曖昧さ回避
- 有名人を付け回してスクープ写真を狙うカメラマン達の総称。
- 『世にも奇妙な物語』のエピソードの1つ。
1の概要
由来は映画『甘い生活』に登場する報道カメラマンの「パパラッツォ」から。この「パパラッツォ」は同映画の監督フェデリコ・フェリーニの出身地であるイタリアで「ヤブ蚊」の意味である。
欧米では芸能人はもちろんのこと、その家族や恋人、または王族などをも追い回しスキャンダル写真を撮ろうと必死になる。
殆どがフリーランスであり、スクープ性の高い写真はタブロイド紙などに高額で買い取られる。
しかしその過剰な活動が問題になることも多い。中には彼らから逃げようとして交通事故を起こした者やパパラッチと喧嘩になった者もおり、ダイアナイギリス元王太子妃の死亡事故の際もパパラッチとのカーチェイスが要因であったため問題になった。
我が国の最古のパパラッチの例は、1871年に、明治天皇が横須賀造船所に行幸した際に無許可で写され、初めて写真に姿を留めた事件である。このとき、天皇の写真を撮影したのはオーストリア人写真師・ライムント・フォン・シュテイルフリートであった。数人の側近たち(余談だが、この側近たちの一人が西郷隆盛であるという噂がある)と共に写った白い束帯姿の天皇の隠し撮り写真は当時、天皇を無断で撮影したということが問題となり、政府によって原版や紙焼きの写真が一時回収されたが、1枚はシュティルフリートによって日本国外に持ち出され、複数枚が複写され土産物販売店で出回っていたという。
政府はこの一件で国家元首の公式の肖像の必要性を認識し、その年のうちに天皇の公式肖像写真が撮影されることとなった。
関連タグ
二次創作でパパラッチ役が多いキャラクター