曖昧回避
- 漫画「サイボーグクロちゃん」のキャラクター。本項で解説。pixivでは、このイラストが多い。
- 「トラジマのミーめ」、「宇宙戦艦ヤマト」、「銀河鉄道999」、「宇宙海賊キャプテンハーロック」等、松本零士の多くの作品に登場するキャラクター。同氏が飼っていた猫がモデルとなっている。
- 漫画『ミイラの飼い方』のキャラクター。
- もしかして → みーくん
『サイボーグクロちゃん』のミーくん
「夢っていうのはね、人に自慢するものじゃなく、自分との戦いなんだよ!」
「言ったはずだ、剛くんの敵は、そのまま僕の敵になる!」
CV:手塚ちはる
サイボーグの猫。クロちゃんのように瞼や口などは見えるところになく、完全なメカ猫になっている。
一人称は『僕』だったり『俺』だったり安定しない。基本的には「僕」で、クロちゃんに対してはたまに「俺」。
性格は忠義に厚い熱血漢だが、同時に家庭的で面倒見がすこぶる良いためクロちゃんとは別ベクトルの人望の持ち主。
クロちゃんに次ぐ戦闘力の持ち主で、本気で怒るとクロちゃんですら手が付けられなくなる。
基本武器は後に開発されたクロちゃんと同じだが、剛によって追加改造を施されたりしたため、ミーくん独自の機能や武器も多い。クロちゃんが銃器をメインウェポンにしているのとは対照的に、ミーくんは刀といった刃物を得意としている。
ちなみにミーくん最強の武器は愛用の出刃包丁。
料理が大得意だが、意外にも洗濯と掃除は駄目。剛くん(剛万太郎)とは出会いのきっかけもあって家族以上に仲が良い。
生身の体の時、自分の母親を殺した天童勇の遺伝子改造犬のパトラッシュに復讐を挑み、返り討ちにあって四肢断裂という重傷を負うが、剛によってサイボーグとして蘇った。
このことから剛に対して深い恩義を感じており、彼の世界征服の夢を叶えるために奔走したり、彼に身の危険が迫ると自分の身を省みず行動する。
登場初期、クロとは宿敵であったが、現在その関係はなし崩しになり、良くも悪くも友達感覚で付き合ってしまっている。あらゆる面でクロちゃんとは対照的なキャラクターであり、当初は邪険にしていたクロちゃんもミーくんいたいしては浅からぬ友情を築くこととなった。
初期はクールなライバルキャラだったが、オーサムコサム回で剛くん救出のため四苦八苦したことから、段々と悪役として行動しなくなり、自分でも、「ボクなんかすっかりキュートでやさしいプリティミーくんになってるよっ!!(ちょっと言い過ぎ?)」と作中で嘆いたほど。
能力など
身長71.5cm。体重60kg。その割りにはめぐみが片手で軽々と持ち上げられる。このときミーくんの耳の塗装が少しはみ出しているのを見つけて少し騒動になる。
悪魔のチップを取り付けてからは、「スーパーウェポンシステム」と呼ばれる体からワイヤー(サポートアーム)のような物を伸ばして、周囲の機械を取り込み自己進化する能力を持つようになった。さらにクロと融合し「クロ&ミー合体兵器」となることも出来る。
またおしりには「がんばれミーくん2号」という小型ロボがはいっている。これが出撃する際は、ミーくんが妊婦のように踏ん張らなくてはいけない。
クロやダンクとは違って、外見はとてもメカメカしく、生身の頃の外見的特徴があまり残っていない(明確に面影があるのは耳の模様くらい)。よって口の場所は不明瞭で、味見するときもどちらかというと口らしい模様の部分と額の間ある線の部分から飲んでいる。ただしデビルミーになった際には口としての模様の部分が完全に口となっていた。
サイボーグの体を丸出しにしたくないときは、「シャイなワンちゃん」のぬいぐるみを着るが、体育ずわりをしたり、二足歩行をしたり、ニャンニャンと鳴いてしまったりする。
生身の頃から手先は器用で、倒れた剛を看病したり、二本足で立って料理をしていたりと、クロやマタタビ同様、化け猫同然の身体能力を持っていた。
実はクロよりも人気が高く、テレビ版ではロミオがそれをネタにしていた(人気投票による。クロは二位だった)。
そのせいか剛くん達はミーくん人気をダシにいろいろな法外的な商売をして生計を立てている。
人気絶頂時に発売されていた「撃ちまくりフィギュアシリーズ」のコックミーくんの人気は高く、数がかなり希少になっていたレア商品だった。
クロも同仕様の設定だが、腹部は、クロ曰く「ドラ○もん」のポケットの様に、力学的に明らかにおかしい広大な収納スペースである。
そこから、あまりに巨大な『何でも切れる剣』や、ガトリングなどを出す。(なお、クロはニワトリ、ミーくんはシャイなワンちゃんの予備スーツをそれぞれ持っている。ミーくんのぬいぐるみはゲームセンターから強奪したもの)
腹部に1と書いてあるのは、彼がニャンニャンアーミー1号であることを示している(プロトタイプの際には何も書かれていない)。
よって、再会した4号が彼のことを「ニャンニャンアーミーのリーダーだろ!」と怒ってたり、去り際にも「1号」と呼んでいる。その後は、4号が暫定的なリーダーとなる。
その後
原作では途中から被害者ポジションになる。特にマタタビ、チエコ、ゴローなどの登場でいろいろ不遇な目に合う。あと、料理担当かつ皆から酷い扱いを受けて落ち込む剛くんのフォローが目立つ。
世界を崩壊させようとする「悪意のカタマリ」との最終決戦ではまずクロのボディを修復し、悪意のカタマリに呑み込まれそうになった剛くんと合流。悪意の結晶であると見込んだタコメーターを巻き込んで2人で自爆しようとしたが、不発弾だったので無事だった。
コミックボンボン最終回では剛と2人でランニングしていたが、クロに捕まって鈴木夫妻をからかいに出ていた。
アニメでは手塚ちはる女史による好演でさらに人気を博す。ミーくん=嫁のイメージは原作でも十分あったが、そのイメージにさらに拍車をかけたのは手塚氏の好演の影響も大きいだろう。
ちなみにクールな時のミーくんの演技も格好良いので必見である。
なお、横内なおき本人によってpixivでは、ファイアボールのファンになりコスプレまでしている。
バリエーション
- コックミーくん
コック帽を被った時のミーくん。何ら変化がないように見えるが、この時の包丁は「なんでも切れる剣」より切れ味がある。
- デビルミーくん
ミーくんが封印されていた悪魔に憑依された姿。クロちゃん曰くミーくんよりもアホ。壊されても身体が再生したり、物を歯でガジガジと齧るなど、ミーくんにはない生物的な能力を持つ。デビルは憑依したミーくんの体をおもちゃにしていたため、剛とクロちゃんの怒りを買うこととなり、ボコボコにされた挙句また封印された。
- プロトタイプミーくん
剛の懸命な処置のおかげでサイボーグとして目覚めた直後のミーくん。その後しばらくはこの姿だったようで、武器も内臓の爪くらいしか持っていない。後にニャンニャンアーミーとなる猫が焼けて半殺しにされ、剛くんが世界征服宣言をした後に現在の姿に改良された模様。
- シャイなワンちゃん
(横内なおき自筆)
通りすがりのシャイなワンちゃんらしい。でも体育座りもするし二本足で立つ。元々はリリィのため、怖がらせないように用意したもの。そのため「ストーカー」とクロちゃんにはばっさり言われている。GBのゲームではプレイヤーキャラにもなった。