曖昧さ回避
Rhea
Leah
- 旧約聖書の登場人物。
- 欧米系の女性名。上から由来する。
Rare
Reah
失われた国イースで祀られていた二柱の女神の一柱。
画像ではイラスト右上。
Lea
- スマホアプリ『ステーションメモリーズ!』の登場人物。→レア・パリ・ノール
分類待ち・分類不能
- かにひら氏の3Dオリジナルキャラクター。→レア様
- 『BLACK/MATRIX 00』の登場人物。
関連タグ
ギリシャ神話の女神レア
ティーターン(タイタン)神族。二代目主神クロノスの妻である大地母神。夫のクロノスが農耕や農作物を司るのに対して、野獣や野山の自然からの恵みを司る。
子にゼウス、ポセイドン、ハーデス、ヘラ、デメテル、ヘスティアのギリシャ神話を代表する六柱の兄弟姉妹がある。
神話
将来自分の子供に覇権を奪われると考えていた夫のクロノスは、レアとの間に生まれた子供達を片っ端から呑みこむというトンデモ奇行を行っていた。
嘆いた彼女が何度やめてくれと縋ってもまるで聞く耳を持たず、そのくせ夜ごとの愛の交わりも断とうとはしなかった。
不毛なやりとりの果てにヘスティア・デメテル・ヘラ・ハーデス・ポセイドンの5子が誕生するも、全員母の胎内から出た途端に父の胃の中へと消えていった。
6番目の子の出産を間近に控えているにもかかわらず、身勝手極まりない行動に堪忍袋の緒が切れ、今度こそ子供を救おうと決意したレアは、どうすればクロノスに知られることなくこの子を生み育てられるかを両親に相談する。
「愛しい娘よ、安心なさい。その子こそクロノスを打ち倒し、今までに飲み込まれた5人の兄姉たちの怨みを晴らしてくれる運命の子だよ。私たちが必ずその子を守ってあげるから、おまえは細かいことを気に病む必要はない。おまえがやらなきゃならないのは、出産を終えて館に戻ったとき、子供の代わりに石ころを与えてクロノスを騙してやることだけさ。じゃ、まずは安全な産所にお行き。クレタ島のリュクトスにちょうどいい洞窟があるから、そこを使うといい」
そう助言を受けたレアはクレタ島に行き、ゼウスを生んだ。
生まれたばかりのゼウスの代わりに産着に包んだ石を飲ませ、ニュンペー達とアマルテイアとクーレース達に預けて育てさせた(ポセイドンも仔馬を代わりに飲ませて助けたともいわれる)。
ティーターノマキアーの際はヘラを守るためにオーケアノスとテーテュース夫婦に預けた。
その後もレートーの出産に立ち会ったり、ハーデスがペルセポネをさらった際にハーデスとデメテルの争いを調停したり、ヘラに迫害されたディオニューソスを助けて密儀を授けたりしている。
その象徴はライオン、鳩、オーク、松、小塔冠(塔の形をした王冠)、豊穣の角。
夫のクロノスがローマ神話のサートゥルヌスと同一視された事から、後にサートゥルヌスの妻オプスと同一視される。
小アジアのプリュギアに由来し、ローマでも長年に渡り崇められた大地の女神キュベレーと同一視されることもあったが、キュベレーはキシュ第3王朝の女王ク・バウの神格化である為、地中海文明時代より崇拝されていたレアとは関係が無い。年代的にアッカドの大地母神ベレト・イリー(シュメールのニンフルサグ)と同一神である可能性が高い。
歴史
レアの歴史は、紀元前三千年前からクレーター島を中心に地中海文明(エーゲ文明)まで遡ると考えられている。地中海文明で崇められていた神々の中の最高神は、多くの古いアジアの信仰の最高神と同じく女神であり。大地の女神にて植物や豊穣の女神であり、万物の母であった。 その固有の神名は伝えられていないがクレーター島でレアーと呼ばれ信仰されていた事がわかっている。これが彼女の起源と考えられる。