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概要

『Link!Like!ラブライブ!』とは、ラブライブ!シリーズの新作モバイルアプリである。

公式略称は「リンクラ」。

配信元はオッドナンバー

蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の活動のプラットフォームとなるアプリ。

ラブライブ!シリーズの既存アプリである『スクールアイドルフェスティバル』や『スクフェスALL_STARS』などのゲームのみアプリと異なり、ライブやトークの生配信、育成カードゲームなど、多彩なコンテンツを総合的に楽しめる内容となる。

来歴

2022年10月16日から11月1日にかけてアプリタイトル案を募集。

最終投票を経て、2023年1月30日、『ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ』の公式Twitterで正式名称が公開された。

2023年2月10日、ロゴを発表。これまでの単独タイトル作品のように、「School idol project」が含まれている。

2023年4月15日、一部の機能のみ実装された「アーリーアクセス版」を配信開始。アプリ内および公式サイトにて、正式版を5月リリース予定であることを告知

5月15日、正式版リリースが5月20日に決定したことを告知

5月20日、当初の18時リリースからメンテナンスの延長を重ね、23時30分をもって正式版がリリースされた。

スタッフ

キャラクターデザインの飯塚はシリーズ初参加のアニメーターで、『アイドルマスターsideM』や『あんさんぶるスターズ!』など女性向けアイドル作品でもキャラクターデザインを手掛けている。

製作委員会には、主要三社に加え、ブシロードが最初から加わっている。

原作 矢立肇

原案 公野櫻子

キャラクターデザイン 飯塚晴子

シナリオディレクション 矢野俊策

シナリオ みかみてれん藍藤唯川岸殴魚更伊俊介

製作 プロジェクトラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ(バンダイナムコフィルムワークスバンダイナムコミュージックライブKADOKAWAブシロード

コンテンツ

大別して4種類のコンテンツが内包されている。

スクールアイドルコネクト

蓮ノ空メンバーによるリアルタイム配信コンテンツ。トーク配信のWith×MEETSと、ライブ配信のFes×LIVEの2つがある。

Fes×LIVE

キャラクターとしての「蓮ノ空」のメンバーによるリアルタイム3Dライブ配信。3ヶ月に一度かつ月末頃に開催される。

ユーザーによる応援コメントを送ることができる他、画面の下端を任意の色で彩るペンライト機能、手拍子機能がある。

最大の特徴は動画での配信ではなく端末側でレンダリングされるリアルタイム3Dであり、ライブ中にカメラ(視点)を切り替えたり向きやズームを操作することができる事。視点の中には特定のメンバーを選んでフォーカスし続ける物も。

103期5月度Fes×LIVEまでは誰でもこの機能を使用できたが、103期6月度Fes×LIVEからは視点の選択肢を増やすにはスクステのライブグランプリをプレイしてFes×LIVEチケットを入手する必要がある。(視聴そのものはチケットがなくても可能)

チケットランクが高いほど視点の選択肢が増える。

アーカイブはサービス開始からしばらくの間アプリ内に機能が無くYouTubeに配信されていたが、2023年7月1日にアーカイブ機能が実装された。

視点の変更については「技術的な事情」でアーカイブの公開から2〜3週間の間のみ可能で、以降は録画された動画に切り替わるため視点の変更は出来なくなる。

With×MEETS

キャラクターとしての「蓮ノ空」のメンバーによるリアルタイムのトーク配信。基本的に週3回配信を行っている。1回の配信の時間は20分~30分程度。

ユーザーはコメントを送ることができ、リアルタイムでコミュニケーションできる。

横画面配信と縦画面配信があり、1人で配信するときには縦画面、2人以上のときは横画面となる。

正式版からはギフトを贈る事が可能になった。ギフトはガチャのおまけとして入手可能。

多くの配信に「With×MEETS AFTER」と題されたおまけ枠が設定されており、通常配信が終了するまでにギフトを贈り、一定以上のポイントを獲得すると数分程度の追加配信が視聴できる。

アーカイブについてはFes×LIVE同様アーカイブ機能が無くYouTubeに配信されていた。アーカイブ機能実装後も1週間時差を付ける形ではあるがYouTubeへの投稿は継続されている。

活動記録 (ストーリー)

「蓮ノ空」メンバーの学園生活を描くストーリーコンテンツ。「スクフェス」や「スクスタ」と異なりゲームをプレイしなくても読み進めることが可能。

動画形式で、通常のアドベンチャーゲームでいう「立ち絵」はすべて3Dモデルになっており、台詞に合わせて細かく動く。

1話当たり複数のpartで構成されており、アーリーアクセス版では6話まで実装されていた。正式版リリース以降は1月当たり1話で、前半と後半に分ける形で月2回追加が行われている。

一部キャラクターは3Dモデルが存在せず、台詞のみ。PVなどで見られるイベントCGが表示されると思しき箇所は、3Dモデルを用いた止め絵になっている。

スクールアイドルステージ

「新感覚!ミュージカルカードゲーム」と称されるゲームコンテンツ。

アーリーアクセス版では未実装で、正式版リリースと同時に実装された。

詳細は個別記事で説明。

その他の機能

ガチャ

先述のスクールアイドルステージにて使用されるカード、そして前述のWith×MEETSで使用するギフトを獲得するためのコンテンツ。

カード

ガチャで排出されるキャラクターのカード。ライブグランプリ報酬でも入手可能。

このカードを用いて「デッキ」を構築し、先述のスクールアイドルステージのゲームをプレイするのが主な用途。

レアリティはR・SR・URの3段階に加え、特殊な方法・ガチャで入手するBR・DRがある。(覚醒後はそれぞれ「+」が付く)

専用ボイスや一部のカードにクロスボイスがあり、入手時・覚醒時・メッセージ開放時の3つはかなりの長文である。

時には当該キャラの重要な情報や、他のキャラへの感情が聞けることもあり、貴重な供給となっている。

例えば梢ならSR『アメアガリストリート』の綴理への言及、SR『夏めきペイン』の慈への言及など。

聞き直す際はコレクション→スクールアイドル→カード演出ボイスから。

イラストは覚醒前と覚醒後の2種類。

いずれもホーム画面に配置して眺めることができる。URのイラストは2Dアニメーション(ソフトはSpineを使用している)で動くがスクフェス2のようなリアルタイムではなく事前録画の動画の模様。

デッキの先頭に入れると、スクステのライブでSDキャラの衣装が変化する。

ギフト

ガチャで獲得したカードの枚数に応じて獲得できる。

1等から6等まであり、等数が高いほどポイントが高い。

このギフトをWith×MEETS開場中に投げることで、ポイントが蓄積される。

そのWith×MEETS中に1万ポイント以上ポイントが蓄積されれば、AFTER配信を視聴できる。

投げ忘れた場合もアーカイブ公開後に投げることができる。

ミッション

スクコネ、スクステなどで特定の条件を満たすことで、景品を獲得できる。

一日ごとにリセットされるデイリーミッション、毎週月曜にリセットされるウィークリーミッション、期限のないメインミッションがある。

メイン以外は、ミッションを達成すると「花びら」というアイテムが獲得できる。各分類ごとに「花びらを〇枚集める」というミッションがあるため、それを達成するとSIScaが獲得できる。

ちなみに、ミッションはすべてクリアする必要はない。

例えばデイリーミッションでは、花びらを獲得するミッションが6種あり、すべてクリアすると花びらを8枚獲得できる。

一方で、SISca獲得ミッションをすべてクリアするには花びらを6枚クリアすれば良いので、2枚は余剰となる。

プレゼント

ログインボーナスやイベント報酬、スクコネ視聴報酬などが贈られるボックス。

ショップ

SIScaなどを購入できる。

コレクション

今までに獲得したカードなどを閲覧できる、アルバム機能。

ステッカー、4コマ漫画「りんく!らいふ!ラブライブ!」、スクールアイドル、カードを閲覧できる。

「スクールアイドル」では、メンバー個々のプロフィールの他、参加楽曲、システムボイス、今まで獲得したカードに付随する演出やボイス、カード一覧、Fan Lv.情報を確認できる。

特に、特訓(覚醒)したカードの特訓前イラストや入手時・特訓時ボイスは、このコンテンツ内でしか閲覧できない。

サークル

他のユーザーとチームを組む機能。

交流の他、毎月開催される定期イベント「サークル対抗戦」では共にランキングに挑戦することになる。

サークル対抗戦の結果によって、S、Aなどのランク付けがされている。

お知らせ

運営からのお知らせ。ストーリーやガチャの更新、修正情報が得られる。

フレンド

2024年6月現在、未開放のコンテンツ。

アイテム

With×MEETSで使うギフト、スクステでメンバーの育成に使う素材などの所有状況が確認できる。

サウンド設定、各種設定、メニュー

その名の通り、こまごまとした設定周りのコンテンツ。

推奨スペック

・iOS

推奨端末:iPhone 12 以上の端末

・Android

推奨端末:Snapdragon 888 相当以上

※詳細は公式サイトの推奨プレイ環境を参照

以上の通り高いスペックを要求している。これはアプリの挙動から端末側でリアルタイムレンダリング処理を行っている為と推測されている。

当初は低スペック向けサポート機能は存在しなかったが、後のアップデートでグラフィック設定(低画質・通常画質・高画質の3択)やFes×LIVEの再生モード(タイプBは視点が変更出来ない為ストリーミング再生と思われる)が追加された。

推奨を下回っているからと言ってプレイ出来ないわけでは無いが、スペックによってはFes×LIVEやWith×MEETSでカクつき、一時的なフリーズ等で視聴に支障をきたす場合がある。

余談

  • 活動記録(ストーリー)の新エピソードの追加、ガチャの追加、イベントの開始など、ほぼすべての更新が正午に行なわれる。以前は10時更新で、学生であれば授業中、社会人もシフト制の仕事などでなければ就業中であるため、更新と同時にプレーすることが非常に難しかった。
  • スクフェス2が同シリーズのスマホゲームとして同日にリリースされた。シリーズからブランドの違う2作品のスマホゲームが配信されることは異例の事態であった。しかし、諸事情によりスクフェス2は2023年度末をもってサービスを終了、本アプリは存続と運命が分かれた。しかし、スクフェス2の称号の一部を本アプリに引き継ぐ機能が存在しており、シリーズファンへの配慮がなされた。サービス終了発表前以前よりこの2アプリを比較して、片方を批判する心無いファンも見られたが、両方とも楽しむシリーズファンも少なくはなかったことが証明できる心意気である。

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