概要
外国や外国人による、ロシア連邦・ロシア人・ロシア文化に対する友好的、肯定的な思想や言動を指す言葉。
対義語は反露。
一言に「親しむ」といってもその背景は様々で明確な定義はなく、時代によっても様々に変化する。
「ロシア連邦」という国の政治的な姿勢・思想に現在進行形で賛同していることもあれば、文学や芸術、言語といった文化面には関心があるが政治的なものには同調しない、歴史好きで現代のロシア情勢には詳しくない、というものもあり、何にどの程度理解と共感を示しているかは個人差がある。
近年ではロシアによるウクライナ侵攻について、基本的人権の考え方や平和主義に基づいて、日本を始め多くの国々から(侵攻した側の)ロシアに対し批判的な姿勢が出されているが、SNS等では何らかの形で親露であることを公言していた人たちが「反露」の思想を持つ人に過剰に攻撃される、あるいはそれを恐れて好意を表明できなくなるという事態も起こっている。
一方「ロシア(の人々や文化、歴史など)は好きだが、今のロシアの体制やウクライナ侵攻には反対だ」とした上で発信を続ける人も多く、あくまで親露=ウクライナ侵攻(戦争)の肯定というわけではないことが大半である。無論侵攻およびロシア政府の体制に対して肯定的な親露派もおり、それぞれについて混同が見られるのも事実である。