曖昧さ回避
- 「サイボーグクロちゃん」の主人公。本項で解説する。
- お笑い芸人、安田大サーカスの一人。詳しくはクロちゃん(お笑い芸人)へ。
- TVアニメ「ハイスクール・フリート」の登場人物、黒木洋美の愛称。
- 漫画「亜人」の登場人物、下村泉の出す黒い幽霊。
- 漫画「D.Gray-man」の登場人物、アレイスター・クロウリー三世の(主にラビが使う)愛称。
- メディアミックス作品「少女☆歌劇レヴュースタァライト」の登場人物、西條クロディーヌの愛称。
- 「ONE PIECE」の登場人物、サー・クロコダイルのファンからの通称。
- 月刊コロコロコミックの編集者、黒田治の愛称。『ファミコンロッキー』や『おぼっちゃまくん』の担当を手掛けた。
概要
「弱い奴には教えてやらねぇ、知りたきゃオイラに勝ってみな」
CV:坂本千夏
『コミックボンボン』が生んだ「史上(誌上?)最強のオス猫」「破壊のプリンス」。
雑種の黒猫。趣味は昼寝。好物はおせんべい。
かつてはフジ井家を猫離れした力で強盗や空き巣から守っていたが、ある日恋焦がれている野良犬のプーリィに告白しようとしたところを剛に襲撃され、勝手にサイボーグに改造された。
サイボーグになって以降は、銀色のメタルボディーをごまかすために黒猫の中国製ぬいぐるみを被っている。
一人称は「オイラ」で、これは小さい頃からほとんど変わらない。
自由気ままに生きていて、時折他人におせっかいを焼くこともあるが、決して「正義のヒーロー」には成り切れない存在である。
死を待っていたクロに居場所と存在意義を与え、命を救ってくれた飼い主のジーサンとバーサンを大切に思っているが、それゆえに逆に振り回されてしまうことが多い。一度、ジーサンが、クロが着ている縫いぐるみに付いていた「MADE IN CHINA」のタグを見つけてしまい、縫いぐるみを着ている事がバレ掛けた事があった。しかし、驚きはしたもののジーサンが「クロ、おまえ……中国人だったんか!」との一言で未遂に終わる。
基本的に暴れるのが大好きで、誰かの手助けをする理由の半分は自分が暴れたいがためである(実際、「破壊のプリンス」の異名を心から気に入っている)。
誰かの助けに入る時もミーくんから「本当は暴れたいだけじゃないのか?」と呆れられている。また、監房に奇襲をかけた際(コタローの父親を奪還するため)には銃の乱射に恍惚とする場面もあったことから、銃中毒である節も見られる。
ギャグ漫画的な破壊は日常茶飯事である一方、シリアスな破壊はあくまで食い止めようとする。
生身であったころは「キッド」という名前だった。
かつて属していたシマの猫仲間達が猫狩りや野良の動物達との抗争などにより全滅。さらに仲間の一部から「疫病神」として殺されかけた際、「自分に関わるものはいいヤツも悪いヤツもみんな死んでいった」として、自分の死を願うなど自暴自棄になっていた。
この時、通りかかったジーさんとバーさんにたまたま拾われたことがキッカケで、その恩義からジーさんとバーさんのことを命懸けで守るようになった。
ジーサンバーサンとの安らぎ、仲間達との喧嘩や悪ふざけは、彼にとってかけがえのないものである。
武装
ドクター剛お手製の武器を多数持つ他、自身がコレクションと称する銃火器類を持つ。
アニメではさらに販促としてオリジナルのアイテムがいくつか存在する。
普段は腹の中にしまっているが、どう考えてもサイズ的に腹の中に収まらない武器がある。
- ガトリング砲
クロちゃんに問わずこの作品で最も有名な武器。腕に装着するドラム式のガトリング砲。代表的な武器なのだが、よく紛失したり壊されたり弾切れで捨てられたりする。
- なんでも切れる剣
なんでも切れると言いつついくつか切れないものがある剣。ゲームでは「きょだいけん」と呼称される。どう見ても腹の中には収まらないサイズ。ちなみに最初は盲腸の辺りにあったらしい。
- ツインキャノン
異世界編で失ったガトリング砲の代わりに剛くんが作ったもの。異世界の材料で作ったためかなり軽いらしい。劇中では異世界編で一度しか使っていないうえ、その一撃がバイスに対するトドメとなっている。
他にも内蔵されたミサイルを撃つことが可能。
バリエーション
- 暴走クロちゃん
というのは商品名称。実際これは単にメカボディを晒している状態のクロちゃんである。ただ脱いだ時に限って言動や行動がはっちゃけることが多いため、あながち間違いとも言えない。メタルボディを活かして誰の盾になることもある。
- ニワトリクロちゃん
一張羅の黒猫の着ぐるみをジーサンに持って行かれてしまったため、スペアとして用意したもの。よりによってマタタビとの再会時にこの姿だったため、マタタビは「変わったなお前」と少し驚かれていた。
- 真・暴走クロちゃん
アニメ、というか玩具オリジナルの形態。剛くんがミーくんにクロの暴走パワーを備え付けてパワーアップさせようとしたマシーンに、何も知らないニャンニャンアーミーが彼を放り込んだことで誕生した。まるで理性がなくなり、手当たり次第に破壊の限りを尽くすため、真の意味での暴走形態というのはある意味正解な形態。
アニメでは以後は太刀打ちできない強敵が登場するとこの姿に改造されなおしたり、怒りが頂点を超えると強制的にこの状態になる体質となった。
- ハイパーK
※イラスト下部。
2021年よりnoteで展開されている新作「夢見るハイパー」に登場する強化形態。オーサムを乗っ取ったデビルを打倒するため、剛によって強化改修が施され、さらに暴走防止用リミッターが取り外された形態。
長く伸びた鋭い爪、鬣のような毛、大きくなった耳などが特徴で、デビルミーくんのような外連味の利いた外見をしている。目つきも凶悪。
見た目通りの戦闘力を誇り、デビルオーサムを圧倒してしまうほど。排熱量も半端ではなく、定期的に爆炎じみた放熱を行う。
一方、リミッター解除の影響でいつも以上に抑えが効かなくなっており、「暴れても暴れても暴れ足りない」と漏らすほど凶暴化している。劇中ではデビルを撃破しても気が済まず、ついには米軍に喧嘩を売ってしまう。
余談
『2』のお笑い芸人は『新装版 サイボーグクロちゃん』の帯コメントを寄稿している。
関連イラスト
関連タグ
ミーくん 剛くん マタタビ ナナちゃん(サイボーグクロちゃん) コタロー ゴロー(サイボーグクロちゃん) チエコ ダンク(サイボーグクロちゃん) 鈴木一郎 めぐみ
メタルグレイモン:中の人、サイボーグ繋がり
ロボットポンコッツ…ゲーム中でロボポンとして使用可能なほか、漫画版にもゲスト登場している。