ティーターン

てぃーたーん

ティーターンとはギリシャ神話に登場する神々の一群である。

概要

大地母神ガイアと天空の神ウーラノス（ウラノス、ウラヌス）の子供たち12柱の神々を指す。以下のように兄弟姉妹で互いに結婚し、その子孫も概ねティーターン神族に含める。ただしクロノスとレアの子孫は一般に含めないので除く。

彼らはウラヌス、ついでクロノスを主神として認めて世界を支配した。

しかし皮肉にもクロノスの子であるゼウスによって叛逆され、ウラノスのように打ち倒される事になる。クロノスとゼウスとの戦い「ティタノマキア」ののちにその多くがタルタロスに幽閉されたが、

オケアノスのように中立を保った神、テミスのように現役で法を守っている神もいる。

英語読みのタイタンはティーターン以外でも、巨人一般を意味する言葉になっている。

他に、チタン、ティタン、ティターンなどの読みもある。

夫神	妻神	子の神々
大洋の神オケアノス	大洋の神テテュス	川の神や水のニンフたち
太陽神ヒュペリオン	月の神テイアー	太陽神ヘリオス、月の女神セレーネー、暁の女神エオス
コイオス	ポイベー(フェーベ)	レト（アポロン、アルテミスの母）、アステリア（ヘカテの母）
イアペトス	クリュメネ（オケアノスとテテュスの娘）	人類の恩人プロメテウス、エピメテウス、天空を支えるアトラス
クレイオス	（エウリュビア、ガイアとポントスの娘）	アストライオス、パラス、ペルセス
（ゼウス）	法の女神テミス	（秩序のエウノミア、正義のディケ、平和のエイレネ）
（ゼウス）	記憶の女神ムネーモシュネー	（音楽の女神ムーサたち）
クロノス	レア	（ヘスティア、ヘラ、デメテル、ハーデス、ポセイドン、ゼウス）