概要
- 希望の党(2017):2017年結党
- 希望の党(2018):2018年結党
歴史
旧・希望の党
希望の党は、2017年に結党された国政政党。東京都政の地域政党「都民ファーストの会」の国政版といえる。党首は東京都知事の小池百合子が務める。
先述の「都民ファーストの会」を支援した国政の政治家が中心となって2017年9月25日に結党される。
若狭勝ら小池百合子に近い人物が創立メンバーとなった。
結党直後に衆議院が解散され、国政野党第一党である民進党から保守派が加わり一大勢力に成長した。
民進党の前原誠司代表は希望の党との合流を目指し、民進党の候補たちは第48回衆議院議員総選挙では「希望の党」の候補として立候補させる方針を示した。
しかし、安保法制などに対する考え方の違いなどから希望の党の候補となることを拒むものもおり、希望の党側も公認を拒否する人物がおり、民進党の一部は枝野幸男が立ち上げた立憲民主党から出馬した。
その後の政策などを巡り小池の側近でも離れるものもいるなど、当面は混乱も続いている。
2017年11月14日に小池が「創業者の責任を終えた」として党首を退き、現在の代表は玉木雄一郎。
2018年4月27日に、旧民主党系野党の合流や再編に伴い、解党することとなり、5月6日、行き過ぎた審議拒否で有権者に袋叩きにされながら消滅した。
新・希望の党
旧・希望の党の民進党合流を伴う国民民主党への改編に際し、元々小池百合子氏に近い政治スタンスの国会議員が合流から離脱し、立ち上げた政党。
政治的立ち位置からすると本来こちらの方が本家と言えるが、制度上は旧・希望の党の後継団体は国民民主党とされており、現在の希望の党は2018年5月8日に結党した新党とされている。
『希望の党』を襲名するにあたって、小池氏の同意を得ているが、小池氏の特別顧問就任は固辞された。
現在のところ、所属議員は政党要件を満たす最低限の5人しかおらず、全員が役付きの状態である。しかし、再編前に希望の党から離脱した長島昭久、細野豪志、前原誠司など現在無所属で活動している旧民進党右派議員がおり、彼らの動向次第で今後の流れが決まっていくことになると思われる。
所属議員
松沢成文 - 党代表、参議院
行田邦子 - 幹事長、参議院
井上一徳 - 政調会長、衆議院
中山成彬 - 最高顧問、衆議院
中山恭子 - 顧問、衆議院