実家が近所(※学区が違うため学校は同じにならなかった)で、小学生の頃同じ体操教室に通っていたことで仲良くなった。
性格については「カッコつけ」なところがあるらしい。
かつて寿司屋や居酒屋で働いていたこともあり料理が得意。容姿については「イケメン」と称されることが多く、以前更新されていた公式サイトでも明記されている。
離婚歴があり、よりにもよって東海オンエアとのコラボ回で離婚を公表している。
こだま
むねおと同学年。「こだまさん」と呼ばれることが大半である。本名は「こだま(兒玉) なつき」。
もともとは視聴者で、ゲストとして時折出演しており、のちに正規メンバーとなった。現在メインで活動するメンバーの中では最も加入が遅い(2019年7月から正式加入)。
既婚者で子供がいる。メインメンバーの中では唯一の大卒者。
生き物や植物に詳しく、魚以外にも虫、爬虫類などについてよく動画内で解説することがある。ゴルフが趣味で、「ゴルよか。」にも初期から出演している。
とくちゃん
よーらいの二学年下。本名は「徳島 洋二郎」。
バサー(バス釣りメインの釣り人)で、メンバー中一番バス釣りが得意。バス釣り大会で優勝した経験もある。
あるとき偶然撮影中のよーらいたちと釣り場で出会い、アドバイスを求められたことをきっかけに親交を深め、のちに正規メンバーとして「釣りよか」に加入した。
温厚な人柄のようで、性格についてむねおから「いい人」と言われている。
塗装屋に勤めていたことがある。絵を描くのが得意。
きむ
よーらいの八学年下。父が釣り師で、幼少期から釣りをしていた。本名は「きむら(木村) はやと」。
福岡県八女市出身。元々はよーらいのニコニコ時代の視聴者で、釣り動画を始めることを知り連絡を取って加入した。
「釣りよか」で最も再生数が多い動画(上記の動画リンク参照)におけるメインである。
趣味で酒(酒瓶)を集めており、彼のプロデュースしたコレクションケースがタンスのゲンから発売されている。
2023年4月より単独で釣り遠征に出かけており、現地での様子が投稿されていた。
はた
きむと同学年。こちらも元々ニコニコ時代の視聴者で、よーらいとはオフ会で知り合った。
当初は画面に映らず撮影に同行していたが、のちに出演するようになった。多くの動画で撮影を担当しているものの、映る機会もそれなりにある。
ゲーマーで、Twitterなどでときどき遊んでいるゲームについて言及している。また趣味の一つに麻雀があり、ゲームや麻雀を通じてプロ雀士やVtuberとも交流がある。
じん
2023年4月から1年間限定の予定で加入し、6月末に正式にレギュラーメンバーになることが発表された。
兵庫県明石市出身。中学生の頃にゲーム(スプラトゥーン)を通じてよーらいたちと面識を持つ。
もともとは視聴者で、2017年ごろあるイベントで釣りよかが出演した際に「将来は専門学校に行って釣りのプロになろうと思っている。卒業したらコラボしてほしい」と志願。実際に高校卒業後は釣りの専門学校に進学した。
専門学校卒業を控えた時期に自ら連絡を取って動画に出演することとなり、のちにTRYへの入社が決まった。
「釣りの即戦力」として期待されているようで、加入後は演者としてキャスティングを主に担当するとよーらいが言及している。
撮影・編集メンバー
※動画などで名前が確認できるメンバー
なおき
もともとは後述の江頭勇哉のバックバンド(江頭バンド)でベーシストを務めており、釣りよかとのコラボで交流が生まれ、2020年ごろから編集メンバーとして加入することとなった。
2021年時点で、本人がTwitterにて「『本業はミュージシャン』というのは誤りであり、『釣りよかの編集者』が本業である。ただし、どちらも本気で取り組んでいる」と言及している。
こうちゃん
よーらいの幼なじみで、山復興プロジェクトに参加したことがきっかけで加入した。
唐揚げキッチンカーの店長を務めており、キッチンカーの運営にあたって食品衛生責任者の資格を持っている。
元「反社」であることを公表している。現在はそちらとは完全に縁が切れており、更生して普通に社会復帰している。
やっちゃん
こうちゃんと同じくよーらいの幼なじみ。もともと事務・経理などの仕事をしていたが、多忙につき2023年ごろからは撮影にも参加している。
若い頃はあらゆる肉を火を通さずに食べていたロックな人物らしい。動物としての鳥が苦手。
こうた
2022年10月ごろより加入。
もともとは「山復興プロジェクト」に参加していた、よーらいやむねおの友人であり、釣りよかの仕事が忙しくなったため、よーらいからスカウトされて転職という形でTRYに入社することとなった。
基本的には撮影や編集、キッチンカーなどを担当しているが、「初心者向けの講座的な動画」のシリーズが展開されることとなり、動画に映る機会も多い。
他に事務員・編集担当として女性メンバーがいることが明かされているほか、よーらいの母が掃除や買い出しなどを手伝っていることが触れられている。
元メンバーなど
たつき
初期に公式WEBサイト管理などの裏方作業で参加していた。仕事の都合で関東に移住したため脱退。のちに個人チャンネルを立ち上げている。女性。
ゆきゆき(ゆっきー)
元「まいめんちゃんねる」のメンバー。もともと釣りよかの視聴者で、コラボなどで交流を持つようになり、2018年ごろに佐賀に移住して加入した。
秋田県出身である。
2019年4月末をもって脱退。脱退理由としては都会派の「キラキラした」志向のゆきゆきと、田舎の牧歌的なノリを重視する他のメンバーとの間で方向性の違いが生じたという趣旨の発言をしており、不仲説については否定している。
現在は東京に移住し、個人チャンネルを立ち上げている。
ほかに、ニコニコ時代によーらいと組んで実況動画を投稿していたくわはらなどがいる。
よーらいの兄で、現在は個人YouTuberとして活動しているたくまんも初期は撮影や編集のサポートをしていた。
「釣りよか」としての体制が確立した後、特にUUUMに正式加入してからはある程度メンバーも固定されているが、ニコニコ時代やチャンネル初期はさまざまな人物が出演していた。
また、メンバーではないものの、佐賀県内を中心に活動するシンガーソングライター江頭勇哉(エガちゃん)とは、チャンネル初期にコラボをしていたことで縁ができ、オープニングテーマを手掛けるなど親交が深い。2021年からはよーらいと共に地元のラジオ局で番組を持っていた。
動物たち
ぬけ作
2017年11月から編集部屋で飼育されていたエボシカメレオン。病気になってしまい、一度とくちゃんの自宅に引き取られたあと別の編集メンバーの元に引っ越したらしいことが語られている。
まりも
2019年2月から飼育されているメスの三毛猫。元はとある釣り場にいた野良猫で、他の猫たちからいじめられて1匹離れて暮らしていたところを保護した。よーらいからは文字通り「猫可愛がり」されているようで、家の中にも専用のスペースが設けられている。
まる
2019年8月から飼育されているオスのゴールデンレトリバー。かつてはまりもを気遣って生活スペースも離されていたが、少しずつ距離を縮めている。元気の良い明るい性格であり、遊び好き。仔犬の頃家庭犬としての訓練を受けていたため、メンバーからの指示にもよく従うしっかりしたところがある。
みーちゃん
2021年4月から飼育されているオスのキジトラ猫。元々は撮影に同行していたマネージャーが、釣り場でトンビに襲われかけていたところを保護した。保護当時はあくまで「里親が見つかるまでの預かり期間」という体であったが、後に正式な飼い猫になったようである。若いため元気がよく、やや荒っぽいところがある。まりもとは(まりもの体調もあり)対面について慎重になっているものの、まるとはよく遊んでいる。
保護猫たち
2023年4月ごろによーらいの母の山に居着いた野良猫の一家。母猫(「ハチワレかーさん」と呼ばれている)と5匹の子猫がおり、外飼は危険ということからゴルフスタジオに移すこととなった。
のちに子猫のうち2匹は編集メンバーのもとに引き取られ、母猫と3匹は釣りよか側で引き取ることになった。
このほか、熱帯魚や前川清から譲られた鯉を釣りよかハウスの池で飼育しているほか、山復興の企画の一つとして生簀でチョウザメ・鯉・ヤマメを飼育している。
また2023年5月からはよーらいの提案で庭に小屋を建てて鶏を飼うことになった。
以前はザリガニや古代魚の一種ガーなどを飼育していた時期もあった。
関連リンク
YouTubeチャンネル
釣りよかでしょう。…メインチャンネル。釣り動画中心。
佐賀よかでしょう。…サブチャンネル。山復興についてはこちらで投稿されている。
釣りよか飯…料理チャンネル。
げーむよかでしょう…ゲーム実況チャンネル。
釣りよかでしょう。公式ホームページ…2015年ごろまで更新されていた公式ページ。
関連タグ
釣りよかでしょう…表記揺れ
水曜どうでしょう…動画のスタイルやチャンネル名、テロップの出し方など随所に影響が見られ、よーらいもファンだと発言している。2019年には実際に藤村・嬉野Dを佐賀に招いてコラボ動画を投稿している。