彼女の美しさを形容する言葉に「サフラン色の衣装」、「雪の瞼」、「薔薇の指先」、と華麗な言葉が続く。 エオスの日課はパエトン(輝く者)とラムポス(光)という名の馬が引く戦車に乗って、太陽神ヘリオスを導く事から始まるが、彼女の出番はこれだけ。
これ以外にも神殿は皆無。挙句、アストライオスがタルタロスに封じられて独り身になってから、アレスに言い寄られた結果、嫉妬したアフロディーテに人間の男に恋をし続ける呪いをかけられる。結果、幾ら心を通わせても不老不死でない人間は彼女を置いて死んでいく。
特に有名な相手として、ポセイドンの息子オリオン、ケパロス、ティトノスが挙げられる。オリオンはデロス島にて蜜月の日々を過ごすも、そこを聖地とするアルテミスに見初められた結果、オリオンもまた彼女へ乗り換えた。
アルテミスから名犬ライラプスを授かった狩人ケパロスに恋をした時は、妻プロクリスとの絆の固さのためしぶしぶ彼を下界へ返した。しかし帰ったときに悲劇が起きる呪いをかけたため、ケパロスはプロクリスを獣と間違えて手にかけてしまう。
ティトノスという男を神殿へ招いた後、ゼウスへ彼を不死にするよう頼み込み、受け入れられる。しかし不老を願うことを忘れた為、ティトノスは不死のまま老いる様になった。
(そもそも同様に恋人の不老不死を願ったセレーネーが恋人を『神と同じにするのは駄目』と不老不死のまま眠らされてしまったので、願った所で叶えられた可能性は低い。)
エオスは老いてベッドから動けない彼の世話をするが、久しぶりに部屋を訪れた際にベッドの上にいたのは、一匹のコオロギ(あるいはセミ)だった。
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【番外編】エオスの祈り
フォロワーさんから暁の女神エオスと軍神アレスの話を聞いて萌えに萌えて書いた話です。 回想文なのか何なのかわからなくなってしまいました。ちょっぴりアス♀アレ要素もあり。 ※捏造しまくりです。ご注意ください。4,443文字pixiv小説作品