概要
1981年に新潮社から創刊された「FOCUS」が走りといわれている。
1980年代前半に次々と他社からも同様の雑誌が創刊され、芸能人のスキャンダルなどの過激な記事を取扱い一時はブームとなった。
しかしその強引な取材方法が度々問題視され、スクープ合戦の加熱により人権無視や住居などへの不法侵入も辞さない例も多く発生した。
特に1985年の日航機墜落事故の取材に際しては現場に散乱する遺体写真などの掲載、生存者に関するスクープを取るために彼女らが入院する病院に侵入するなど倫理的な問題のある取材が目立った。
また芸能人のスキャンダル取材に関しても問題のある追っかけグループと繋がってプライベート写真を買い取ったり、やらせの域に達する記事なども掲載され、果ては自殺した芸能人の遺体写真を掲載する等の暴挙も相次ぎ、訴訟沙汰も何件かおきた。
1986年にはビートたけしが強引な取材に激頏してたけし軍団を率いて「フライデー」編集部を襲撃。
やがて過激化合戦に走りすぎた写真週刊誌への世間の目は厳しくなり、各誌の売上も下がっていき、2001年までに開祖的存在だった「FOCUS」を含む3誌が休刊、現在は2誌(フライデー、FLASH)のみになり、残った2誌もスキャンダル偏重からアイドル系芸能事務所とタイアップしたグラビア記事などの割合を上げている。