概要
オランダのフィリップスとソニーと松下電器が共同開発したCD規格で、インタラクティブなソフトウェアを扱えるようにした。正式名称は「Compact Disc Interactive」。規格書はグリーンブックと呼ばれる。
主なアプリケーションフォーマット
- CD-i ready
音楽CD(CD-DA)との互換性があり、CDプレイヤーに入れるとオーディオ部分のみ再生される。
- CD-i Bridge
CD-ROM XAのディスクをCD-iプレイヤーで扱えるようにした規格。このCD-ROM XAは元々CD-iのマルチメディア機能をパソコンでも使えるようにした規格であり、それがCD-iに逆輸入されたような格好。
- CD-BGM
シナノケンシが提唱。双方向機能を省き、業務用BGMに特化している。
- CD-i DV
MPEG-1方式のデジタル映像を再生できるようにした規格。
ゲーム用途として
1991年末に、フィリップスは本規格に基づいたマルチメディア機(ゲーム機)「Philips CD-i」を発売した。
「ホテルマリオ」や「ゼルダの伝説 ギャメロンの杖」等のクソゲーが有名(当時フィリップス社は任天堂からライセンスを受けていた)。
その他、ジャパンインタラクティブメディア(JIM)などから教育用ソフトウェアが発売されていた模様(例:PCIX-1「CD-i あいうえお」)。東芝イーエムアイは「CDIカラオケ」シリーズを発売していた。