概要
AVGN=Angry Video Game Nerd=『怒れるゲームオタク』という、YouTubeで公開されファミコンを中心にレトロゲームを実際にプレイしながら紹介してゆく番組の題名およびMCを務める男性の役名。メガネでポケットにボールペンを刺しまくったワイシャツのナードスタイルと、アメリカ産瓶ビールのローリングロックがトレードマーク。その部屋は大量のゲームソフトとハード、周辺機器に埋め尽くされ、ゲーム雑誌ニンテンドーパワーの付録ポスターが壁紙代わりに張りめぐらされている。
あくまでレトロゲームのレビューを主にしているためか、昨今のゲームや2000年代前後のゲームのレビューは基本的にしない。
ただ本動画のレビューはバラエティ要素が優先されているため、正確さを欠く場合もある。(「ハイドライド・スペシャル」のセーブ機能を紹介せずパスワード制にキレるなど)
(あくまでAVGNというキャラクターとして)Nostalgia Critic (懐古批評家) と敵対しているが、現在休戦中。
プレイしたクソゲーや、そのクソゲーを薦めたゲストには苛烈な制裁が加えられる。(火あぶり、トイレに流される、脱糞など)「スーパーマリオブラザーズ3」など誰もが認める良ゲーをプレイする時もあるが、なんだかんだでキレてしまう。
しかし、暴走したファミコンロボが全てのクソゲーを消し去ろうとした時、命を賭してクソゲーたちを守った。愛ゆえである。
AVGNシリーズの人気は今なお高く、自らメガホンを取り映画化され、さらにゲーム化された「Angry Video Game Nerd Adventures」はWindows(Steam)やWiiU、3DSでDL配信されている。
※但し、続編の「Angry Video Game Nerd II: ASSimilation」はWindows版のみがリリースされた。また、現在日本から購入可能なのは2作品ともSteamで配信されているWindow版のみである点には注意願いたい(CS機版はリージョン制限により購入不可)。
ジェームズ・ロルフ(James Rolfe)
1980年米国ニュージャージー州生まれの映像作家。
かつてアングリーニンテンドーナード (ANN=Angry Nintendo Nerd) の名でyoutubeを中心に映像を発表していたが、現在はアングリービデオゲームナードに名を改めシネマサカー.comで作品を発表中。
古いクソゲーにムキになるオタクという滑稽なキャラクターと、映像製作に対する深い造詣が評価され、シリーズ100作目を超えた今もなお人気を博している。時折ゲームレビューから脱線し、映画のパロディやナードの活躍も描かれる。その際の、映画さながらの凝った映像表現もまた人気の所以。AVGNの発表以前に自主映画の制作も手がけている。
ナードとしてE3などのレポートを行う事もある。任天堂ファンとしても知られ、NintendoWii発売時には、特別編としてWii応援動画をアップロードしている。
ゲームの知識は深く、ゲームの元となった出典や歴史を紹介したり、古今東西のゲームハード、コアな部分では世界最古のゲームハードとなる「オデッセイ」や開発中止となった「セガ ネプチューン」(メガドライブ+スーパー32Xの複合機)と言ったマイナーな物まで知っている。日本産のゲーム機も持っている模様で、特にコンボイの謎の回では日本限定のゲームであることを紹介した上で日本版ファミリーコンピュータ(海外では「NES」)を使ってプレイしていた。
AVGNの他に、ボードゲームを中心に紹介する「ボードジェームズ」や、アニメ「シットピクルス」の製作にも関わっている。
ちなみにリアルでは既婚で1児の父の模様。
クソ度計
彼が今までプレイしたクソゲーはクソ度計という計器で6つに分類されている。
「クソかどうか議論する余地のあるゲーム」 |
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人によって評価が分かれる内容のゲーム。記念すべき第1回を飾ったドラキュラIIはここに分類されている。 |
「高濃度クソ汚染領域」 |
遊べなくはないが、まともな人間は近づかない方が良いゲーム。 |
「非常に高いクソ度」 |
深いトラウマを残しかねないゲーム。LJN製のゲームやVBのゲームはここにほとんど分類されているようだ。 |
「シビアゾーン」 |
マゾ専用の領域。もはや人の命を奪いかねない危険領域。Tiger製ゲームはここに配属されている。 |
「ジーキル博士の彷魔が刻」 |
クソゲーの極地。名指しされている時点でこれが究極だと言えるのであろう。 |
「赤信号領域」 |
そんな逢魔が時をも凌駕する論外領域。AVGN曰く、もはやゲームとしての基準を全く満たしていない。クソ度計にすら載せるべきでないゲーム。AVGNで紹介された中でも「香港97」「Big Rigs」「CRAZY BUS」「Desert Bus」「Plumbers Don't Wear Ties(配管工はネクタイを着けない)」の5作が該当している。 |
スタッフ
マイク・マテイ(Mike Matei)
タイトルイラスト担当。
基本的にロクでもない目に会う、ナードの隣人(という設定)。
コンパイルのシューティングゲーム、特にガンナックが好きとの事。
ギターガイ(Guitar Guy)
テーマソング担当。
ソファーの裏に住み、ナードの食べ残しで食い繋いでいる。
たまにレビュー本編にもゲスト出演し、ナードと一緒にゲームをプレイすることがある。
ドクロになってしまった期間あり(ちなみにFC版「怒」の復活コマンドを入力されて蘇生した)。
ブー(Boo)
ナードの黒猫。
ナードに襲い掛かったATARIジャガーを撃退した。
クソピコ(Shit Pickle)
「シッピコ」としか喋らない、おミソ付ききゅうり。
ゲスト
ナードの部屋には、プレイするクソゲーにちなんだゲストが訪れる事がある。ナードと共にクソゲーをプレイしたり、嫌がるナードに自身が出演しているクソゲーをプレイさせる。時にはプレイするゲームの開発者やゲームの登場人物が訪れる。ただし裸の女だけはやってこない。
バッ糞バニー(Bugs FUCKIN' Bunny)
普通にウザいウハギ。ナードの怒りに触れボコボコにされたが、その後鍛えたのか、二度目の登場では逆にナードをボコボコにした。時を超えたナードがクソゲーとの別れを決意した際には、ナードの代わりにクソゲーレビューを続ける事を申し出たが、なぜかボコられた。
オタ糞(Nerdy_turd)
ナードが自身の便から作り出したクローン。脱糞のような鳴き声しか発しない。
ジョーカー(Joker)
バットマンのコスプレをしたナード(バットナード)を縛り上げ、クソゲーをプレイさせた。最後は激怒したナードによってケツにクソゲーを押し込まれ失神した。
忍者(Ninnzya)
忍者龍剣伝を攻略するため、ナードが頼った。渋くて格好良く、でもどこか色々と間違ってるニンジャ。最終的に彼がナードに代わり本編をプレイするも、その鬼畜難易度に最終的には放送禁止用語を連発して去っていった。
スーパーメカデスキリスト2000B.C.ver4.0β(Super Mecha Death Christ 2000B.C. ver4.0β)
現代に蘇ったあのお方の最新ver。無数の火砲を装備し、悪魔に憑かれたマリオ3と戦った。
バグレムリン(Glitch Gremlin)
グラフィックをピクセル廃棄物の塊にしたがる悪魔。非常にハイテンションで非常にウザい。
ファミコンロボ(R.O.B.)
記念すべき100回目のエピソードに登場。最初はナードと一緒にゲームをプレイしていたが、終盤暴走。世界中の全てのクソゲーを自身のゲームに変えるという暴挙を犯すが……
クソジジイ
悪魔の毒々モンスター回に登場。その正体はトロマより送り込まれたロイド・カウフマン監督御本人。下品でいいかげんでホラ吹き。監督がクソゲーにゲリ便をぶちまけ、たまらずナードがゲロをぶっかけるという夢のコラボを果たした。
シーマン(Seaman)
第136回目にして初めて遊んだSEGAのドリームキャスト用のソフト(但し北米版)。semenではない。ネタ切れ防止のために視聴者達がナードのために掘り起こしてくれた。最初はその気味悪い生態と神経に触るような言動が為にナードは動揺したり嫌がっていたが、案内役である故レナード・ニモイの為にと割り切った結果、自然と心を通わせることができた。しかし、会話を重ねるにつれてSEGAの恐るべき野望に気づいてしまう。それを阻止するため、シーマンをもう一度過去の遺産にしようとする。ドリームキャストの時計設定を利用して時間を早送りしたまでは良かったが…。
ケイス(Keith Apicary)
第143回目にて登場。コメディー俳優兼ダンサー。
サンタの所からメガドラの周辺機器を盗んできた。
ナードと共に周辺機器を使ってメガドラをプレイするが最後はプレイそっちのけのドタバタ劇へと発展した。
ピザ配達員
ナードにホームアローンのクソゲーをデリバリーしに来た謎のピザ配達員。
その正体はなんと、かつてホームアローンに主演したマコーレー・カルキン本人。
その他
この他にも近所の人達や他のレビュアーなども出演したことがある。
AVGN主題歌
原語
He’s gonna take you back to the past
to play shitty games that suck ass.
He’d rather have a buffalo
take a diarrhea dump in his ear.
He’d rather eat the rotten asshole
of a road-killed skunk and down it with beer.
He’s the angriest gamer you’ve ever heard.
He’s the angry Nintendo Nerd.
He’s the angry Atari Sega Nerd.
He’s the Angry Video Game Nerd.
When you turn on your TV
Make sure it's tuned to channel 3.
He's got a nerdy shirt,and a pocket pouch
Although I've never seen him write anything down.
He's got a power glove,and a filthy mouth
Armed with his zapper he will tear these games down
He's the angriest gamer you've ever heard,
He's the angry Nintendo nerd.
He's the angry Atari Sega nerd.
He's the Angry video game nerd.
He playes the worst games of all time.
Horrible abominations of man-kind.
They make him so mad he could spit.
Or say Cowabunga....
"Cowa fuckin' piece of dog shit!!"
They rip you off and don't care one bit,
But this nerd he doesn't forget it.
Why can't a turtle swim?
Why can't I land the plane?
They got a quick buck for this shitload of fuck!
The characters names are wrong.
Why is the password so long?
Why dont the weapons do anything....?
He's the angriest gamer you've ever heard.
Games suck so bad he makes up his own words.
He's the angriest most pissed of gaming nerd.
He's the angry...
Atari,Amega,CD-i,Colecovision,Intellivision,Sega,NeoGeo,Turbo Grafx-16,Odessy,3DO,Commedore,Nintendo... Nerd
He's the Angry Video Game Nerd.
日本語訳
ヤツはキミを過去へいざなう
クソゲーを掘り起こすために
バッファローのゲリを耳に流し込まれた方がマシなのに・・・
ひかれて腐ったスカンクの尻をビールのつまみにした方がマシなのに…
ヤツは世界一ムカついてるゲーマー
ヤツは怒れる任天堂オタク
ヤツは怒れるアタリ、セガオタク
ヤツはアングリービデオゲームナード
テレビをつけたらチャンネル3
オタクっぽいシャツ、胸ポケットにはペン
使ってるとこ見たことないけど…
パワーグローブと毒舌がヤツの武器
ザッパーでクソゲーをぶったぎる
ヤツは世界一ムカついてるゲーマー
ヤツは怒れる任天堂オタク
ヤツは怒れるアタリ、セガオタク
ヤツはアングリービデオゲームナード
ヤツの相手は史上最低のゲームたち
恐るべき人類の宿敵だ
ヤツは激怒してツバをはく
もしくはこう言う
「カワバンガ…」
(台詞)
"Cowa fuckin' piece of dog shit!!"
あいつらは1ビットも気にしてないが
ヤツは絶対に忘れない
亀なのに泳げないのか?
なぜ着艦できない?
復活が早すぎるんだよクソが!
なんてキャラクター名だ
パスワードが長すぎる
武器はこれだけかよ
ヤツは世界一ムカついているゲーマー
ヒドイゲームをこき下ろすためなら、造語だって作っちまう
ヤツは糞ハードに激怒している
ヤツは・・・
アタリ、Amiga、CD-i、コレコビジョン、インテレビジョン、
任天堂オタク
ヤツはアングリービデオゲームナード
関連タグ
NostalgiaCritic(映画レビュアー、AVGNと共同でカードゲームを発売している)
HappyVideoGameNard(AVGNのパロディキャラクター)
JewWario(数々の和ゲーをレビューする、2014年1月 鬼籍に入られました)
有野課長(ゲーム実況プレイのパイオニア)
JDG(グルニエおじいちゃん)(欧州のクソゲー事情を紹介するフランス人レビュアー、Nostalgincriticに加えAVGNとも交流がある)
XBOX360 (AVGNのゲーマーアイコンが配信されている)
Steam (「AVGN Adventure」と「AVGN II: ASSimilation」の2作が''公認''アクションゲームとして配信されている)