概要
この雑誌は1993年に元朝日新聞の記者や反戦活動家、評論家等が集まり、読者からの出資を募り創刊された週刊誌であり、販売形式としては書店での販売よりも定期購読が主である。なお、正式名称は金曜日である。
スポンサーなどにおもねらずに市民の立場から主張できるジャーナリズム、権力を監視し物申せるジャーナリズムを目指して創刊された。
内容としては一般的にリベラル・左翼的な論調で知られ、現在の政権与党である自由民主党や、不正を行っていると編集部がみなす企業に対し、常に厳しい姿勢で批判している。
概要
この雑誌は平成4年に廃刊となった朝日ジャーナル( 朝日新聞社がかつて発行していた週刊誌であり、報道・解説・評論をメインとして取り扱った )の後継として読者より出資を募り平成5年に定期購読専用の雑誌として月刊誌で発売。同年購読者の増加により週刊誌となる。
当初は一部の書店売りを除き定期購読のみであったが、1990年代後半からは書店売りや図書館への購入、月払いの定期購読(この場合定価になる)にも力を入れていると思われる。
内容
「権力は腐敗する、そのため監視が必要」という考えにより日本やアメリカ合衆国政府だけでなく、中華人民共和国やロシアに対する批判も行っている。したがって格別に「反米」「親米」「親露」といった外交上のスタンスは見受けられない。
ただし会社設立等の経緯より読者は革新的思想を持つものが多いため、読者に迎合する一面も見られる。
また、大韓民国の進歩派系日刊新聞『ハンギョレ』( 日本語版 )と提携関係にあり、同紙が取材したライダイハン問題や従軍慰安婦問題、歴史教科書問題など、日韓関係や韓国の保守派への批判記事をしばしば転載している。
会社に関して
また、会社自体はこの雑誌のほかに雑誌の連載等をまとめた書籍も出版販売しており、有名なものは『買ってはいけない』シリーズ( 有名企業の商品に関して危険物質などを含有しているなどの情報を記載した書籍 )や、巨大企業の正体( 企業や業界のタブーなどを記述した書籍、トヨタ、電通、三菱重工、日本航空、セブンイレブンなどが槍玉に挙げられた )があげられる。
なおこの『買ってはいけない』シリーズは『「買ってはいけない」は買ってはいけない』(夏目BOOKLET)、『「買ってはいけない」は嘘である』(文藝春秋)等の多数の反論本が出ている。
と学会著の『トンデモ本の世界R』では陰謀論、UFO等の定番トンデモ・ジャンルや右翼系ベストセラー『戦争論』(小林よしのり著)とまとめて左翼系ベストセラーとしてトンデモ本として取り上げられている。
関連タグ
フライデー:講談社発行の週刊誌。タイトルの類似だけで関係はない。