概要
ベネズエラのプログラマーがGenesisソフトコンパイラを試験する為に製作したテスト用ソフト。バスを動かすシミュレーション。
元々は海外の掲示板で公開されていたソフトをセガジェネシス(海外版メガドライブ)用のソフトとして業者が勝手にカートリッジ化し販売したもの。
よくクソゲーの事を「これはもうゲームではない」と揶揄する事があるが、これはそういった揶揄ではなく真の意味で「ゲームではないもの」をゲームとして売りだした物なのである。
プログラミング用かつ海外の掲示板で公開された為、知名度こそ高くないが、AVGNのレビューでは世界最悪のクソゲーとして有名なあのBigRigs以下と評された。
某所を発端とした誤情報が出回ったため誤解されているが、そもそも正規商品としては流通しておらず、またバス会社にも許可は取っていない(ゲーム開始時の画面で「NOT LICENCED」と強調されている)。
問題点
・ゲーム内容は上記の通りバスを動かすシミュレーションだが、操作内容はキーパッドでバスを左右移動(上下の移動は無い)、ボタンでクラクションを鳴らすだけで、レースやバスを自由に動かせるドライブモード、盛り上げ要素は一切無し
・スタート地点からバックすると座標値がオーバーフローする
・機種がメガドライブとはいえ、21世紀のゲームとは思えない、初期のファミコンレベルの低水準なグラフィック
・BGMはタイトル画面とバス選択画面でランダムで1音毎に自動生成されたものが流れる(なお、内部処理が異なるため、良く聞けば音階が違うことが分かる)。サイケな不協和音で頭と耳に襲い掛かり、プレイヤーを不快にさせる(全世界・全年代のソフトをかき集めた中で「最底辺」レベルのクオリティ)
・おまけにSEも雑な作り
・スコアの記録やセーブ機能は一切無し
評価点
・テスト用ではあるが画面が止まる、バスの挙動がおかしくなるといった致命的なバグはない
関連動画
※この動画はかなり詳しく解説はされているが作者も時間を無駄に出来る人だけ見てくれと言っている。
関連タグ
240p_Test_Suite:こちらは逆に、テスト用ソフトとしての品質は高いが背景パターンを無断使用している。