木下隆行
きのしたたかゆき
菓子問屋の社長だった父と大分県中津市出身の母(定子)との間に生まれる。
兄二人・姉1人がいる。(父の死後、母の開いた焼肉屋を基に「きのしたグループ」として兄2人と姉も飲食店を経営。⇒詳細はこちら。)
食品系の高校を中退。(『アメトーーク』で「高校中退芸人」に出演した時、「高1の時に留年して、2回目の高1の9月くらいにこのまんま夏休みが続けばいいのに」とそのまま退学したとのこと。)
1990年、中学校からの友人である木本武宏とともに「たむろ」というコンビを組み松竹芸能へ入社。(その後、現在の「TKO」に改名)
デビュー当時から容姿が大きく変貌を重ね、それを活かして事務所の先輩でもある笑福亭鶴瓶やせんとくんの顔まねが持ちネタ。なお鶴瓶のものまねでは本人からもらった眼鏡を使用している。またせんとくんのオフィシャルサポーターも務めていた時もあり、就任式でせんとくんから12個のポーズを伝授されたこともある。
素行が悪く、2019年10月初頭に『女性自身』が先輩の濱口優(よゐこ)による祝賀パーティの費用着服と、篠宮暁(オジンオズボーン)への暴行を報じた。本人は着服を否定したが、疑いを掛けられたため腹を立ててペットボトルを篠宮に投げつけたことは認めた。また、篠宮への暴行の他、クロちゃん(安田大サーカス)に土下座させて足蹴にしたりなどの暴力行為が週刊誌に報じられた。
元々、他人から弄られることを嫌っていたために芸人仲間特に後輩から嫌われがちであり、不祥事発覚時も庇う人間はほとんどいなかったという。
一方で交流のあったダウンタウンの松本人志や爆笑問題の太田光は「木下がそんな奴とは思えない」「報道が加熱しすぎている」と疑惑に関しても懐疑的な目で見ていた。
実際、騒動に関わった篠宮、みなみかわ、そして木下本人の発言から「篠宮に着服疑惑をネタにされたことに腹を立てて、カッとなってペットボトルを投げてしまった」というのが真相だった(もちろん、暴行には変わらないので木下が完全に悪く、これは本人も認めている)。
2020年3月15日をもって松竹芸能を退所しフリーとして芸能活動を行っていくことを3月5日に発表した。
退所後はYoutubeの公式チャンネルを開設したが、騒動からほとぼりがまだ冷めていない時期だったことに加え、初めての動画が謝罪動画それも出来がお粗末なものだったため、低評価の嵐だった。
当時はBADの数も表示されていたため何万ものが付けられた挙げ句、それに便乗した愉快犯の働きもあり最終的に2022年正月に木下本人が確かめたところ、611,197BADまで記録したことが判明している。
これはナダルをはじめとした後輩芸人からもネタにされており(しかもナダルはBADを押したことを認めている)、本人も後日開き直っている。
その後、同じく退所した木本とともにチャンネルを、宮迫博之、バッファロー吾郎AとともにYouTuberチームを結成した。
余りに人望が無いため情報商材屋まで寄り付かず、結果的に情報商材の拡散役にならずに済んでいるという、YouTuber化した不祥事芸能人としてはかなり稀な事例となっている。
一方で「脱力タイムズ」等で現在も絡むことのあるナダルをはじめ、YouTubeで交流のある芸人とのコラボなどの活動も精力的に行なっている。
かつては弄られることに抵抗を感じていたために事件が起きたのだが、現在は先述のBADの計測など「嫌われキャラ」として自らネタにするようになっている。