概要
コタローが箱から出されないうちに捨てられた新品の電気スタンドから開発した、家事専用ロボット。
…なのだが、身体が非常に小さいためそもそも家事が出来ないという本末転倒なメカになってしまった。
そのことを本人も自覚しており、一生懸命頑張るのだが毎回大事なところで致命的な失敗をしてしまう。
そのたびに落ち込むが、その健気な姿からどこか憎めないキャラであり、マスコットとして非常に人気を博した。
尾が電球になっていて、暗いところでは照らすことが出来るため、それが役立つことも多い。
また、作中では相当の策士・戦略家として描かれており、最終局面での「悪意のカタマリ」を撃破したのは彼女の作戦があってこそ(やはりいつものように大事なところでミスをしてしまったが)。また爆発物の取り扱いにも長けており劇中ではいろんなところで主要メンバーに負けないクラッシャーっぷりを見せた。
クロちゃんに結果として命を救われたことから、彼に惚れ込んでしまう。
クロ側は作中でハッキリと好いていると明示されている描写はないが、かなり大事に思っていることは間違いなく、ナナのピンチの際には態度が明らかに変わる。
ただ普段は、ナナがド直球に愛情をぶつけてくる(マフラーを編んで棲家である廃電車ごと突っ込んでくるなど)ため、冷たくあしらったり喧嘩になることも多い。
クロナナは作者からも認められるほどのバカップルだが、それを抜きにして考えると「かつて一人ぼっちだった時期がある」という共通点から、ある種の親近感のようなものを感じている感もある。
武器はコタローに作ってもらった護身用の小型ガトリングがある。ただ威力は豆鉄砲並で、クロの頭にピシピシ当って跳ね返っていた。
pixivでは「クロナナ」のカップルイラストも多いが、最終回でマタタビがマフラーをもらって狼狽するシーンがあることから、マタタビとナナのカップルイラスト(マタナナ)も多い。
原作の表紙やアニメでは身体の色が黒いが、Pixivのイラストにはカラーが赤いものがある。
これは作者が設定したイメージカラーであり、後に発表された内田じゅんたによる公式二次漫画「番外バトル」ではこちらの赤いバージョンが採用されている。