概要
ギリシャ神話に登場する預言と信託の女神。日本語では長母音を省略してポイベとも表記される。またはフェーベ(Phoebe)と表記される。
ウーラノスとガイアの娘にしてティーターン十二神の一柱で、その名は“輝き”、“預言”を意味するとされており、オケアノス、コイオス、クレイオス、ヒュペリオン、イアペトス、クロノス、テイアー、レアー、テミス、ムネーモシュネー、テテュスとは兄弟の関係とされる。
また、コイオスの妻で、レートー、アステリア姉妹の母親でもあり、アポロンとアルテミス、ヘカテーの祖母でもある。
一説では母ガイア、テミスに次いでデルポイの神託所の三番目の管理者となり、後にその地位を孫のアポロンに譲ったとされている。
余談
彼女以外にもヘリオス、レダ、レウキッポスの娘のそれぞれに同名のニュンペー及び人物がいる。
また、孫娘のアルテミスの呼称として用いられる場合もある。