概要
1969年5月1日、香川県大川郡寒川町(現:さぬき市)生まれ。のちに香川県獣医師会副会長となる獣医師の息子に生まれる。
県トップ名門校である高松高校から東京大学へ進学するという四国においてのトップエリートコースを歩み、東京大学法学部卒業後大蔵省に入省。
2005年、財務省を退官して民主党から立候補して政治家を目指すも一度落選、2009年に初当選した。希望の党結成後はそちらに移り、初代代表を退任した小池百合子のあとを引き継ぎ代表となった。その後の野党再編で国民民主党に移り、2018年より代表となる。
2020年8月の国民民主党と立憲民主党との合流には参加せず、新たな党を立ち上げる意向を表明。
2020年9月11日に新規政党として再スタートした国民民主党の結党に参加し、合流前から引き続いて党の代表に就任した。
大平正芳とは遠縁であり、その縁から大平の孫娘が彼の秘書を務めるなど大平家人脈から支援を受けており、地元の保守票を得ている。
YouTuberとしても活動しており、活動報告は勿論、食レポや国会裏話、普段は入れない国会議事堂の裏側を現場目線で紹介する動画を投稿し、好評を得ている。また、党首討論や予算委員会質疑の質問を視聴者から公募する企画も行っている。
既婚で一男があり、妻はその献身的な姿勢から選挙区でも玉木本人と遜色がないほどの人気があり「エリーとの会」という夫人を囲む後援会が結成されるほどであった。
息子も父と同じ高松高校を卒業し父を支えるなど順風満帆に見えていた、、のだが。
不祥事
2024年の衆議院選挙で国民民主党が躍進した矢先、同年11月初頭に写真週刊誌FLASHのスクープによりグラビアアイドル出身ローカルタレントの小泉みゆきとの不倫が発覚。小泉はSNSアカウントを削除して逃亡。
玉木本人は11月11日に会見を行い事実を認め謝罪。
小泉は「高松市観光大使」を務めており、市のイベントなどで玉木と同席することもあり玉木夫人ともその席などで面識があり、彼女と会う時の何回かは妻に面会すること自体は伝えていたという(お泊まりやその先があったことを隠していた)。高松市も謝罪会見同日に小泉の観光大使解職の意向を表明した。
謝罪会見で玉木は妻子に「大事な時に何をやっている」ときつく叱責されたことを明かし、選挙の勝利でうわついた気分があったことを認めた。
FLASHの記事によると夏にはすでに同誌が情報をつかんで現地で張っており、選挙準備の運動中にも高松市内のビジネスホテルで会っていた様子が撮られていた。
SNSなどでは陰謀論を唱えて「陥れられた」と擁護する声もあり「私生活なので政治とは関係ない」という意見もそれなりにあったが、Youtube番組の主催者が「生配信番組に出演する予定を多忙だと嘘をつきキャンセルして小泉と会っていた」ことを暴露(参照)するなど仕事に対する姿勢にも批判が殺到。
本人が完全に全てを認めたことと撮られた時系列などからして「わきが甘すぎる」という批判も当然多く、元々のネットでのニックネームが「タマキン」だったことから「タマキンのチン上げ」という下品な弄りも盛り上がることになった。
代表辞任や議員辞職自体は避けられたものの、同党の伊藤孝恵議員からリアルでもSNSでも「何やってんだ」と厳しい言葉をぶつけられ、お詫びがてらの都内の街宣でも罵声が飛ぶことになった。
政策・主張
経済
アベノミクスを「評価しない」
カジノ解禁に「賛成」
憲法
憲法改正に「賛成」
「プライバシー権に関する条項を新設する」
「各都道府県から必ず1人は参議院議員を選出するよう明記する」
「地方公共団体の権限強化を明記する」
「憲法裁判所を設置する」
以上の4つを主張
憲法に緊急事態条項を設けることに「反対」
憲法9条改正に「反対」
国防
普天間基地の辺野古移設に「反対」
日本政府が尖閣諸島を国有化したことを「評価する」
核武装について「将来にわたって検討すべきではない」
安全保障関連法について「評価しない」
日本が原子力潜水艦を保有するなど抑止力を働かせることを「検討すべき」
北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受けて、四国にPAC3の配備の必要性を主張した
外交
「村山談話」と「河野談話」を「見直すべきではない」と主張
歴史
首相の靖国神社参拝について「反対」
外国人
外国人参政権に「反対」
エネルギー
原子力規制委員会の新基準を満たした原子力発電所は再稼働すべきと「主張」
ジェンダー
夫婦別姓に「賛成」
同性結婚に「賛成」
LGBT法に「賛成」
クォータ制に「賛成」
関連タグ
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